NHK
12月04日 15時52分
東北電力女川原子力発電所の再稼働を巡り地元の町議会議員が行った住民のアンケート調査でおよそ6割が再稼働に反対したなどとする結果がまとまり、調査をした議員は女川町の須田善明町長に結果を伝えるとともに改めて住民の意向調査を行うよう申し入れました。
この調査は女川原発2号機の再稼働について住民の考えを聞こうと女川町議会の高野博議員など3人の議員が中心になって行いました。
3人は4日町役場を訪れ女川町の須田善明町長に調査の結果を伝えました。
それによりますとことし9月から11月までの調査では、町の外の仮設住宅も含めて調査用紙を配布した2440世帯のうち、およそ27.7%にあたる675世帯から回答が寄せられました。
このうち女川原発の再稼働について「賛成」と答えたのは20%にあたる135世帯でした。
賛成の理由としては「町は原発がないとやっていけないから」という回答が最も多かったということです。
一方「反対」と答えたのは、396世帯で58.7%を占めました。
理由としては「原発事故が心配で、放射能の恐ろしさが身にしみた」といった回答が多かったということです。
この結果を踏まえて議員側は町に女川原発の再稼働について改めて住民の意向調査をするよう求めました。
これを受け須田町長は、「この問題は立地自治体の判断だけで決められるようなものでない」とした上で、「アンケートには原発事故後の不安感が反映されていると思う。まずは安全確保を第一に住民代表の議会の考えを尊重して町として判断したい」と述べました。
議員側はこの調査結果を県にも伝えることにしています。
12月04日 15時52分
東北電力女川原子力発電所の再稼働を巡り地元の町議会議員が行った住民のアンケート調査でおよそ6割が再稼働に反対したなどとする結果がまとまり、調査をした議員は女川町の須田善明町長に結果を伝えるとともに改めて住民の意向調査を行うよう申し入れました。
この調査は女川原発2号機の再稼働について住民の考えを聞こうと女川町議会の高野博議員など3人の議員が中心になって行いました。
3人は4日町役場を訪れ女川町の須田善明町長に調査の結果を伝えました。
それによりますとことし9月から11月までの調査では、町の外の仮設住宅も含めて調査用紙を配布した2440世帯のうち、およそ27.7%にあたる675世帯から回答が寄せられました。
このうち女川原発の再稼働について「賛成」と答えたのは20%にあたる135世帯でした。
賛成の理由としては「町は原発がないとやっていけないから」という回答が最も多かったということです。
一方「反対」と答えたのは、396世帯で58.7%を占めました。
理由としては「原発事故が心配で、放射能の恐ろしさが身にしみた」といった回答が多かったということです。
この結果を踏まえて議員側は町に女川原発の再稼働について改めて住民の意向調査をするよう求めました。
これを受け須田町長は、「この問題は立地自治体の判断だけで決められるようなものでない」とした上で、「アンケートには原発事故後の不安感が反映されていると思う。まずは安全確保を第一に住民代表の議会の考えを尊重して町として判断したい」と述べました。
議員側はこの調査結果を県にも伝えることにしています。