最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

あきらめないで。その3

2010-02-17 18:11:35 | Weblog
以前・・ブログで、『あきらめないで!』の中で、N県から新幹線で通院された方の経過をお知らせしました。
とにかく、患者さんも、私も、スタッフも、皆で、‘あきらめないで、頑張って’治療しましたぁ~。
この写真は、治療の前(前歯ボロボロで・・)本当に困っておられました。治療後のレントゲンと写真を見ると、綺麗に治っているのがわかるでしょ。

さて・・・・・・。ちょと、オリンピックの時に、ハイチの地震の為に、We are the world が、流れましたが、これって最初は、1985年(もう、ずいぶん昔なんですね)作詞・作曲はライオネル・リッチ&マイケル・ジャクソンが、アフリカの飢餓救済のために、プロデュースはクインシー・ジョーンズが担当し、45名の著名な歌手(ケニー・ロギンス。シンディー・ローパー。スティービー・ワンダー。ダイアナ・ロス。ディオンヌ・ワービック。ティナ・タナー。ハリー・ベラフォンテ。ビリー・ジョエル。ブルース・スプリングスティーン。ボブ・ディラン。ポール・サイモン。・・・・レィ・チャールズ。等 このレコーディングの時、マイケル・ジャクソンはアメリカン・ミュージック・アワードを欠席したという逸話があります)によって歌われたものなんですね。

当時・シングル750万枚・アルバム300万枚で、ビデオを含む売り上げは、なんと、6300万ドル(今、1ドル90円でも、60億近い。当時は1ドル200円として、130億!かな)で、すべての印税はチャリティーとして寄付されました。 凄い!
http://www.youtube.com/watch?v=wXTcV0F4Dm0&feature=related


2010年・ハイチ地震の救済に、クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチがふたたび・・・そして、

http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI&feature=player_embedded

簡単な英語ですが、日本語に訳して聴いたほうが、僕には心に沁みました。
皆さんも ‘ you and me ’で頑張りましょう。 あきらめないで!


審美矯正の10年後

2010-02-15 17:32:45 | Weblog

9年前・・2001年の2月。一人の可愛らしい女性が来院されました。
お話を聞くと、10月に軽井沢で結婚式を挙げるとの事、それまで、前歯を綺麗にして欲しいとのことでした。
拝見すると、歯牙変色症(子供の頃の抗生剤や病気の為に、歯のエナメル質が変色する病気)で、特に、黒褐色に変色し、歯並びも凸凹して、さらに、セラミックで治している部位も形も悪く・・・。
患者さんには、まず、治療には歯並びを優先する事の大切さを説明しました。なぜって、この状況で、セラミックだけで治しても、形が調和しないのです。
ですので、第一に矯正! つぎにセラミックの治療なんですが、歯肉の整形も行う必要を理解して頂きました。この歯肉の整形は大切で、将来、歯肉が痩せる事を防いだり、境目の金属が見えることも防ぐことにもつながるのです。
その後に、ホワイトニングを行い、最後に、セラミックの形態と色調を合わせました。

矯正に約3~4ヶ月。矯正の保定(後戻りを防ぐ)中に、歯肉の整形とセラミックの仮歯を作りました。8月の終わりから、ホワイトニングも始めて、全体の色調のバランスをとりました。

ご覧の写真は、治療後、9年後の状況です。上の前歯は、ほぼ完璧で歯肉の形態も変化も診られず、自然な健康な状況に見えます。
(下の前歯は、矯正は行わず、ホワイトニングだけでしたので、若干の色の後戻りが見られますが・・)

来院に1時間以上も掛かるのですが、今でも、一年に一度は定期検査におみえになります。
先日、患者さんも喜んでおられ、9年経っても「本当にありがとうござした」て、改めてお礼を言われ、「こちらこそ、患者さんに、そう言ってもらえて、ありがとうごます」と、心が洗われたような気持ちになりました。
来年で10年・・・いつまでも長持ちするように頑張りましょう。


骨移植&インプラント手術の結果

2010-02-03 13:57:00 | Weblog
骨移植&インプラント手術の結果

私の診療室では、前歯の審美的なインプラント治療を希望する患者さんが多く来院されます。
大学(神奈川歯科大学・鶴見大学)で講演や研修を行っている事や学術論文を投稿している事から、歯科医の紹介もあり、難しい患者さんも多く来院されます。

この写真(何処が治療後なのか分かりますか?)の患者さんは、前歯の1歯だけが、根の病気で骨が溶けてしまって困っておられました。他の歯は非常に綺麗で健康でしたので、ブリッジ(隣の歯を削る治療)は希望されず・・。
相談の結果、骨の移植を併用したインプラント治療を行う事になりました。

移植の骨は、鼻の下から採取(痛くないんですよ・・)し、同時にインプラント手術も行いました。糸は、60・70のマイクロガットというとっても細い糸(髪の毛の3分の一くらいかなぁ~)で丁寧に縫合して終わりました。この丁寧というか、繊細な治療の結果が審美治療には欠かせないのです。


それと、この患者さんは‘クリニシャンズ・プログラム’(医療教育に協力する事。実際の手術を、若い先生や経験の浅い先生に、解説して教育しています)に応じて戴けたので、治療費の一部(40%程度)が減額されています。
写真やCT/模型等の講義ようのデーターには協力して頂きますが、無論、使用する材料・セラミック等は最良の技術を駆使しておこないました。

ですので、前歯の歯槽膿漏や無くなってしまい、インプラント等で、お困りの患者さんは、治療費も減額できて最良の医療を受けられます。ぜひ、ご相談ください。


‘治療計画書’や‘治療お見積もり書’を見てください。

2010-02-02 09:48:04 | Weblog
‘治療計画書’や‘治療お見積もり書’って貰っていますか?

治療を受ける時、自分のお口の中がどんな状況で、どんな方法が良いのか? その治療期間や費用は? また、他の方法は無いのか?・・等って、医師やスタッフからきちんと説明を受けたいですよね。そして、その内容を絵や写真で、判りやすくお話しすることは、私たち医師と患者さんにとって、とっても大切な事なんです。

まして、インプラント治療や矯正治療など、高額な費用が掛かる場合では、内容の明細や費用についても、出来たら絵や文章を含めて提示する事で、治療内容の確認や、疑問や不不安なことの解決につながって、安心して治療を受けてもらえるのです。 

当院の治療計画書には、レントゲン写真等を添付して、『お口の中の状況』・『治療の考え方』・『お奨めの治療法』を含めて、いろいろな方法の利点・欠点から、治療費の明細まで記載しています。
ですので、お悩みの患者さんには、ぜひ、ご来院戴いて、治療方法やその詳細を説明をさせてください。きっと良い方法が見つかります。無論、他院や他の医師との治療法の比較(セカンドオピニオン)としても必要な事だと思っています。ご遠慮なく、お申し出くださいね。 

PS 歯科医の先生へ
今月号の歯科専門誌(デンタルダイヤモンド)に特集(実践歯学ライブラリー)として、私がコーディネーターとして3人の先生(私・石川・木村の3人)で『治療計画書の書き方・手術承諾書の書き方』として20ページに渡る臨床論文として書きました。その地域がらや患者さんの要求が異なる事も多いことから、3人の先生の取り組み方を示しています。ぜひ読んでください。
また、今号は、澤先生の骨移植法や白鳥先生のピエゾの論文もあるので特に必見の価値です。

歯肉移植の合間に・・‘レッドサン’?

2010-02-01 09:08:11 | Weblog
歯肉移植の合間に・・‘レッドサン’?

歯を抜いてしまうと、歯を支えていた骨(歯槽骨)が溶けて歯肉が痩せてしまうのです。でも、今では、‘歯肉移植’が出来るようになったので、歯槽膿漏の治療やインプラントの治療に生かす事で、審美治療には欠かす事の出来ない技術です。
今、歯科専門誌(クインテッセンス・デンタル・インプラントロジー)に2年に亘る連載を書いていますが、今号は、その‘歯肉移植’がテーマです。特に、トンネルテクニックを審美性獲得の為のテクニックを手術中の写真とシェーマ(絵)で解説した原稿を、31日日曜日にひとりさみしく・・書いていました。

で、ちょっと詰まったんで、テレビでもと思ったら、NHKハイビジョンで‘レッドサン’っていう映画を放映してるではありませんか!
この映画は、1971年に公開された映画なんですが、三船敏郎・アランドロン・チャールズブロンソンらが主演する、時代劇&西部劇で・・・
アランドロン演じるゴーシュとチャールズブロンソン演じるリンクは、日本からの大使の乗る列車を襲撃し金貨や天皇からの大統領への宝刀を奪い逃走する。三船演じる黒田は、その宝刀を奪還する為に・・・・という映画なんです。

たぶん・・・中学2年(坊主頭で、学生服に名札がついていて)だったと思うが、初めて、親父に連れられて、銀座のテアトル東京で見た映画が、このレッドサンでした。その頃は、地元(埼玉の熊谷)のしょぼくれた映画館(地面が土だった記憶)で、怪獣映画みたいな・・、とにかく、字幕スーパーというか、良い意味で大人の映画を初めて見て、感動したのを覚えています。

つい・・原稿を忘れて・・・親父の思い出が胸の中に溢れて、素敵な2時間でした。