日々精進生活

日々、自己反省をしながら、思うことを綴る日記。

続・どんな気持ちで・・・

2007-01-19 11:53:00 | 普段の生活より
今日は、先週の検査結果を聞きに行ってきて、そのことを書きたかったりするのですが(笑)、昨日の続きを書いておかなくっちゃ・・・

という事で、昨日の続きです^^


Aさんとは、母の実父である。そして、私の実の祖父でもある。
祖母は、実子を4歳の頃、亡くして以来、子どもができず、実弟のところに生まれた母を養子として育てたとのことだった。

そういえば、昨年末、親戚のおばさんの葬式で、Aさんの話がちょこっと出たなぁ・・・

私は、このAさんの存在をこれまで知らなかった。
祖母に弟が居たということを教えられていなかった。
(祖母と母が実の親子ではないことを隠していたからだろうけれど・・・)
かすかな記憶をたどってみると、祖母がAさんの名前を何度か口にしたことがあったなぁ。という程度・・・
Aさんは、母が生まれた後、肺結核で若くして亡くなったとのこと。
手八丁、口八丁のかなりのやり手だったらしい祖母が、結核に効くと言われる良い薬をいろいろと取り寄せてくれても、頑として飲まなかったらしい。
それほどまでに祖母を拒否していたということだろう。

結果、亡くなったAさん。
どんな思いで亡くなったのだろう。
祖母や祖父を憎んだままだったのだろうか・・・
何故、そこまで憎むことになったのか。
祖父のことは全く知らないが、祖母は確かにやり手だったけれど、
愛情深い人だった。
心は真っ直ぐな人な人だった。
その真っ直ぐさが、仇となったのだろうか・・・

その後、Aさんの奥さんは、再婚し子どもを授かり、我が家とは縁のない生活の人となったそうだ。
そして、Aさんの存在は、私達子孫?に語り継がれることなく、忘れられる存在となった。
(恐らく私の兄弟でこのことを知っているのは私だけ・・・)

昨年末に、たまたまちょこっとだけ話に出たAさん。
そして、Aさんが書いた文字(思い)を見つけてくれと言わんばかりに落ちてきた写真。

私はAさんのことを思った。
祖父や祖母の写真は飾られていても、Aさんの写真はどこにも飾られていない。
祖父や祖母の墓参りをしても、Aさんの墓参りはしない(母はしていたらしいけれど、場所が交通の便が悪く、ここ数年、行っていないらしい)。
誰もAさんのことを思い出す人がいない。
母の実の父。
そして、私にとっても血の繋がっている実の祖父。

今までさぞ淋しかっただろう。

私は母にAさんの写真を探して欲しいと頼んだ。
写真があれば、仏前にでも飾って欲しいと・・・

Aさんの魂が救われますように・・・

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