妊娠職員適正放射線測定受けず NHK
茨城県那珂郡東海村にある日本原子力研究開発機構が妊娠中の女性職員に対する放射線測定を適正に行っていなかった問題で、その後の調査で、測定が適正に行われていなかったのはあわせて9人にのぼることがわかりました。
原子力施設の放射線管理区域で働く職員の放射線の測定は、妊娠中の女性に対しては法律で毎月1回受けさせなければなりません。
原子力機構ではことし1月、東海村の「原子力科学研究所」の放射線管理区域に勤務していた女性は妊娠を上司に報告したものの、通常の職員と同じ3か月に1回しか検査を受けていなかったことがわかり、今の制度になった平成13年までさかのぼって調査しました。その結果、「原子力科学研究所」と「那珂核融合研究所」に勤務していた女性職員と当時、研究に来ていた女性の合わせて8人が妊娠していたにもかかわらず、3か月に1回しか放射線測定を受けていなかったことが新たにわかりました。
原子力機構によりますと、9人にいずれも被ばくはなかったということです。
これについて原子力機構は、「法律を守れなかったことを重く受け止めている。今後、職員の教育を徹底して再発防止に努めたい」と話しています。
03月01日 23時06分
茨城県那珂郡東海村にある日本原子力研究開発機構が妊娠中の女性職員に対する放射線測定を適正に行っていなかった問題で、その後の調査で、測定が適正に行われていなかったのはあわせて9人にのぼることがわかりました。
原子力施設の放射線管理区域で働く職員の放射線の測定は、妊娠中の女性に対しては法律で毎月1回受けさせなければなりません。
原子力機構ではことし1月、東海村の「原子力科学研究所」の放射線管理区域に勤務していた女性は妊娠を上司に報告したものの、通常の職員と同じ3か月に1回しか検査を受けていなかったことがわかり、今の制度になった平成13年までさかのぼって調査しました。その結果、「原子力科学研究所」と「那珂核融合研究所」に勤務していた女性職員と当時、研究に来ていた女性の合わせて8人が妊娠していたにもかかわらず、3か月に1回しか放射線測定を受けていなかったことが新たにわかりました。
原子力機構によりますと、9人にいずれも被ばくはなかったということです。
これについて原子力機構は、「法律を守れなかったことを重く受け止めている。今後、職員の教育を徹底して再発防止に努めたい」と話しています。
03月01日 23時06分