最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

‘予後を診る’クイントエッセンス・デンタル・インプラントロジー

2006-11-08 14:25:50 | Weblog

11月10日発売のQuintessence Dental Implantology(クイントエッセンス社)に臨床論文を掲載した。「矯正的挺出技法を用いたインプラントの予後」と題して、骨や難組織(歯肉)の温存や再建方法に矯正技法を応用し、その治療結果と予後(3年と5年)を考察したものである。
http://www.quint-j.co.jp/service/magazine/QDI/qdi.php?no=13&year=2006&num=06

自分の臨床に科学的根拠の裏づけを行い、先人達の研究や論文から考察を行なうことは、臨床家(開業医)として夢でもあった。その反面、反省やミスや至らぬ点ばかりが見えてくる・・・・が、多くの本や専門書が、素晴しい症例や上手く行なえたケースばかりを掲載する風潮の中で、正直な臨床を通じて、また、その経過から医療の本質を考える事ができると自負もしている。(恥ずかしいばかりですが・・・言い訳です!)
友人や先輩の医師から、メールや電話等で、論文についてもご助言や暖かいお言葉を頂き、本当に有難く思っております。
ただ、「もっとこうすれば。あそこは違った方法で・・・」等は原稿を書いている時やスライドを見ている時、文献を引いている時に思い知らされた・・・・。本当に勉強になった。
10月末に発売された歯科評論別冊(ヒョーロン社)の「歯科医療を見える化する」にも‘デジタルリニアトモグラフィー(プロマックス)の活用’を書かせて頂いた。
読者(歯科医)先生のお暇な時にでもご一読頂き、合せてご批判やご意見をご教授頂ければ幸いです

さて、ブログが1ヶ月以上書けませんでした!!!!すみません!!!。遊んでいた訳では無く、いろいろな事が起こりブログを書く心の余裕がありませんでした。その中でも、親父の病気(パーキンソンと多発性脳梗塞)では、末期医療について、考えさせられました。

暗くなるので、嬉しい話題に! じつは、今日(8日水曜日)は夜、18時30分~21時は、大きな医療法人(歯科医院・8医院)の勉強会で、先月から講師として、若い先生に歯科治療の基礎を見直しながらインプラントの研修をさせて頂いています。で、私の講義に対する感想やレポートを受講生からいただきました。読んで泣きました。思わず声が出そうでした。(チョッとナルシストなんで・・)
まあ、好評だったと言う事ですが・・・・医師としてホントに嬉しかった・・・です。

そんなこんなの今日この頃です。