最新の審美&インプラント日記

天王洲アイル・天王洲インプラントセンター 小川勝久先生による審美とインプラント治療の日記と情報

お礼状から学ぶ事

2005-12-07 15:02:02 | Weblog

「このお話はブログに必ず書かなくては」と思いつつも、上手く言葉が出ず、今日になってしまった。

一ヶ月くらい前、ある人を通して、私の歯科医院に見学に来たいS先生がいるとのお話があった。その見学希望の先生は、誠実で熱心な先生という事。そして、彼は、私が20年前にお世話になった、高名な先生のご子息との事。
私は何時でも良いので、先方のご都合の良い時に来院されることをお伝えした。しかし、遠方の九州から来られるので、インプラント手術に合せての来院をお薦めした。

S先生は、爽やかでハンサムな先生という印象でした。この時のインプラント手術の患者さんは若い女性であったので、その旨を伝えると、彼女の気持ちを察して遠く(患者さんから見えないところで)から私の話しや説明を聞いていた。
手術がはじまっても、スタッフに気をくばり、控えめな姿勢を崩さなかった。
この時は、静脈内鎮静法という麻酔を併用してので、比較的、手術の手技や気を付ける処やバーの選択、術者の姿勢、デジタルレントゲンでの確認法を含めて説明しながら手術を行った。大きな手術だったので、お昼休みは無かった。
10時~3時まで、ずっと立(中腰)っての見学は、本当に疲れるものなのに、食い入るようなそして冷静な眼差しを背中に感じてた。

3日後、S先生から丁寧なお礼状を頂いた。直筆の毛筆でのお礼状である。その文書から彼の人柄が偲ばれるが、それ以上に、このお礼状には素晴しいものがある。おそらく、彼の今いる環境が、そうさせるのでしょう。素晴しいご両親や師匠(きっと厳しく、やさしく、人間的に優れた人)の存在、環境が、S先生からのお礼状から読み取れました。

お礼状は本当になかなか書けるものではありません。私もS先生から本当のお礼状を教えてもらい自分の至らぬ点や気が利かない自分に恥じ入るばかりです。

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