最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

ストロベリースムージーを飲んで・・・・・

2009-08-24 18:08:21 | Weblog
22日土曜日は、折も折、ヒルズ周辺は、麻布十番祭りで、凄い人出で、浴衣で着飾った綺麗なお姉さんや地域柄、外国人の人たちも沢山いて、国際色豊かで、屋台やお店も賑わっていましたぁ。
東京の商店街のお祭りとしては、たぶん最大級で、金魚すくいみたいな屋台や周辺の大使館の催し物、出店の焼き鳥みたいなものとかが沢山あって、けっこう楽しいんです。

しかし、お祭りに心を奪われながらも、翌日(日曜日23日)が、一日‘ハンズオン’という実際のオペの手技を見せながらの講演でしたので、土曜日お昼から、ヒルズに籠もって仕事してました。

で、基本的に、頼まれた仕事は、断らない主義なので、雑用が増えてしまうのです。今・歯科雑誌に2年に亘る連載(インプラント治療についての流れ)を書いているのですが、他の雑誌社からも、‘治療計画書’について原稿を依頼され・・「ちょっと・・いま、・・・・はい・・・判りましたぁ・・・がんばります」って感じで受けてしまったのです。

で、アカデミーヒルズ(六本木ヒルズの49階にある図書館)で、飲んでるのは、‘ストロベリー・スムージー’これが、美味しいんです。凍ったイチゴと氷と少量の牛乳と一緒にミキサーに掛けたもので、イチゴの果肉の食感が、冷たい牛乳にバッチリ合って、バカに出来ない美味しさで、これに、なぜか、‘丸くてちっちゃいM&Mのチョコ’をポリポリしながら、原稿を書いたり、講演のプレゼンを作っています。 

皆さんも、ゲストとして入館できますし、ゲストのチケットに飲み物券もついているので、一度、49階からの東京の絶景の中、お好きな本を読みながら、ストロベリー・スムージーを飲んでみてください。

PS 一日・講演すると、喋り疲れます(笑い)

盛田幸妃を知っていますか?

2009-08-19 23:37:42 | Weblog

‘NHKの不屈の者たちへ’を観て、久々に感動し涙が止まりませんでした。
盛田幸妃さんは、1988年・横浜大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)にドラフト1位で入団。92年には最優秀防御率のタイトル。98年近鉄バッファローズへ移籍・・

この年、脳腫瘍が見つかった年は、6月までは自責点0・防御率0,00という絶好調だった・・この時に、右足に痺れがでて、12時間にもおよぶ手術を受ける。
手術の翌日は右手・右足が動かず、「ヘンなプライドから、単純に、俺なんか死んだ方が良いと思った」と後に語ったという。動けない体で考える事はマイナスばかり・・でも・・盛田は病院の中で、自分よりも症状の思い人や病気の人が病気と戦っている事に気づき、リハビリを行い、99年に392日ぶりに一軍へ復帰、奇跡の復活と言われ、2002年には12年ぶりのリーグ優勝に貢献・カムバック賞を獲得。

でも、凄いのはこの後なんです! じつは、2005年・入浴中に突然の激痛に見舞われ、脳腫瘍が再発する。その手術も乗り越えが、医師からは、「人生50年という単位で考えて」と宣告される。
テレビの中で、一年・一年を大切に再発の影に脅える姿など見せず、解説者として生きて戦っているのです。
地元北海道では、盛田幸妃杯小学生野球大会を主催し、子供たちに『三振しても、元気に帰って来い』と話している姿。そして子供たちのキラキラした眼差しは、憧れの盛田幸妃に向けられていました。

ちなみに、三冠王の落合博満(現・中日監督)は現役時代、最も優秀なピッチャー(苦手なピッチャー)はと聞かれ、『盛田幸妃!』と即答したと言われています。

PS 僕なんか・・チョッとつらいとお酒に溺れたり、愚痴をこぼしたり・・甘ちゃんですねえ。ホント恥ずかしいです。
みなさん! がんばりましょう。

帰ってきましたぁ~

2009-08-18 17:26:36 | Weblog
2泊3日の北京から帰ってきました。14日朝・家を出て、夕方・北京に着きました。で、空港に着いたら・・・誰も迎えに来ていません!! 事前の連絡では、施(Shi)先生が迎えに来てくれる事でしたが・・・。

でもって、8年ぶり(9年ぶり?)の北京空港は、変わりすぎ!!でかい!人が多すぎ!
到着ロビーを行ったり来たりと4往復くらいしてみましたが・・・誰も声を掛けてくれません。電話も通じず・・・もう、諦めて、自分でホテルに行こうと、‘しょげて’いたら、「オガワ・センセイ!」と一人の中国人が声を掛けてくれました。片言の英語で、駐車場が渋滞で遅れたとの事。まあ、良かった。(で、すっごく暑い・・36度だぁ。)

で、すくに、施先生と遭うことが出来、ホテルに向かいました。車の中で、突然、「今夜・1時間~2時間、講演してほしい」と言われ、夜の予定なんて何もないし、返事は「YES OK」となり、ホテルにチェックイン。30分後に、夕食のレストランへ、。勿論、中華なんですが、予定外の講演の依頼に、何をしゃべろうかと考えつつ、片言の英語&日本語で、中国の先生達と談笑もそこそに・・・講演会場から電話があって・・。着替えもできず!!!!!

人民解放軍306医院って、予想を超えた大きさ、うーん・・大きすぎ。病院というよりも地域って感じ。外科棟は、私の医院のある天王洲ファーストタワーより大きいかも。そう、天王洲アイル全体って感じの医院なんです。
で、口腔病棟の会議室に入ったら、60人くらいの若い先生たちが待っているのです。何時から待っていたのかと思ったら・・6時からだって。(聞いてないし!)

明日の内容とは違う方が良いと思ったので、インプラント治療に必要な‘義歯’や‘咬合’の内容で、判りやすく話して来ました。一応、PCの中には、いろいろな内容のプレゼンが入っているので問題は無いのですが、あまりの突然な事の多さにビックリで。
(じつは、日本から友人の先生も一緒に来ていたのですが、その先生の奥様まで、私の講演を聞く破目になってしまい、本当に申し訳なく思っていました。)

写真は、着替える事もできず、ドタバタで人民解放軍306医院の会議室につれてこられ、紹介されている処ですが、お判りになるように、チョッと困ってるでしょ。

PS 16日夜帰国しましたぁ。さっそく17日は朝から診療。カッコいい俳優さんも来院されたので、久々に楽しい診療で・・・夜は、他院から治療の事で、後輩の先生が相談に来て・・帰ったのは、23時過ぎでしたぁ。 疲れた・・・・・。

北京へ ( 心の中は・・・ )

2009-08-13 18:01:49 | Weblog
北京へ ( 心の中は・・・ )

明日14日金曜から中国・北京へ行って来ます。
北京大学・306医院主催の学会で『審美領域でのインプラント治療』について3時間の講演を行なってきます。

今日も、この数日、前歯のインプラント治療を希望されている患者さんが来院されましたが・・・。
本来の目的は、『綺麗で長持ちして、安心して美味しい食事や快適な生活が楽しめる状態』にすることで、インプラントを行なう事が目的では無いですよね。ちょっと屁理屈かもしれませんが・・・。通常のブリッジだって、接着性ブリッジだって、上手く治す事ができる場合も多いのです。

たしかに、歯科医療の技術や材料は飛躍的に進歩しました!! でも、その材料や技術を扱う私たち医師はどうなのでしょう・・。
何度もこのブログで書いていますが、ブリッジが上手に入れる事が出来ない医師が、それ以上に難しいインプラント治療が出来るはずがないのです。
総入れ歯が上手に入れる事の出来ない先生が、インプラントの咬合(噛み合わせ)が正しく出来るはずが無いし・・。

患者さんもこのブログを読んでいると思うので、こんな事ばかりを書くと不安になる方もいるでしょうね。でも、きちんと診断して状況を見極めて最良の方法を選択する事が本当に必要だという事を判って欲しいのです。

では、行って来ます。

PS 若い歯科医の先生やこれからインプラント治療を始めようとする先生へ。
ま、遺言だと思って聞いてね(中国で事故に遭って帰って来ない事だってあるでしょ。笑い) 若い歯科医の先生やこれからインプラント治療を始めようとする先生には、今のご自身の足元をもう一度見つめて戴きたいと思っています。これは、私の26年の歯科医師人生から学んだ私自身への戒めかな。
そう!それと、夢はあきらめない事もね。 頑張って・頑張って・・頑張る以外に無いこともね。

心の中は・・・

2009-08-09 19:14:12 | Weblog
20年前・・・恩師の片山教授(今年2009年・叙勲を賜りました)から中国・北京で講演を依頼され『咬合再構築における支台歯形成の注意点』(沢山の歯を一度に治す時の、土台となる歯への注意点)というタイトルで北京大学で講演を致しました。
この講演がきっかけとなり、その後9年間毎年・北京や西安・上海で、‘型取りの方法’や‘セラミックの被せ物’等の講演を行ってきました・・・

最近は、医院の忙しさや国内の講演・研修の為になかなか時間が取れず、昨年の北京オリンピックの際も、訪中はお断りしてきました。
しかし、8月の15日土曜日「」インプラントと審美』について講演できないかと打診され・・「まあ、お盆で仕事も休みなので、14日に北京に入って、夜に通訳と打ち合わせ。15日講演(3時間)・懇親会。16日・帰国というスケジュールなら・・」という事になりました。 *食事は楽しみです!

という事で、昨日も今日も、中国・北京での講演のプレゼンを作っていました。インターネットで翻訳も出来るので、チョッとは中国の文章を作ったりしてね。

写真は、20年前・北京大学で講演した時のものです。若かった!(31歳)
この時に出会った人たちもとても出世していて、今回・私を招待してくれた牛忠英先生は、北京の教授になっています。

PS じつは・・8月は8・9日しか休みが無かったのです。先週の2日(日曜日)は、当院での手術見学研修会で、講義と実際のオペ。 15日は中国・講演。23日は‘審美領域でのインプラント治療に必要な手技や知識’について一日講演。29・30日は、小宮山臨床教授の勉強会に参加。(9月6日は大阪で一日講演・・)
まあ・・休みがあると、いろいろ考えちゃうから・・忙しく気持ちを張っていた方が良いのです。(本音いうと・・心の中は・・ボロボロで・・でも頑張らねば!)

第6回 日本国際歯科大会

2009-08-04 13:20:48 | Weblog
第6回国際歯科大会

四年に一度開かれる、この国際歯科大会は、日本歯科医師会・歯科技工士会・歯科衛生士会・ワールドデンタルショウなどと共催され、4万人を超える歯科関係者が参加するものです。
講演者は、世界の一流の研究者・臨床家が国内外から集まり、最新の治療方法や研究が発表・報告されます。

歯科医になって、大学の医局に残って・・開業し、講演や講義も行なってきました。拙いですが臨床論文も20篇を超え、著書も持ちました。が、まさか・・・・・。

じつは、先日、一通の封書が届いていました。ま、なにかの案内と思ってそのままにしていましたが、開いてみてビックリ! いつかは、国際歯科大会のような学会で発表を行なってみたいと夢をみていました。が、講演の‘登壇依頼状’が同封されているのです。

『 第6回日本国際歯科大会ご登壇依頼状

小川勝久先生

~ 2010年10月8日金から10日日の3日間にわたり・・横浜パシフィコ横浜で開催されます・・・・
本大会は、国内外より演者を招聘し・・・・過去最大級で開催されるもので、今後は具体的な内容の検討にかかるところでございます。
つきましては、先生のこれまでのご経験を鑑み、ぜひ本大会でご講演をお引き受け頂きたく、本日ここに書面をもって謹んでお願い申し上げます・・・・・
先生には本紙2ページ目にございます日程・セッションでご登壇いただく予定・・・
                                      』
って、書かれているのです。

憧れていた大会からの突然の依頼状に・・・嬉しいというか興奮。と、同時に、私にその資格や資質があるのか・・・。内容はどうするのか・・ 

まあ、日程は来年の10月なので、一年以上あるので、じっくりと内容を積めて、良い内容の講演したいと改めて思っている今日です。

PS これも、治療をさせて頂いた患者さんからの貴重な経験のお陰です。また、私を支えていてくれるスタッフや友人・家族・このブログを読んでいてくれる皆さんのお陰です。
本当にありがとうございます。



審美インプラントの秘密

2009-08-03 22:31:33 | Weblog
審美インプラントの秘密

左上の‘ちょっと黒っぽい歯’は、ぐらぐらして膿も出ていました。CT・断層レントゲンで診断すると、根の先まで骨が大きく溶けていました。(歯科医の先生なら、この画像で判るでしょ。)
抜歯して、骨の移植を行ってから、最新のコンピューターで、インプラントの埋め込む位置とか方向を正確に診断します。
そして・・・・歯肉の移植も行い、歯の形態や大きさを作っていくのです。無論、ホワイトニングもね!
で、オールセラミックで細かなディテールや色調を自然に再現して、完成させているのです。

それだけで、簡単に理想的な歯科治療は出来ないのです。
じつは、歯を抜く前に、矯正的な工夫を加えたり・・髪の毛より細い糸で縫ったり・・仮歯で歯肉の形を整えたり・・セラミックも内部ステインといって中から色を付けたり・・、審美的な治療を行うには本当にいろいろな技術や知識を組み合わせているのです。

今、歯科医療はここまで来ているのです。ただ、この技術や知識の裏には、患者さんの協力はもちろんですが、歯科衛生士・歯科技工士らスタッフの努力が、このキレイで完璧な治療を支えているのです。

Sさんへ。治療中は辛い事もあったと思います。(ごめんなさい)でも、キレイに出来上がって良かったです。そして、僕に治療をさせて頂いてありがとうございました。