大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

休業の菓子店、5日再開 南相馬・原町の「菓詩工房わたなべ」

2014-12-06 11:42:38 | 原子力関係
福島民報

 東京電力福島第一原発事故で営業を休止していた南相馬市小高区の人気菓子店「菓詩工房わたなべ」が5日、同市原町区北泉の新店舗で再オープンする。
 小高区は全域が避難区域に指定され、営業は困難となった。社長の渡部幸史(たかし)さん(54)は全国で若い菓子職人の技術指導をしながら、再開の準備を進めてきた。長男匠さん(23)、次男新さん(18)、以前から勤務していた従業員らと力を合わせ開店にこぎ着けた。
 店の敷地は約1600平方メートル。店舗のほか、チャペル風の小屋や牛の置物を据えるなど楽しさに満ちた場所にするつもりだ。「お客さんと共有できる『遊び場』だね」と笑う。さまざまな仕掛けの裏には復興に向けた熱い思いがある。
 「自分たちのまちをどう再生させていくか。市民自らアイデアを出し、実行していかないと」と信念を語る。市外に避難している常連客は多い。お菓子を買いに来ることをきっかけに古里を訪れ、思いをはせてほしい-という願いもある。
 クリスマスは目前。開店と同時に繁忙期を迎える。渡部さんにとっても4年ぶりのクリスマスケーキ作りだ。自分で果物をトッピングして楽しんでもらうケーキなど新しいアイデアは次々と湧いてくる。「忙しいけどワクワクする。新たな出発だよ」
 午前10時から午後6時まで営業。水・木曜は定休。問い合わせは同店 電話0244(32)0751へ。

( 2014/12/05 08:34 カテゴリー:主要 )

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