メルトダウン
ロシアへの編入を問う住民投票が16日にあるウクライナ・クリミア半島。ロシア軍に介入の口実を与えないため、ウクライナ軍は銃器での応戦を禁じる。これに乗じ、銃を使って軍基地を制圧する親ロシア派自警団も現れた。一部施設を武装部隊に占拠された、半島西部イェブパトリア近郊の海軍航空基地に朝日新聞の記者が入った。
同基地指揮官のニコライ・リトビネンコ大佐によるとロシア軍の特殊部隊が2月28日、基地に潜入した。滑走路を封鎖し、管制施設を奪った。
大佐は「挑発に乗るな、武器は一切使用するなと命じられている」と語る。一部施設を制圧されたまま、約1千人の兵士が勤務を続けている。家族を他地域の実家に帰した者もいる。朝礼では「住民投票の前後に不測の事態が起きかねない。命令通り行動するように」との指示が出た。
大佐は「住民投票はウクライナ憲法違反だ。ロシアへの編入が承認されても我々が退去することはない」と強調した。
副司令官のバシリ氏(38)はプーチン・ロシア大統領を「今まで指導者として尊敬していた」と話す。だが、クリミアに介入した部隊を「現地の自衛部隊だ」と抗弁する同氏の姿に幻滅した。欧米諸国の対応も心配だ。「第3次世界大戦など始めたくない」
自治共和国の首都シンフェロポリ郊外では13日昼、親ロシア派自警団十数人がフェンスを乗り越え、ウクライナ軍基地に侵入した。
自警団2人が短銃を発砲。ウクライナ軍は十数人が木の棒で抵抗したが、その後に大挙して侵入した自警団に基地を奪われた。
軍幹部は基地内の会議室に軟禁され、兵士は基地から退去させられた。自警団幹部のスタニスラフ・シリバノフ氏は「クリミアはウクライナ軍のいるべき土地ではない」とし、他の基地も占拠する考えを示した。
クリミアでは、親ロシア派の自警団に銃を持たせて「自衛軍」とする動きが進むが、シリバノフ氏は発砲を否定。「我々は武器は持っていない。ウクライナ軍は平和的に我々の考えに賛同したのだ」と強弁した。
元ウクライナ軍将校で、国防省幹部も務めたウクライナ国防技術協会会長のボロディミル・グレク氏によると、クリミア半島に展開するウクライナ軍には、戦闘部隊として機械化歩兵旅団と海軍陸戦隊の旅団がいる。いずれも、ロシア軍とみられる武装部隊に包囲された状態だ。
機械化歩兵旅団の主力はイラク駐留経験もある。現在相対する部隊だけなら、容易に排除できるという。それでも「ロシア側がウクライナ軍に戦争を始めさせようとしている」との判断から、発砲は禁じられ、「素手での対応を迫られている状態だ」という。
グレク氏は、クリミアの住民投票の結果、ウクライナ軍が半島からの撤退を余儀なくされるシナリオが現実味を帯びていると分析する。「軍備を持ったままの撤退が許されない場合、敵の手に渡さないため、破壊してから撤退せざるを得ないだろう」と危惧する。(イェブパトリア=石田博士、シンフェロポリ=佐々木学、杉山正)
STAP細胞論文問題で、理研がユニットリーダーの小保方晴子氏(30)に責任を押し付けているとの批判が識者らから相次いでいる。むしろ理研が小保方氏を利用したとの報道まで出ているからだ。
「未熟な研究者」「論文の体をなしていない」「常道を逸している」…。理化学研究所が2014年3月14日に行った中間報告の会見では、理研幹部から小保方氏を批判するフレーズが相次いだ。
「小保方さんに罪をなすりつけている」
理研によると、小保方氏は、画像の切り貼りについて、「やってはいけないことという認識がなかった。すみません」と釈明したり、流用が指摘された画像について、「どこから取ってきたか覚えてない」ととぼけたりした。
確かに、こうした認識は、研究者として信じられないとの指摘がネット上などでも多い。しかし、論文は、発生・再生科学総合センターの副センター長らも執筆などに関わっており、なぜ問題が見過ごされてしまったのかという疑問は消えない。
さらに、問題を握りつぶそうという動きさえあった疑いも報じられた。NHKは3月13日、小保方氏が早大の博士論文から細胞画像を流用したと される問題について、副センター長が1か月前には把握していたものの、理研の調査委には「単なる画像の取り違い」とだけ説明していたと指摘したのだ。
ところが、会見では、不正があったかはまだ調査中だとして、理研幹部による自己批判などの言葉はほとんど出てこなかった。
会見内容について、東大医科学研究所の上昌広特任教授は、ツイッターなどで「小保方さんに罪をなすりつけているように見える」とコメントし、副センター長らも出てきて説明すべきだと指摘する。
都合の悪い発言を恐れて会見させない?
論文について理研側は精査もせず、むしろ、小保方晴子氏をうまく利用しようとしたといった報道も出ている。
中日新聞は、前出の副センター長が広報チームとともに、小保方氏をスターにしようと演出したとも指摘した。論文発表会見の1か月前に、割烹着のアイデアをひねり出し、実験室にピンクや黄色の壁紙を張ったというのだ。
コラムニストの近藤駿介さんは、報道などを元に、「小保方氏が『未熟』ではない大人の研究者たちによって、彼女自身が『演出』の重要なピース として利用された可能性がある」と自らのブログで指摘した。理研が小保方氏をなかなか会見させないのは、都合の悪い発言をされることを恐れているからでは ないかとも書いている。
理研の広報室では、NHKの報道内容については、「調査に関係することですので、現在はコメントできません」と取材に答えた。一方、割烹着な どを演出したかについては、「そのような事実はありません」と全面的に否定した。小保方氏を意図的に出さないようにしているかについても、「そのようなこ とは把握していません」とコメントしている。
毎日新聞 2014年03月17日 19時55分(最終更新 03月17日 20時05分)
ウクライナ南部クリミア半島で行われた住民投票でロシア連邦への編入が圧倒的な支持を受け確実となる中、ロシアや欧米からの安全保障と引き換えに旧ソ連崩壊後、核兵器を放棄したウクライナで「再核武装論」が浮上している。ロシアの脅威に対する反発だけでなく、有効な対応をとりあぐねている国際社会への失望感も大きく、国際的な「核不拡散体制」をも脅かそうとしている。【キエフで樋口直樹、ブリュッセル斎藤義彦】
「核保有国の地位を取り戻そう。ウクライナには核武装に必要な技術的手段がある」。クリミア情勢が緊迫化した今月初め、ウクライナ最高会議(国会)で民族主義の極右政党「自由」のゴロフコ議員はこう力説し、36カ月間で再核武装できるとの持論を展開した。
当初、こうした主張は一部勢力だけの極論とみられてきたが、親欧米派新政権の与党「祖国」に属するキエフ市議は「国際社会がロシアの暴挙を止められず、ウクライナの独立が脅かされれば、自衛のために再核武装の可能性を探るのは当然だ」と毎日新聞の取材に語る。
旧ソ連の核兵器産業の中心地だったウクライナには、ソ連崩壊時に約1900発もの戦略核弾頭があった。旧ソ連崩壊後、ウクライナは核兵器を放棄し核拡散防止条約(NPT)に加盟する代わりに、米英露がウクライナの領土保全を約束した「ブダペスト覚書」(1994年)を結び、非核国となった。ウクライナで再核武装論が盛り上がる背景には、ロシアが領土保全を約束した覚書を無視してクリミアを軍事的に掌握したことに対する怒りがある。
ただ、ウクライナが実際に再び核武装できる可能性はほとんどない。首都キエフの民間シンクタンク「ラズ ムコフ・センター」軍事部門のグロフスキ統括によると、原発15基向けのウラン燃料はすべてロシアから購入し、使用済み燃料もプルトニウムを抽出すること なくほぼ全量をロシアへ持ち出している。ウラン濃縮に必要な遠心分離機などの施設もなく、そもそも核兵器の原料がない。グロフスキ氏は「ウクライナは研究開発の能力はあるが、近い将来に核兵器を製造することは不可能だ」と指摘。「再武装をにおわせる発言は、国際社会にウクライナ防衛の約束を思い出させるためのものだろう」と解説した。
北の国旗掲げたタンカー、米特殊部隊が制圧
【ワシントン=今井隆】米国防総省は17日、北朝鮮国旗を掲げた石油タンカーがリビア反政府勢力の掌握する同国東部シドラ港から原油を積み出した事件で、米海軍特殊部隊「シールズ(SEALS)」の作戦が16日にキプロス南東沖で行われ、タンカーを制圧したと発表した。
タンカーは近くリビアの港に戻る。
国防総省によると、作戦はリビア、キプロス両政府の要請を受け、オバマ大統領が承認した。部隊は、米海軍のミサイル駆逐艦「ルーズベルト」から出 動し、ヘリコプターの支援を受けて作戦を実行。死傷者はなかった。タンカーは、武装したリビア人3人が乗っ取ったものだったという。
毎日新聞 2014年03月17日 東京朝刊
◆シンフェロポリ クリミア
◇「我が家に戻るのが願い」
【シンフェロポリ(ウクライナ南部)田中洋之】ロシア連邦編入の賛否を問う住民投票が16日行われたウクライナ南部のクリミア自治共和国。首都シンフェロポリでも多くの人が賛成票を投じ、1954年までロシア領だったクリミアの「ロシア復帰」を待ち望む声が聞かれた。
自治共和国議会から約300メートル離れた第1中等学校に設けられた投票所には、投票開始の午前8時前に約20人が並び、関心の高さをうかがわせた。住民はロシア編入かウクライナ残留かを選ぶ投票用紙にチェックを入れ、不正防止のため透明になっている投票箱に票を投じていた。
「我が家のロシアに戻りたい。それが願いです」。ロシア系のイリーナ・ボツマンさん(42)は、プーチン露大統領を「秩序をもたらしてくれる一家のあるじ」と呼んだ。ウクライナの新政権については「政変で多くの犠牲を出した人とは暮らせない」。一緒に投票した娘のユリヤさん(21)は7月に出産予定で「生まれてくる子の祖国はロシアになる」と笑った。
同じくロシア系のワレーリ・ゴンチャロフさん(29)は「ロシアは社会保障などクリミアの生活を良くしてくれる。石油・ガス資源があり、欧州より頼りになる」と話した。
投票所で住民30人に聞いたところ、回答を拒んだ2人以外はロシア編入に賛成だった。4人はウクライナの政変でロシア入りを支持するようになったという。投票所前では私服姿の自衛部隊3人が警戒にあたり、自治共和国議会の周辺は車の通行が禁止された。投票は平穏かつ整然と実施され住民の意思を反映する取り組みがうかがえた。
投票率は2010年のウクライナ大統領選(67%)や12年の最高会議選(49%)などクリミアで過去に行われた選挙を超過。一方、反露感情が強い先住民族クリミア・タタール人の間でボイコットの動きもあったが、南部バフチサライなどで投票への参加が報告された。
◆キエフ ウクライナ
◇領土喪失、市民ら涙
【キエフ篠田航一】「北方領土と同じで、ロシアはさらに他国領土の実効支配を進める」−−。ウクライナの首都キエフの市民は、クリミアの領土を失う事態が進行することへの危機感を強めていた。
旧反政府デモ隊の拠点となったキエフ中心部の「独立広場」では16日、設置されたスクリーンに映るクリミア関連ニュースを市民が険しい表情で見つめ、中には涙を流す人の姿もあった。記者が日本人と分かると、近付いてくる老人もいた。
「日本人なら、今日のウクライナ国民の気持ちが分かるだろう。クリミアは、君たちの領土のシコタン(北方領土の色丹島)と同じで、ロシアに力ずくで奪われていくんだ」。旧ソ連時代、役人としてサハリン地方に赴任したエブゲニー・トゥカチェンコさん(70)は声を詰まらせる。
広場中心部の特設ステージにはウクライナ正教の聖職者が登壇。祈りをささげた後、国歌が斉唱され、「クリミアはわが国の領土だ」などと市民が口々に叫んだ。幼稚園児の娘2人と広場を訪れたナターリャ・ペトローバさん(34)は「ロシアはクリミアだけで満足するわけがない」と話していた。
毎日新聞 2014年03月17日 東京夕刊
【キエフ篠田航一】ウクライナ南部クリミア半島が、住民投票で「ロシア編入」への意思を示した16日夜(日本時間17日未明)、ウクライナの首都キエフでは「ロシア帝国主義の拡大が始まった」との怒りの声が聞かれた。一方、実効支配を強行するロシアに打つ手もなく、住民投票を許してしまった結果に「新政権は無能」と先月発足したばかりの新政権への不満も出始めている。
旧反政府デモ隊の拠点となったキエフ中心部の「独立広場」では16日夜、気温1度の吹雪の中でも多くの人々が傘を差し、特設ステージのスクリーンに映るニュースを見守った。編入への圧倒的な賛成票が多いとの報道が流れ始めた午後8時以降は悲鳴も聞かれ、「ウクライナに栄光あれ」との涙声が吹雪の夜に響いた。
広場をパトロールする自警団の一人、アナトリーさん(30)は「これが21世紀にも帝国主義を捨てないロシアのやり方だ。この広場にもロシアのスパイがいる。わが国が安全になるまでここを去らず、革命の象徴の広場を守る」と話した。
新政権への不満も聞かれた。「犯罪者のヤヌコビッチ前大統領を追放し、ようやく新たな船出を期待したの に、結局は不安定な政情は続く。新政権には本当に交渉能力があるのか」。トラック運転手のアンドレイさん(36)は不満を隠さない。政情不安が長期化すれ ば、ロシアに対する怒りの矛先が新政権に向かう可能性もある。
毎日新聞 2014年03月17日 東京夕刊
【カイロ秋山信一】シリア内戦で、政府軍は16日、レバノン国境に近い西部山岳地帯にある反体制派の主要拠点ヤブルードを制圧した。国営シリア・アラブ通信が報じた。政府軍は首都ダマスカス北方の山岳地帯をほぼ確保し、中部ホムスや地中海沿岸地方に至るルートを掌握した。反体制派はレバノンからの補給路を断たれた格好で、ダマスカス郊外やホムスでの戦闘が政府軍優位に傾く可能性もある。
国営通信によると、政府軍は16日にヤブルード全域を制圧し、反体制派の戦闘員や武器の捜索を行ってい る。政府軍総司令部は「(反体制派への)補給路を断ち、致命的な打撃を与えた」との声明を発表した。ヤブルード郊外を拠点にする反体制派活動家は16日、 毎日新聞の電話取材に「大部分は政権側に制圧されたが、近郊での戦闘は続いている」と答えた。
政府軍は昨年春以降、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支援を受けて、西部山岳地帯で攻 勢を強めた。6月にクサイル、12月にナブクと要衝を次々と制圧し、ヤブルードにも空爆などで激しい攻撃を続けていた。反体制派によると、政権側にはヒズ ボラのほか、イラクのシーア派民兵も加わっていたという。
右派与党が地滑り的勝利=セルビア議会選
【ベルリン時事】セルビアで16日、議会(定数250)選挙が行われ、選挙監視機関の推計による と、右派の与党第1党・セルビア進歩党が得票率約49%で157議席前後を獲得する地滑り的勝利を収めた。同党党首のアレクサンダル・ブチッチ第1副首相 (44)が首相に就任する見通し。
議会選は欧州連合(EU)との加盟交渉開始を受け、改革推進へ政権基盤を強化したい連立与党の意向で前倒しで実施された。進歩党は汚職撲滅への取り組みを評価され、支持を集めた。(2014/03/17-07:06)
21日まで「停戦合意」=ウクライナ国防相
【モスクワ時事】ウクライナからの報道によると、新政権のテニュフ国防相は16日、南部クリミア半島を掌握したロシア部隊が21日までの間、ウクライナ軍施設の封鎖を一時解除すると約束したと明らかにした。
クリミアのロシア編入をめぐる16日の住民投票後の対応について、双方が司令官レベルで「停戦合意」に達したという。事実なら、住民投票にこぎ着けたことを受け、ロシア側が軟化に転じた可能性もある。(2014/03/16-23:31)
中国、「主要武器供給国」に=独仏と同水準-国際平和研
【ロンドン時事】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は17日、2009~13年の世界の武器取引に関する報告書を発表し、軍備を増強する中国について、「ドイツやフランスと同水準の主要武器供給国としての地位を確立した」と指摘した。
それによると、武器輸出国のトップ5は米国(全体の29%)、ロシア(27%)、ドイツ(7%)、中国(6%)、フランス(5%)。中国の輸出シェアは 04~08年の2%から大幅に増大した。主な輸出先はパキスタン(47%)、バングラデシュ(14%)、ミャンマー(12%)で、報告書は中国について 「急速な軍事技術の発展」が輸出拡大に貢献したと分析した。(2014/03/17-08:11)
ロシア編入を承認=賛成95%、クリミア住民投票-欧米は制裁発動へ
【シンフェロポリ(ウクライナ)時事】ロシアが掌握したウクライナ南部のクリミア自治共和国で、ロシア編入の是非をめぐって16日に行われた住民投票 は、選管当局が公表した暫定結果でロシア編入賛成95.7%に上り、圧倒的多数での承認が確実となった。欧米の再三の警告にもかかわらず、住民投票が強行 されたことで、欧米側は対ロシア制裁を本格発動する構えだ。
クリミア自治共和国のアクショノフ首相は投票結果を受け、中心都市シンフェロポリの広場で演説し、「われわれの勝利を誰も奪うことはできない」と勝利を宣言した。自治共和国議会のコンスタンチノフ議長も「わが家に帰ろう。クリミアはロシアの一部になる」と訴えた。
選管によれば、自治権を拡大した上でウクライナにとどまることに賛成したのは3・2%、無効が1・1%だった。4分の3の投票所の集計をまとめた。自治共和国と同時に投票を実施したセバストポリ特別市でも編入賛成が93%超だった。全体の投票率は82.71%に達した。
アクショノフ首相は、自治共和国議会が17日、ロシア編入に向けた正式な申請書を用意し、議会代表団が同日中にロシアへ向かうと語った。速やかに編入手続きに入り、既成事実をつくる狙いとみられる。
ロシアのプーチン大統領は16日、オバマ米大統領と電話会談し、「住民投票は国際法と国連憲章に完全に合致する。(欧米がセルビアからの独立を承認した) コソボを考慮したものだ」と主張。これに対しオバマ大統領は、住民投票は憲法違反であり、「決して認めない」と表明、「さらなる代償を科す用意がある」と 警告した。(2014/03/17-08:43
今ある情報によれば、ザハリヤ・アフメド・シャフ機長(53)は反体制派野党のメンバーで政治的抗議の意味を込めて今回の行動に走った可能性があるという。
マスコミ報道によれば、機長はフライトの数時間前、反対派指導者のアンワル・イブラギムの裁判を傍聴しており、そこでは禁固五年の有罪判決が言い渡されていた。
同僚のパイロットたちは、シャフ氏が反対派の活動家であり、イブラギム氏を強く支持していたと語っている。おそらくこの背景があって、今回の行動に出たとも考えられる。
これより先、シャフ氏の自宅および副パイロットの自宅では警察による家宅捜索が行われていた。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_16/269549767/
6 3月 2014, 19:01
UNNによると、ヤロシ氏は、「ロシアはパイプラインを使って石油やガスを送り金を稼いでいる」ため、「パイプラインを破壊する」と脅迫した。
またUNNによると、ヤロシ氏はウクライナ政府に対し、早期に最高総司令部を設置し、総動員令を布告し、国の奥地にも武器を届け、北大西洋条約機構(NATO)加盟国からの武器供与を確保するよう求めたという。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_16/269579545/
5 3月 2014, 12:04
ドルゴフ氏によれば、「ウクライナも当然に人種主義・人種差別・排外主義を取り締まる国際的義務を負う。ウクライナのバンデラ主義(ウクライナ西部を中心とする嫌ロシア派)体制は、民族間の憎悪を煽る非合法政権として非難されなければならない」。
ハリコフでは武装した「極右セクター」が銃火を噴き、人質を取る事件が発生した。これを鎮圧する作戦が、14日朝までに終了。30人が逮捕された。銃撃で市民2人が死亡、警官1人を含む2人が負傷した。
イタル・タス、インターファクス
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_03_15/269425353/