旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

浅草寺二天門

2022年05月25日 | 旅 歴史

 東京都台東区浅草に浅草寺二天門(せんそうじにてんもん)があります。
 二天門は本堂の東側、浅草神社の鳥居に向って右手に建っています。慶安2年(1649)頃の建立といわれています。元和4年(1618)に浅草寺境内に造営された「東照宮」の「随身門」として建てられました。東照宮は寛永8年(1631)と寛永19年(1642)の火災により諸堂とともに焼失し、その後江戸城紅葉山に移されました。
 二天門は豊岩間戸命(とよいわまどのみこと)・櫛岩間戸命(くしいわまどのみこと)の二神をまつり、俗に「矢大神門(やだいじんもん)」といわれました。明治時代の神仏分離の際、二神を廃し、鎌倉鶴岡八幡宮の経蔵にあった増長天・持国天の二天を奉安して「二天門」と改称しています。
 二天門は切妻造り、本瓦葺きの木造朱塗りの八脚門で、「二天門」の扁額は最後の太政大臣、三条実美の筆です。第2次世界大戦にも焼け残った二天門は昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
 二天門の前には手水鉢が置かれています。手水鉢とは、参拝の前に身を清めるための水を蓄える鉢です。手水鉢の側面には、安永6年(1777)に浅草寺の消防組織の「臨時連中」によって寄進された事が刻まれています。

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