最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

治療を成功に導くために

2012-10-02 22:23:07 | Weblog


治療を成功に導くには、『細かな事の積み重ね』なんです。ミケランジェロの言葉に、~些細な事の積み重ねが完璧を作る。が、些細な事と完璧とは違う~という名言があります。

この患者さんは、一年前に後輩の歯科医から紹介され、上あごには、サイナスリフト(上顎洞拳上術)という骨の移植を併用して手術しました。
若い女性でしたので、笑顔での唇の形に合わせて歯を並べて、痩せた骨や歯肉も元に戻すようにしました。

その為にも、インプラントの埋入位置や角度は、とても重要で、前歯や奥歯の位置を考えて治療を進めていきました。1mmずれても上手くいかない事もあるので、手術前にCTや模型からガイドと呼ばれるドリルが正確に行える装置を作って備えました。

歯の形も色も、少しでも綺麗で若々しい方が良いので、何度も患者さんと相談して、位置や大きさや出具合も決めていきました。

インプラントの本数も、これからの長い人生に二度と大掛かりな再治療が無いように(出来れば、最後の歯科治療となるように)上あごは、8本としました。

それと・・・上あごのインプラントの土台は、チタン製なのですが、CADCAMと呼ばれる、コンピューターでの削り出しという最先端技術を応用しました。

患者の皆さん、きちんと治すには、それなりの時間も必要です。それと、患者さん自身の協力も不可欠です。

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