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大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

あんぽ柿本格出荷始まる

2014-12-06 19:58:23 | 原子力関係
NHK

福島県の県北地方特産の干し柿、「あんぽ柿」がことしも出荷の時期を迎え、5日、主要な産地の1つ伊達市で、東京などへの出荷を始める出発式が行われました。
「あんぽ柿」は、柿の実を煙でいぶしたあと、1か月ほど干して柔らかく仕上げた福島県の県北地方特産の干し柿で、原発事故のあと生産が自粛されていましたが、去年から、一部の地域で生産を再開しています。
ことしも出荷の時期を迎え、伊達市梁川にあるJA伊達みらいの施設では、5日、東京の市場関係者などを招いて出発式が行われ、あんぽ柿を積み込んだトラックの前でテープにはさみを入れて本格的な出荷の開始を祝いました。
JA伊達みらいによりますと、出荷するあんぽ柿は、すべて検査をして放射性物質が検出されていないことを確認しているということで、5日は、およそ300箱が主に東京などの大都市に向けて出荷されるということです。
試食した東京の市場関係者は、「甘くて、中もトロトロでおいしいです。東京でも売れると思います」と話していました。
JA伊達みらいの安彦慶一組合長は、「ことしは原料の柿も品質が良くおいしくできた。生産の前後にすべて検査をしているので、安心して食べてほしい」と話していました。
12月05日 12時49分

原発避難ガイドライン完成

2014-12-06 18:57:01 | 原子力関係
NHK
12月04日 12時37分
東北電力女川原子力発電所の事故に備え、宮城県は、女川町や石巻市など原発から30キロ圏内に住む、あわせておよそ21万人の避難先などをまとめたガイドラインを作り、各自治体は、これを参考に今年度中に避難計画を整備することになりました。
国の防災基本計画は、原発から30キロ圏内の自治体に住民の避難計画を整備するよう求めています。
宮城県の場合、女川原発の30キロ圏内には、女川町や石巻市、東松島市や南三陸町など7つの市や町があり、避難の対象となるのはあわせておよそ21万人に上ります。
宮城県は、こうした自治体が避難計画を整備する上で参考となるガイドラインをまとめ、このなかで住民が30キロ圏外へ避難する際の自治体を初めて示しました。それによりますと▼女川町は、栗原市へ。▼人口およそ15万人の石巻市は、仙台市や塩釜市など27の自治体へ、▼東松島市は、仙台市や名取市など5つの自治体へ。
▼南三陸町は、登米市などへ避難することになりました。
またガイドラインでは、住民が避難する際の流れも示されました。
それによりますと、一般の住民は自家用車やバスなどで避難し、離島や、道路の寸断などで孤立する可能性がある地域の住民は、ヘリコプターや船舶などで避難するとしています。
その上で、場合によっては避難途中に安定ヨウ素剤を受け取ることや、避難経路上に設置される「退域検査ポイント」を経由すること。
さらに避難先の自治体では、あらかじめ設定される役場などの「避難所受付ステーション」に立ち寄ってから、避難所に移動するとしています。
30キロ圏内の自治体は、このガイドラインを参考に年度内に具体的な避難計画を作るということです。

指定廃棄物 福島県に集約を

2014-12-06 17:53:35 | 原子力関係
NHK
12月04日 19時49分
宮城県の村井知事は、福島県の内堀知事と4日初めて会談し放射性物質を含む指定廃棄物を福島県に集約して処理するよう国に働きかけていることを伝え理解を求めました。
内堀知事は、国の方針通り各県で処分すべきだとして受け入れは難しいという考えを示しました。
村井知事は4日午後、就任のあいさつのため県庁を訪れた福島県の内堀知事とはじめて会談しました。
この中で村井知事は、国が各県で処分する方針を示している放射性物質を含む稲わらなどの指定廃棄物の処分場について、「県民や県議会から、『指定廃棄物をできれば福島県1か所に集約するように働きかけてはどうか』という声が届いている。この機会にそういう話を国としていることをストレートに申し上げたい」と述べ、福島県に集約して処理するよう国に働きかけていることを伝え理解を求めました。
これについて内堀知事は、「国には、『国が定めた方針に沿って責任を持ってしっかり対応して欲しい』と伝えている。その考え方は福島県の方針としては変わっていない」と述べ、受け入れは難しいという考えを示しました。

本県集約「国と協議」 指定廃棄物で宮城知事

2014-12-06 16:49:36 | 原子力関係
本県集約「国と協議」 指定廃棄物で宮城知事
 内堀雅雄知事は4日、宮城県庁で就任あいさつのため初めて村井嘉浩知事と会談し、村井知事は東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分について「県民や県議会から、最終処分場を福島県に集約するよう働き掛けてはどうだとの声が届いている」とした上で、内堀知事に対し指定廃棄物の本県集約を求めて国と協議していることを伝え、理解を求めた。
 これに対し内堀知事は「国が閣議決定した(各県ごとに処分の)基本方針に沿った対応を求めている。県の方針は変わっていない」と述べ、県として他県の指定廃棄物を受け入れる考えがないことをあらためて示した。
 内堀知事は会談後、県が環境省からの照会に対し県外の指定廃棄物を受け入れる考えがないことを伝えていることや、国が各県処分の基本方針を決めていることを挙げ「国として関係自治体としっかりと(話し合いに)臨んでほしい」と述べた。村井知事は「内堀知事からは『明確にお断りする』との話があった。内堀知事の発言を踏まえ、国が最終的な判断をすればいい」と述べた。
 環境省の担当者は「(村井知事の)発言を聞いていないのでコメントする立場にない」とした上で「環境省はこれまで(廃棄物が発生した)県内での処分を言い続けている」と従来の立場を強調した。
(2014年12月5日 福島民友ニュース)

「おふくろの味」で帰還支援 震災後初、小高に食堂

2014-12-06 15:50:29 | 原子力関係
東京電力福島第1原発事故に伴い、全域で避難指示が続く南相馬市小高区で8日、食堂「おだかのひるごはん」が開店する。仕掛け人は地元出身で、小高区に共同オフィスを開設、運営する和田智行さん(37)。「食堂の開店で(避難住民が)帰還を考えるきっかけになれば」と願いながら、「地元愛」で復興を食から支える。
 原発事故後、同市小高区役所で軽食を提供するカフェが営業しているが、同区で本格的な飲食店がオープンするのは初めて。ラーメンで有名な老舗「双葉食堂」の店舗を借り、店長を務める渡辺静子さん(66)ら小高区の主婦3人と共に営業する。一時帰宅した住民や作業員に温かい食事を提供し、地元で操業再開を検討する事業者の先例になろうと、9月から準備を進めてきた。
 メニューは当面、日替わり定食のみ。豚肉のショウガ焼きや煮魚、空揚げなどのおかずに小鉢、みそ汁を添え、優しい「おふくろの味」を提供する。2012(平成24)年から同区で有機栽培に取り組む農家の協力を得て、安全が確認された地元の野菜を使用。地場産品を使ったおかずで、風評被害払拭(ふっしょく)も目指す考えだ。
 「開店に向けて不安は大きい」と和田さん。4人はいずれも飲食業とは無縁で、全てが一からのスタートだ。だからこそ「素人でも小高で店を開けられる。その姿勢を見せたい」。住民の帰還に向けて生活環境を整えるには「事業者が先に戻るべき」というのが和田さんの持論だ。
 傷んだ店内の内装を取り換え、冷蔵庫や調理器具は自費で購入。保健所で講習を受けて「食品衛生管理者」の資格を取り、慌ただしく準備を進めてきた。開店が目前に迫った4日の店内には、渡辺さんと最終調整する和田さんの姿があった。
 「人間の生活に食は不可欠。小高に食堂があれば、ここで暮らせると思う人が増えるかもしれない」。住民帰還を願う和田さんの声に、渡辺さんの思いも重なる。「一時帰宅した人が足を運んで、昔なじみと近況報告に花を咲かせる。そんな気軽に立ち寄れる場所にしたい」。希望を胸に、開店の日を迎える。
(2014年12月5日 福島民友ニュース)

伊達で「あんぽ柿」出発式 出荷拡大に期待

2014-12-06 14:46:03 | 原子力関係
伊達で「あんぽ柿」出発式 出荷拡大に期待
 東京電力福島第1原発事故の影響で一時生産を自粛、昨年から加工を再開した県北地方特産の「あんぽ柿」の本格出荷を前に、県や関係市町、JAなどでつくる県あんぽ柿産地振興協会が5日、伊達市で出発式を行い、生産者や関係者が出荷拡大に期待を込めた。
 3年ぶりに加工を再開した昨季の出荷量は200トンだったが、今季は震災前の5割に当たる700トンを目標に出荷する計画。出発式には生産者や関係者ら約200人が出席し、テープカットで出荷開始を祝った後、非破壊式検査機器の説明や、あんぽ柿の試食も行った。
(2014年12月5日 福島民友ニュース)

東電、再値上げ見送りへ 14年度、コスト削減上積み

2014-12-06 13:44:44 | 原子力関係
共同通信社

東京電力が2014年度のコスト削減額を、政府がことし1月に認定した総合特別事業計画(再建計画)で目標額としていた5700億円から2500億円以上増やす見通しであることが5日、分かった。14年度中の電気料金の再値上げは見送る方向で最終調整する。

東電は、目標額の前提となっていた柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働が見通せないため、さらなるコスト削減が必要と判断した。9月に外部の有識者を交えた「生産性倍増委員会」を設置し、さらなるコスト削減策を検討していた。

(2014年12月 5日)

原発、再稼働差し止め請求

2014-12-06 12:43:32 | 原子力関係
福島民報

高浜と大飯の4基、福井の住民ら
 再稼働に向け、原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査が進む関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)、大飯原発3、4号機(同県おおい町)の運転差し止めを求め、福井県の住民らが5日、福井地裁に仮処分を申し立てた。

 大飯3、4号機については、福井県の住民らが起こした訴訟で、福井地裁が今年5月、地震対策の不備などを指摘し「原発には潜在的な危険性がある」として再稼働を認めない判決を言い渡したが、関電と住民の双方が控訴したため、確定していない。

 今回の申し立てには、この訴訟の原告を中心に、京都府や大阪府の住民ら計9人が参加。

(2014/12/05 14:10カテゴリー:社会)

休業の菓子店、5日再開 南相馬・原町の「菓詩工房わたなべ」

2014-12-06 11:42:38 | 原子力関係
福島民報

 東京電力福島第一原発事故で営業を休止していた南相馬市小高区の人気菓子店「菓詩工房わたなべ」が5日、同市原町区北泉の新店舗で再オープンする。
 小高区は全域が避難区域に指定され、営業は困難となった。社長の渡部幸史(たかし)さん(54)は全国で若い菓子職人の技術指導をしながら、再開の準備を進めてきた。長男匠さん(23)、次男新さん(18)、以前から勤務していた従業員らと力を合わせ開店にこぎ着けた。
 店の敷地は約1600平方メートル。店舗のほか、チャペル風の小屋や牛の置物を据えるなど楽しさに満ちた場所にするつもりだ。「お客さんと共有できる『遊び場』だね」と笑う。さまざまな仕掛けの裏には復興に向けた熱い思いがある。
 「自分たちのまちをどう再生させていくか。市民自らアイデアを出し、実行していかないと」と信念を語る。市外に避難している常連客は多い。お菓子を買いに来ることをきっかけに古里を訪れ、思いをはせてほしい-という願いもある。
 クリスマスは目前。開店と同時に繁忙期を迎える。渡部さんにとっても4年ぶりのクリスマスケーキ作りだ。自分で果物をトッピングして楽しんでもらうケーキなど新しいアイデアは次々と湧いてくる。「忙しいけどワクワクする。新たな出発だよ」
 午前10時から午後6時まで営業。水・木曜は定休。問い合わせは同店 電話0244(32)0751へ。

( 2014/12/05 08:34 カテゴリー:主要 )

桜島 人工地震起こしマグマ調査

2014-12-06 10:43:18 | 人工地震
桜島 人工地震起こしマグマ調査
12月5日 11時30分NHK

桜島 人工地震起こしマグマ調査
活発な噴火活動が続く鹿児島市の桜島で、ダイナマイトを爆破させて人工的な地震を起こし、地下のマグマの状態を探る調査が行われました。

この調査は、活発な噴火活動が続く桜島で地下のマグマの状態を調べ、将来起きると想定されている大規模な噴火の予知につなげようと、京都大学や気象庁などの研究グループが6年前から実施していて、4日夜は地下にマグマだまりがあると推定されている桜島の北東部を中心に行われました。
地震の際、揺れが波のように伝わる「地震波」が、地下の構造物の固さによって伝わり方や反射のしかたが変わることから、マグマの位置や量が推定できるということで、4日夜の調査では合わせて14か所の地下にダイナマイトを埋め、次々と爆破させて人工的に地震を起こしました。
また、ダイナマイトを埋めた穴は爆破の衝撃が逃げないよう水で満たされていて、爆破の瞬間、水が勢いよく地上に噴き出しました。
研究グループでは、桜島の地下のマグマの量がちょうど100年前に大正大噴火が起きたときのおよそ90%まで戻っていると見ていて、およそ260台の地震計を設置し、集めたデータを詳しく分析することにしています。
京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は、「桜島では今後10年以内には大規模な噴火が起こりうると考えている。定期的な調査を続けマグマの状態を把握したい」と話していました。

「浜通り事務所」5日に開設 中間貯蔵施設建設準備へ環境省

2014-12-06 10:41:59 | 原子力関係
福島民報

 東京電力福島第一原発事故に伴い生じた除染廃棄物を保管する政府の中間貯蔵施設の建設準備に向け、環境省は5日、いわき市に事務所「中間貯蔵施設浜通り事務所」を設ける。
 政府が中間貯蔵施設に特化した事務所を開設するのは初めて。原発事故の避難者が数多く住むいわき市に設け、同省の職員約10人が建設予定地の地権者の各種相談に対応するほか、用地交渉などでも活用する予定。
 開所式は5日午後1時半から、同市の事務所で行われる。事務所の住所は次の通り。
 いわき市平小太郎町2-6 いわきフコク生命ビル2階

( 2014/12/05 08:36 カテゴリー:主要 )

ウクライナの自由なマスコミが黙っていること

2014-12-06 08:59:10 | 原子力関係
12月 4 , 17:54
ウクライナの自由なマスコミが黙っていることロシアの声

ウクライナの自由なマスコミが黙っていること
© Photo: RIA Novosti/
ウクライナ政府は、同国のザポリージャ原子力発電所で事故が発生したことを認めた。危険な状態になったのは11月28日のことだが、現地のマスコミには、事故について報道しないように指示が出された。今後ウクライナでは、ジャーナリストたちの一言一言が情報政策省によって監視されるようになる。同省の創設は、ウクライナの新政権形成の際に承認された。

ウクライナのザポリージャ原発3号機で、変圧器が故障した。ザポリージャ原発は、欧州最大の原発。出力は6000メガワット。なお、1986年に全世界を震撼させる事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所の出力は4000メガワット。チェルノブイリ原発事故の後、他の国に被害が及ぶ恐れのある原子力施設におけるあらゆる事故について国際原子力機関(IAEA)へ通報することを義務付ける国際条約が採択された。しかしウクライナは、ザポリージャ原発での事故について沈黙することを決めた。電力の生産が停止したことで、ウクライナの様々な地域で暖房が止まり、停電が発生し、数百万人に影響が出た。しかしマスコミはこれについて報じなかった。ウクライナのマスメディアには、事故について一切報じてはならないという指示が出された。ウクライナが原子力発電所で緊急事態が発生したのを認めたのは、放射線物質の放出が確認されなかったことを確信し、外国のマスコミに大規模な停電に関する情報が漏れたあとだった。ウクライナ政府は、マスコミにどのようなニュース、どのような意見が伝わったのかを今後心配しないために、新政権の下に情報政策省を創設する決定を承認した。発表によると、情報政策省にはウクライナのイメージ形成、国内の情報空間への外部からの影響防止に関する課題が与えられた。ロシア下院(国家会議)情報政策通信委員会のセルゲイ・ジェレズニャク委員は、ジャーナリストたちはすでに新たな機関である「真理省」に呼ばれたと指摘し、次のように語っている。
「ウクライナ政府は、野蛮な政策を実施し、ドネツクおよびルガンスク両人民共和国の住民の大量虐殺を行っている。しかし、大量虐殺を隠すために、情報を秘密にして歪曲するための特別な措置を必要としている。そこでウクライナ政府は、専門的な省を創設する必要があると考えたようだ。」
ウクライナ政府はずいぶん前からこの方向で進んでいる。ウクライナでは、2月のクーデターの後、ロシアのテレビ局の放送が禁止された。またウクライナで人気のあるロシア人の俳優や歌手たちのウクライナへの入国も禁止された。名称に「ロシア」が入っている新聞や雑誌のライセンスも剥奪された。ウクライナではロシアの映画も上映されていない。ウクライナ政府は、慎重に選んだ言葉や画像で情報不足を補い、国民に影響を与える方針だ。政治情報センターのアレクセイ・ムヒン所長は、そのために情報政策省が創設されているとの見方を表し、次のように語っている。
「情報政策省は、言論の自由を制限し、現政府の意のままに現実を大きく歪曲することを優先するある種の情報秩序を構築するだろう。ウクライナの現政府が近いうちに国民の社会・経済問題を解決できることは恐らくない。しかし、幸福のイメージは必ずつくりだすだろう。これらの措置は全て、ウクライナが欧州の価値観や自由および民主主義の希求を宣言する一方で、全く正反対の状態にあることを示している。」
新たに形成されたウクライナ最高会議の議員たちは、共産党、共産党的なイデオロギー、その特性を禁止する法案を提出した。軍人たちが鉤十字の付いた制服を誇らしげに着用している国では、赤旗やレーニンに関する書籍が禁止されている。だがウクライナのマスコミでは、これが民主主義の現象として報じられるだろう。そうでなければ、「真実の省」の検閲を通ることはできないからだ。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_12_04/280881610/

目に見えない死の毛布が全てを覆う-悪夢だ-元WHO専門家は国連の福島報告書を激しく非難-癌患者の急増加警告

2014-12-06 08:06:24 | 原子力関係
目に見えない死の毛布が全てを覆う-悪夢だ-元WHO専門家は国連の福島報告書を激しく非難-癌患者の急増加警告(ENENew
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/374.html
投稿者 ナルト大橋 日時 2014 年 12 月 04 日 12:12:13: YeIY2bStqQR0.



(ENENews)


記事元


Official back from Fukushima: Invisible blanket of death covers everything… it’s a nightmare ― LA Times: Parents suspect heart defects related to Fukushima ― Former WHO expert blasts U.N. Fukushima report, warns of cancer spike (VIDEO)
福島から帰った関係者:目に見えない死の毛布が全てを覆っています...それは悪夢だ-ロサンゼルス・タイムズ:親は心臓の欠陥が福島に関連すると疑う-元WHO(世界保健機関)専門家は国連の福島報告書を激しく非難する、癌患者の急激な増加を警告(映像)


Published: December 2nd, 2014 at 1:32 pm ET By ENENews
公開:2014年12月2日、午後1時32分ET ENENewsによる


L.A. Times, Nov 19, 2014 (emphasis added): With radiation from the crippled Fukushima Daiichi nuclear power plant still a concern, [the Segawa family] decided that keeping their children in Fukushima was too risky… In October, the couple had a fourth child, who was born prematurely [with] heart problems that… will require two surgeries. The couple can’t help but wonder whether being in Fukushima may have some connection. “It doesn’t feel good,” said Segawa… Radiation concerns in Fukushima… There is good reason for mothers to be worried about the local water supply, [Eihito Tsuboi of the nonprofit Fukushima Inochinomizu] said, because it is not screened for such radioactive particles as strontium…
ロサンゼルス・タイムズ、2014年11月19日(強調は記者):不具合になった福島第一原子力発電所からの放射能を今なお懸念して、[瀬川一家は]福島で子供たちを守り育てることはリスクが高すぎると判断しました...10月に夫婦は、心臓の問題[を持って]生まれた4番目の子を授かった...2回の手術が必要になります。夫婦は、福島にいることが幾らか関連を持つかどうか、疑問に思わざるを得ませんでした。「良い感じではない、」と瀬川は言った...福島の放射能の懸念...母親にとって地元の上水道が心配される十分な理由がある、と[非営利団体・福島いのちの水の坪井永人]は言った、何故ならばストロンチウムのような放射性粒子についてスクリーニングされていないからである...


Many experts believe there is… cause for worry. A 2013 World Health Organization report predicted there would be an uptick of thyroid cancer, breast cancer and leukemia… Masamichi Nishio, honorary director of the Hokkaido Cancer Center, agreed, saying the government has not sufficiently warned the public… Toshihide Tsuda, a professor of epidemiology at Okayama University, said… he strongly agrees with Nishio. “I find it problematic the Japanese public hasn’t been properly informed by the government to this date because (low levels of radioactive particles) can trigger cancer,” he said.
多くの専門家は、心配する原因がある...と信じています。2013年、世界保健機関(WHO)の報告は、甲状腺癌、乳癌および白血病の増加があるだろう、と予測した•••西尾正道、北海道がんセンター名誉院長は、政府は十分に国民に警告していません、と言って合意した...津田敏秀、岡山大学の疫学教授は言った...彼は強く西尾院長に合意する。「私は、日本国民がこの現在まで政府によって適切に知らされていないことは問題である、と見出している、何故ならば、(低レベルの放射性粒子が)癌を誘発し得るからである、」彼は言った。


Stephane Dion, member of Canada’s Parliament who served as Minister of Intergovernmental Affairs and Minister of the Environment, Dec 1, 2014: The Fukushima shock ― Seeing Fukushima’s evacuated area is quite a shock. It is one thing to imagine it, another to see the consequences of the nuclear disaster with your own eyes… an invisible blanket of death covers everything… it is there and will be for decades, perhaps longer… The specter of cancer haunts… constantly. What does the future hold… Leukemia? Thyroid cancer? A deformed baby?…
ステファン・ディオン、政府間総務大臣•環境大臣を務めたカナダ議会のメンバー、2014年12月1日:福島の衝撃-福島の避難地域を見ることは非常にショックです。それを想像するのも一つ(のやり方)ですが、あなた方自身の目で原子力災害の影響を見るのも一つ(のやり方)です...目に見えない死の毛布は全てを覆っています...それ(放射能)はそこにあり、そして数十年間あるでしょう、おそらくもっと長く...癌の亡霊が...常に出没する。未来が予約するのは何ですか...白血病ですか?甲状腺癌ですか?変形した赤ちゃんですか?...


[A] nightmare being lived by the [people] of Fukushima Prefecture… Three reactors suffered a catastrophic meltdown and a fourth was damaged… contaminating a 30,000-square-kilometre area… [I visited] Japan from September 30 to October 8, 2014… On a supposedly decontaminated street in the small town of Tomioka, we were told to get back on the bus after 10 minutes because the radiation level was too high…
[1つの]悪夢が福島県の[人々]の近くに住みついている...3つの原子炉は、壊滅的なメルトダウンを被り、4号機は破損していた...3万平方キロメートルの面積を汚染された... 2014年9月30日から10月8日まで、日本を[私は訪問した] ...富岡の小さな町で、おそらく除染路上で、私たちは10分後にバスに戻るように言われた、何故ならば放射能レベルが高すぎたためである...


[P]roven falsifications perpetrated by [TEPCO] have been pointed out… the government kept making reassuring statements… perceived as a form of manipulation, generating a feeling of resentment and bitterness that is still very strong today… Some Japanese will tell you the story of the TEPCO scientist who… went as far as to declare: “Smiling people are not affected by radiation. Only worried people are. That has been proved in animal testing.”… Fukushima is here to testify to the damage an overly reckless humankind can inflict on itself.
[証明]された[東京電力] によって行われた偽造が指摘されている...政府は気強い発言を保っています... 小細工の形式として認識され、今日でもまだ非常に強い憤慨で辛辣な感を生み出す...一部の日本人はあなた方に東京電力の科学者の話を教えてくれます...彼は遠くまで宣言するために行きました:「笑顔の人が放射能の影響を受けません。心配ばかりしている人々がいる。それは動物試験で証明されている。」... あまりにも向こう見ずな人類が人類自体に負わせることができる損害を証明するために、福島はここにあります。


Asahi Shimbun, Dec 1, 2014: British researcher blasts U.N. report on Fukushima cancer risk as unscientific ― [A former World Health Organization (UN agency) radiation expert] panned a United Nations report that virtually dismissed the possibility of higher cancer rates… Keith Baverstock, 73, made the comments during a visit to Tokyo… Baverstock said a report released in April by the U.N… was “not qualified to be called ‘scientific’” [and] the committee should be disbanded… [Baverstock] said radiation levels shown in the report were enough to cause a spike in cancer…
朝日新聞、2014年12月1日:英国の研究者は、福島癌リスクに関する国連報告書を非科学的として激しく非難した-[元世界保健機関(国連機関)放射能の専門家は]より高い癌発生率の可能性を事実上却下した国連報告書を酷評した...キース・ベイバーストックは東京を訪問した際に、73回コメントした...ベイバーストックは、国連が4月に発表した報告書は...『「科学的」と呼ばれる資格はありません』[そして]委員会は解散すべきであると言った...[ベイバーストック]は報告書に示されている放射能レベルは、癌患者の急激な増加を引き起こすのに十分であると語った...


He also questioned UNSCEAR’s neutrality… members are nominated by nations that have a vested interest in nuclear power… [which] provide funds to the committee. Baverstock also suggested a conflict of interest, as committee members are not required to disclose their history working in the nuclear industry or sign pledges stating that no conflict of interest exists… Baverstock said that when he was working for the WHO, he felt constant pressure from the [IAEA] a major promoter of nuclear power…
彼はまた、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation)UNSCEARの中立性に疑問を持った...メンバーは、原子力発電に強い関心を持っている国によって指名されている...[その国は]委員会に資金を提供する。委員会メンバーは、原子力産業での仕事の履歴を開示する、あるいは利害対立が存在しないことを述べる誓約書にサインする必要ありませんので、ベイバーストックは利益相反を示唆した...ベイバーストックはまた、彼がWHOで働いていた時、原子力発電の主要な推進者である[国際原子力機関IAEA]から絶え間無い圧力を感じた、と語った...


Watch Baverstock’s presentation in Tokyo here
ベイバーストックの東京での発表をここで見る

来日したチェルノブイリの放射能専門家が、福島市民の前で発した重い警告

2014-12-06 06:00:58 | 原子力関係
来日したチェルノブイリの放射能専門家が、福島市民の前で発した重い警告


2012年10月26日 10時0分 週プレNEWS
この1年半、福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質をめぐってさまざまな情報が飛び交い、今なお「心配ない、安全だ」という人と、「危険だ」という人の間には大きな溝が存在する。なぜなら、誰も福島、いや日本の将来に放射能がどのような影響を及ぼすかを断定することができないからだ―。

10月16日、今、日本が置かれている状況を冷静に見ることができる人物が緊急来日した。

チェルノブイリ原発事故で、国土の広い範囲が汚染されたベラルーシにある民間の研究施設「ベルラド放射能安全研究所」のアレクセイ・ネステレンコ所長である。

ベルラド研究所では、チェルノブイリ事故以来、これまでにホールボディカウンターで45万人以上の子供たちの体内被曝量を測定し、39万件に及ぶ食品の放射能検査を行なってきた。

今回、ネステレンコ氏はそうした多くの実績と分析結果を背景に、10月17日、福島市内で「チェルノブイリから福島に伝えたいこと」と題した講演を行なうために来日。いったい何を語るのか。

まず、ネステレンコ氏はベラルーシで事故後にどのような活動をしてきたのかを振り返った。

「ベラルーシでは国の発表したデータは誰も信用していませんでしたから、最初にすべきこととして、個人が使える線量計を作らねばなりませんでした」

国の言うことは信用できないという構図は、日本と一緒だ。

「次に行なったことは、食品を測定できる『放射能地域センター』を学校などに設置し、各家庭から食品を持っていって測定できる体制をつくりました。また、測定だけでなく、どう調理すればいいかを指導するようにしました」

日本では、個人が自由に食品検査をするまでには至っていない。

「さらに、ホールボディカウンターで人体の測定を始めました。45万人の子供たちの体内被曝を測定した結果、子供たちの体内に放射能が蓄積されていることがわかりました。では、蓄積された放射能を減らすためにどうすればいいのか。われわれは放射能を体内で吸着する吸着剤を対策法として考えました。研究の結果、『ビタペクト』という吸着剤を開発し、これまで130万人以上にビタペクトを提供してきましたが、それを飲むことで子供たちの体内被曝量が減るという大変よい結果が得られています」

ビタペクトの主要成分であるペクチンは、体内でセシウムと結合し、さらに人体の代謝の働きをよくするため、セシウムを体外に排出していく作用があるという。

子供の被曝を避けながら、住民が放射能汚染のなかで生活していくためのこうした活動だが、ベラルーシ政府はまったく協力的ではなかったという。そうした経験からか、ネステレンコ氏は日本政府についても痛烈に批判する。

「日本は(避難区域の放射線量基準を)年間20ミリシーベルトとしていますが、これは国家による自国民に対する犯罪行為だと思います。20ミリシーベルトであれば国家にとって都合がいい。なぜなら、『20ミリシーベルトまでは安全』と言っておけば、対策をしなくて済むからです」

そして、彼は今、福島が置かれた状況について語り出した。

「将来、福島でどのような病気が増えるのか、また病気の子供が増えるのかといえば、残念ですが、病気の人が増えると思います。ベラルーシでは低量の汚染地域でも重病の患者が多く出ています。子供の甲状腺がんについて、ベラルーシは悲劇的な状況だというしかありません。低量であっても、放射能は体内に入ると遺伝子に大きな影響を与え、精子の一部や生殖器の一部が壊れると、それが子供にも遺伝し、さらには孫に影響が出る場合もある。しかし、このような予測を言うことは、『大丈夫ですよ、何も危険なことは起こりませんよ』と言うよりはいいのではないでしょうか」

福島県内では「放射能は安全だ」と声を上げる人たちも大勢いる。講演の会場に来ていた福島市内在住の主婦もこう語る。

「福島では『放射能は安全』『ここに住んでも大丈夫です』と言われているので、たまにこういう厳しいお話を聞かないと、自分がどう思っていいのか不明確になってしまうんですね。今日は、放射能は人体へ悪影響を及ぼすということの確認のためにも来ています」

ネステレンコ氏はチェルノブイリで得た経験をすべて投入し、福島の未来のために協力したいと語るが、そこには壁があるという。

「現在、福島原発事故について明らかになっている情報が、言ってみれば氷山の一角で、真実が水の中に隠れているからです」

福島は真実を待っている。

(取材・文/頓所直人)

玄海原発は大爆発する【九州から大阪まで壊滅】老朽化原発!!

2014-12-06 05:56:05 | 原子力関係
みんなが知るべき情報/今日の物語
みんなが知るべき情報を!平和、脱原発、健康、みんなの幸福を祈ります。
玄海原発は大爆発する【九州から大阪まで壊滅】老朽化原発!!
2013-02-26 19:00:48 | 脱原発
玄海原発は大爆発する【九州から大阪まで壊滅】老朽化原発!!

もっとも危険な原発― それは疑いなく、この玄海原発だ。
☆もし事故が起きれば、その被害は福島第一の比ではない。
☆予想される「大爆発」は、人々の命も日本の未来も、
☆根こそぎ吹き飛ばしてしまう。



玄海原子力発電所 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E6%B5%B7%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

☆九州から大阪まで壊滅!!
☆井野博満東大名誉教授が警告。玄海原発は爆発する!!

☆もしも玄海原発1号機が爆発を起こした場合、
☆周辺にどれほどの被害を及ぼすのか。
☆元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏は、こう語る。

☆「原子炉の脆性破壊は、いまだかつて世界が
☆経験したことがない、巨大な事故になります。
☆ 福島第一の事故は深刻ですが、それでも放射性物質の9割は
☆圧力容器内に残っていると思われます。

☆しかし、脆性破壊で爆発が起きれば、圧力容器は空になり、
☆ほぼすべての放射性物質が放出されてしまいます。
☆被害は玄海原発がある九州だけでなく、東は大阪にまで及ぶでしょう。

☆大阪は現在の福島県の一部のように、避難区域になって住めなくなります。
☆しかも、事故の進展が早い ので、退避することも難しい。
☆さらに、被害は中国など近隣のアジア諸国はもちろん、
☆欧米にまで及ぶ ことになるでしょう。

☆老朽化した原発がいくつも使われているのは、日本だけです。
☆こうした、世界 に類を見ない老朽化原発の象徴的存在といえるのが、
☆玄海原発の1号機なのです。


『美味しんぼ』原作者 「日本は原発事故を忘れている」-gooブログ
http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/4d9bc2c9fc2bad657524e1b870ae6855


今日の驚きブログより 転載元: My Spaceブログより
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12/2 九州から大阪まで壊滅 井野博満東大名誉教授が警告 玄海原発は爆発する

もっとも危険な原発― それは疑いなく、この玄海原発だ。
もし事故が起きれば、その被害は福島第一の比ではない。
予想される「大爆発」は、人々の命も日本の未来も、根こそぎ吹き飛ばしてしまう。

チェルノブイリ以上の大爆発

「原子炉は老朽化するにつれ、圧力容器が中性子線によって脆化(ぜいか)=劣化していきます。

すると、ある条件に陥った場合に、容器がバリン、と割れてしまう危険性があるのです。
圧力容器の破壊は、原発にとって究極の大事故と言うべきものです。
圧力容器が割れたら核反応の暴走を防ぐ手立て はほとんどなくなります。
原子炉が、福島第一原発でも起きなかったような大爆発を起こすのです。
その危険が、いま玄海原発(佐賀県・九州電力)に迫っています」

そう指摘するのは、金属材料学の権威で、東京大学名誉教授の井野博満氏だ。

東京電力福島第一原発のメルトダウン事故を受け、
政府は浜岡原発(静岡県)の全面停止を決めた。
理由は、M8超とされる東海地震が発生する可能性が高まっているからだという。
しかし、果たして「危険な原発」は、浜岡だけなのか。

井野氏は、日本で最も古い原子炉の一つ、
玄海原発1号機の危険性を強く警告し続けている研究者だ。

「一般にはあまり知られていませんが、日本は『原発老朽化の先進国』です。
アメリカは日本より10年 早く、'60年代に原発を稼働させましたが、
大半はすでに廃炉になっていますし、ドイツも同様です。

その頃に建設され、運転を開始した原発がいくつも使われているのは、日本だけです。

こうした、世界に類を見ない老朽化原発の象徴的存在といえるのが、
玄海原発の1号機なのです。」

玄海原発では、もっとも古い1号機と、
'97年に運転開始の4号機が現在稼働中。 2号機、3号機は定期検査中だが、
その再稼働を巡って地元は紛糾し、 玄海町は稼働を承認するも、
佐賀 県は慎重な姿勢を崩していないなど、議論が続 く。
また、3号機は、'09年に日本初のプルサーマル発電を開始した原子炉としても知られる。

「'75年に稼働した玄海原発1号機は、
いまや日本一危険な原子炉であるといっても差し支えありません 。
なぜなら、地震や故障など、何らかの原因で通常の冷却機能が停止し、
緊急炉心冷却装置(ECCS)が 作動して原子炉圧力容器が急冷されると、
その際に容器そのものが破壊されてしまう危険性があるから です。

玄海原発1号機のような加圧水型軽水炉(PWR)は通常、
圧力容器内が150気圧、300度以上の高圧・高温 で運転されています。
もし、この150気圧の圧力容器が壊れ、爆発したらどうなるか。
容器内の放射性 物質はすべて噴出し、空高く舞い上がり、
広大なエリアに降り注ぐことになります。

福島第一どころか 、チェルノブイリ以上の大惨事になるのは間違いありません。

では、なぜそれほど玄海原発1号機が危険なのかを説明していきましょう。

原発の老朽化をはかるうえで重要な指標に、
圧力容器の「中性子照射脆化」というものがあります。
原 子炉内で核分裂が起きると、炉内に発生した中性子が飛んで、
圧力容器の内壁にぶつかり、金属にダメ ージを与えることになります。

年月がたつにつれて、これが圧力容器を脆(もろ)くしてしまう。
それが中性子照射脆化と呼ばれる現 象です。

一般に原子炉というと、非常に頑丈で、
何か特別な材料でできているように思われがちですが、
実はま ったくそんなことはありません。

圧力容器は鉄にニッケルやモリブデンなどを多少加えた鋼(はがね)でつくられていて、
配管にいたっ てはステンレス製で、これは家庭用の流し台の素材と同じです。
原子炉というのはそういうごくありきたりの金属でできています。

したがって、他の一般的な機械と同様、経年によってガタもくれば、老朽化もする。
しかも、その老朽 化において原発特有の原因があり、それが中性子照射というわけです。

原子炉があっさり割れる

「では、その「脆化=劣化」とはどういうものなのでしょうか。
簡単に言えば、中性子線によって金属の柔軟性・弾力性が失われて
「硬く」 なり、壊れやすくなる、と いうことです。

人体にたとえれば、動脈硬化によって血管が破れやすくなるのをイメージしてください。
金属の場合、 劣化が進むと、「ある温度」
(脆性遷移[ぜいせいせんい]温度と言います)より低くなると、
まるで 陶磁器が割れるように、小さな力であっさりと割れてしまうようになります。
この現象が、玄海原発1 号機のような老朽化原子炉では進んでいるのです。

通常、鋼の脆性遷移温度はマイナス20度くらいです。
しかし、中性子線を浴びることによってこの温度 がだんだんと上昇していきます。

この温度が高いほど、原子炉は危険になります。
なぜなら、地震等で緊急炉心冷却装置が作動し、
圧力 容器を冷やさねばならなくなった場合、
この「冷やす」という必要不可欠な操作自体が、危険を招くこ とになるからです。

玄海原発1号機の場合、この温度が、なんと「98度」になっているのです。

ガラスのコップに熱湯を注ぐと、割れてしまいますよね。
これはコップの内側と外側の温度差によって 生じる力に、
ガラスが耐えられなくなるからです。原子炉の場合は、これと逆になります。

高温の原子炉の中に、緊急冷却のために水を入れる。
すると、それによって圧力容器が破壊されてしまう。
「脆性遷移温度」が高いということは、その際、
より早い段階で容器が壊れる危険性が出てくる、割れやすい、ということになります。

ちなみに九州電力が公表している玄海原発1号機の脆性遷移温度は、
'76年が35度、'80年が37度、'93年 が56度でした。

ところが最新の'09年の調査で、それが一気に98度へと跳ね上がりました。
なぜこれほど急激に上昇し たのか原因は不明です。

ただ、圧力容器の鋼材に銅などの不純物が混ざっていると、
老朽化が早く進み、この温度が高くなるこ とがわかっています。

以前は関西電力の美浜原発1号機の脆性遷移温度が最も高かった
(81度)のですが、ここの圧力容器に は銅成分が少なからず含まれています。

玄海原発の場合、単純には説明のつかないところがありますが、
どうも鋼材そのものが均一な材質では ない、という仮説が成り立ちそうです。
つまり、圧力容器自体が一種の不良品だった可能性も捨て切れ ません」

安全・保安院は知らなかった

もしも玄海原発1号機が爆発を起こした場合、周辺にどれほどの被害を及ぼすのか。
元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏は、こう語る。

「原子炉の脆性破壊は、いまだかつて世界が経験したことがない、
巨大な事故になります。 福島第一の事故は深刻ですが、
それでも放射性物質の9割は圧力容器内に残っていると思われます。

しかし、脆性破壊で爆発が起きれば、圧力容器は空になり、
ほぼすべての放射性物質が放出されてしま います。
被害は玄海原発がある九州だけでなく、東は大阪にまで及ぶでしょう。

大阪は現在の福島県の一部のように、避難区域になって住めなくなります。
しかも、事故の進展が早い ので、退避することも難しい。
さらに、被害は中国など近隣のアジア諸国はもちろん、
欧米にまで及ぶ ことになるでしょう。

呆れたことに、原子力安全・保安院は、
玄海原発1号機の異様に高い脆性遷移温度のことを、
昨年12月 に私たち「原発老朽化問題研究会」が指摘するまで、把握していませんでした。

九州電力はこの情報を保安院に伝えておらず、
保安院も電力会社に問い合わせる義務がないので知らな かったと言うのです。
福島第一原発の事故で、原子力の管理・監視態勢が
まったく機能しなかったことが問題になっていますが、ここでも同じことが起きている。

安全性が顧みられないうちに、日本の原発の老朽化はどんどん進んでいます。
脆性遷移温度が危険域に あるのは玄海1号機だけではありません。

美浜1号機は81度、 同2号機が78度、 大飯(おおい)2号機が70度、 高浜1号機が54度

と、ワースト2位から5位まで、福井県にある関西電力の原子炉が占めています。
また、6位の敦賀1号機 (日本原子力発電・51度)も福井にあります。

老朽化原発は一刻も早く、廃炉にする必要があります。
玄海1号機のように、本来40年の使用を想定していたのを
強引に60年に延長して使おうなどというのは、もってのほかです」

九州電力広報部は本誌の取材に対し、
「試験片による脆性遷移温度は98度ですが、容器本体の推定値は 80度、
60年間運転を続けても、91度と推定されています。

この数値は『日本電気協会』の定めた基準(93度)を下回っており、
安全性に問題があるとは考えておりません」 と回答した。

だが、同じように安全性に問題がなかったはずの福島第一原発は、
地震と津波の前に「神話」が脆くも 崩れ去り、多重メルトダウンという惨状を呈している。

今度、原発の過酷事故が起きれば、日本は完全に破滅する。
そのリスクを冒してまで老朽化原発を使用する理由がどこにあるのか。
(週刊現代7月2日号)

今日の驚きブログより 転載元: My Spaceブログより転載引用
http://blogs.yahoo.co.jp/koiuta48/8488185.html