電気自動車に電気を配達 NHK
普及が進む電気自動車ですが、充電する設備がまだ少なく、長い距離を走行するのに、途中で充電できないことが課題となっていました。そこで、「電気を配達する車」が新潟県柏崎市で開発され、実用化に向けた実験が始まっています。
柏崎市にあるガソリンスタンドの屋根には太陽光パネルが設置されています。ここで発電した電気は併設されている蓄電池に蓄えるためです。蓄えられた電気を車で配達しようという全国的にも珍しい試みが始まりました。
資源エネルギー庁の支援を受け、柏崎市の商工会議所が中心となって進めています。
電気自動車は、ガソリン車に比べて1回の充電で走行できる距離が短く、街の中で充電する場所もまだまだ少ないことがさらに普及を進めるうえで課題となっています。ならば「充電する側が出向けばいい」と、柏崎の地元企業が大手電機メーカーの東芝の協力で開発したのが「電気の配達車」です。
運用にはIT技術も活用されています。ガソリンスタンドに企業や電気自動車のユーザーから充電の依頼が入ります。次に配達先の地図情報を宅配車のドライバーが持っているタブレット型の端末に送信します。充電してほしいところに、すぐに駆けつけられるシステムです。この「電気の配達車」を使った実験は4月末まで続けられ、システム全体がうまく機能するかや、どれくらいコストがかかるかを検証して、実用化を目指します。機械メーカーの西川正男社長は
「電気は移動販売ができない。電気が必要とする場合は、コンセントのあるところに行かなければならない。『待ちのビジネス』だった。これからは、電気のデリバリーシステム。これからの新しいビジネスになる」と話しています。
03月01日 20時37分
普及が進む電気自動車ですが、充電する設備がまだ少なく、長い距離を走行するのに、途中で充電できないことが課題となっていました。そこで、「電気を配達する車」が新潟県柏崎市で開発され、実用化に向けた実験が始まっています。
柏崎市にあるガソリンスタンドの屋根には太陽光パネルが設置されています。ここで発電した電気は併設されている蓄電池に蓄えるためです。蓄えられた電気を車で配達しようという全国的にも珍しい試みが始まりました。
資源エネルギー庁の支援を受け、柏崎市の商工会議所が中心となって進めています。
電気自動車は、ガソリン車に比べて1回の充電で走行できる距離が短く、街の中で充電する場所もまだまだ少ないことがさらに普及を進めるうえで課題となっています。ならば「充電する側が出向けばいい」と、柏崎の地元企業が大手電機メーカーの東芝の協力で開発したのが「電気の配達車」です。
運用にはIT技術も活用されています。ガソリンスタンドに企業や電気自動車のユーザーから充電の依頼が入ります。次に配達先の地図情報を宅配車のドライバーが持っているタブレット型の端末に送信します。充電してほしいところに、すぐに駆けつけられるシステムです。この「電気の配達車」を使った実験は4月末まで続けられ、システム全体がうまく機能するかや、どれくらいコストがかかるかを検証して、実用化を目指します。機械メーカーの西川正男社長は
「電気は移動販売ができない。電気が必要とする場合は、コンセントのあるところに行かなければならない。『待ちのビジネス』だった。これからは、電気のデリバリーシステム。これからの新しいビジネスになる」と話しています。
03月01日 20時37分