最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

学校法人 鶴見歯科学園での講演にむけて。

2005-10-31 17:09:34 | Weblog
11月12日土曜日は、歯科衛生士(歯科医院での看護婦さん)や技工士(セラミックとか作る人)の教育養成する‘学校法人 鶴見歯科学園http://www.y-dentdtc.ac.jp/info/ ’
でインプラントの講演をすることになった。事のきっかけは、4月にグアムで行なわれたカダイバー(献体を使わせて頂いた貴重な勉強会)研修で私の講演を聴いた先生からのご高配である。

インプラント治療を行なう上で、医師の知識や経験(研修や学会参加)は必須であるが、その医院での‘歯科衛生士’や‘歯科技工士’の知識や技術、経験も医師に負けないくらい重要なのです。インプラントを受ける事になった患者さん自身の背景(毎日の生活習慣や食生活、歯ブラシの事、等)は歯科衛生士が受け止めて、その改善に一緒に取り組む事。その為には、歯ブラシ指導だけでなく、歯周病の知識や、外科の知識、インプラント終了後のメインテナンスにいたる全体を見渡せることが重要な知識でもあるのです。
歯科技工士はというと、審美的な要素はもちろんですが、咬合(噛み合せ)の問題や、歯の大きさや形態にも磨きやすさや食べ物の詰まりにくい形態というものもあるのです。

患者さんにとっては、特に前歯や審美領域でのインプラントでは、最終的に‘綺麗に!’ということですよね。ですので、ただ単にインプラントを植えるというのではなく、歯肉の厚み(薄さ)や形態(スキャロップといわれる歯肉の形)、骨の厚さ、特に唇側面の骨量や、当該歯(抜歯する歯)の原因と手術の時期、等を総合的に診断する必要があるのです。また、治癒までの仮歯をどうするのか?という事も重要なポイントです。成功の秘訣は、医師だけの技量だけではなく、歯科衛生士や歯科技工士とのチームワークが本当に大切なのです。
ですので、11月12日の講演には、この点に焦点を当ててお話させて頂くつもりです。

PS 写真は、手術前の技工士(富士代君)と歯科衛生士の鈴木との最終打ち合わせの様子です。



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