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ぱくぱく もぐもぐ おきなわ調味料調査部 vol.6 砂川 麻衣子

2010年04月08日 | 木曜(2010年3~4月):砂川 麻衣子さん
みなさまこんにちは。
先週自分で書いた、琉球王朝という文字に
うっとりしているプカプカスナガワです。
いかがお過ごしですか?
もしかしたら、そんな私のことを(ちょっと気味が悪い)と
思った方もいらっしゃるかも知れませんがイヤイヤ、
ちょっと聞いて下さい。

うっとりするのは訳があります。
最近プカプカスナガワが読んでいる
「テンペスト」これがとても面白いのです。



こちらは池上永一さんの小説で、琉球王朝末期が舞台となってます。
物語はまさに題名のごとく嵐のような怒涛の展開。
恋愛要素もあるので女性向きなのかな…。
とても読みやすい文体ですし、首里城や沖縄の風景描写が素晴らしいので、
沖縄ってこんな感じかーと、
思いをはせるにはもってこいの小説ではないでしょうか。
まだ若夏の巻の中盤ですが、
早く時間を作って続きが読みたい今日この頃です。


はてさて、そんなテンペストの登場人物たちに思いを寄せながら、
本日はお料理に欠かせない沖縄の「お塩」を紹介いたします。



海に囲まれた沖縄には様々なお塩がたくさん作られています。
こちらは人それぞれとも思いますが、わたしは黒潮源流塩
(くろしおげんりゅうえん)が一番好み。
そこで、今回は黒潮源流塩を使って、きっとテンペストの登場人物達も
(まだ言うか!)食べていたに違いない(?)
沖縄の代表料理でもあるスーチカーを作ります。

【琉球王朝時代にも食べていた(かもしれない。笑)スーチカーの作り方】

豚肉 (三枚肉かたまり)&お好きな塩(粗塩)
(こちらの分量は目分量なので省略させていただきます。)

1.お塩を肉全体にまぶします。
2.漬けておくと肉から水分が出てくるので捨てます。
 (水分を捨てないとそこから腐ってしまいますので注意です)
3.また塩を全体にたっぷりすりこみます。
4.これを3.4日繰り返しす。
5.食べる分だけを切って、たっぷりのお湯で茹でます。

本当は2週間くらいは漬けこんでおくそうですが、
私は早く食べたいので省略。食いしん坊万歳!
スーチカー自体が調味料として、自由自在に使えますので
たくさん作っておくと大変便利ですよー。



今回のメニューは、スーチカーの粒マスタード添えです。
スーチカーはすっぱいものとの相性もいいので、ピクルスなどと一緒に
食べると「オオ!」と、うなって下さるのではないでしょうか。
どうぞ、お試しくださいね。

さて来週は、「アレ」を紹介したいんですが、
なかなか見当たらないんですよね~。
はてさて、見つかりますでしょうか…?!
(と、いう、気になる予告で終わります!)