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「麻原以外の死刑勘弁を」=執行延期目的、否定せず-出頭理由で平田被告・東京地裁

2014年02月20日 | カルト・宗教・レイシズム・ファシズム

「麻原以外の死刑勘弁を」=執行延期目的、否定せず-出頭理由で平田被告・東京地裁

 

 オウム真理教による仮谷清志さん=当時(68)=拉致事件の逮捕監禁罪などに問われた教団元幹部 平田信被告(48)の裁判員裁判の第17回公判が20日、東京地裁(斉藤啓昭裁判長)であり、3日目の被告人質問が行われた。平田被告は、出頭理由につい て「麻原(教団元代表松本智津夫死刑囚)以外の死刑執行は勘弁してもらえないかという気持ちがあった」と述べた。
 この供述について、検察官から「自分が出頭すれば執行が延びるということでは」と問われると、平田被告は「それは否定しない」と話した。
 約17年間逃亡していた理由としては、同居していた元信者の女性(51)の証言と同様、関与していない警察庁長官銃撃事件の犯人と疑われていたことを挙げた。(2014/02/20-19:28)


<平田被告公判>「仮谷さん拉致を認識」井上死刑囚が証言

2014年02月03日 | カルト・宗教・レイシズム・ファシズム

<平田被告公判>「仮谷さん拉致を認識」井上死刑囚が証言

毎日新聞 2月3日(月)11時33分配信

 

平田被告と3死刑囚の関係

 元オウム真理教幹部、平田信(まこと)被告(48)の裁判員裁判が3日、東京地裁=斉藤啓昭(ひろあき)裁判長=であり、元教団幹部の井上嘉浩死刑囚 (44)が証人として出廷した。井上死刑囚は「全てのオウム事件の被害者、遺族の方々に心より深くおわび申し上げます」と謝罪し、教団による一連の事件の 背景には松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(58)の武力革命による国家転覆計画があったと述べた。

【見張り役をしたが、後のことは知らない】平田被告:仮谷さん監禁、一部否認

  井上死刑囚は仮谷清志さん監禁致死事件(1995年2~3月)について、事件前夜に中村昇受刑者(47)=無期懲役確定=と2人で平田被告を教団施設の台 所に呼び出し、中村受刑者が「仮谷さんを拉致する。ボディーガードをレーザー光線で目くらまししてほしい」と指示したと証言。平田被告が拉致計画を事前に 理解していたと指摘した。

 また事件の背景を「当時は武力革命を推進しており、資金集めが不可欠だった。(仮谷さんの妹からの)お布施が必要だった」と説明。武力革命については 「麻原が『ハルマゲドン(人類最終戦争)からの救済は平和的にはできず、国家を武力で転覆してオウム政権を樹立し、日本の流れを変える』と言い出した」と 述べた。

 松本死刑囚の側近だった井上死刑囚は、教団「諜報(ちょうほう)省」トップとして、多くの非合法活動に関与。確定判決によると、松本死刑囚から仮谷さん 事件を直接命じられ、実行役を率いたほか、宗教学者宅爆破、火炎瓶投てきの両事件(同3月)でも指揮役を務めた。平田被告はこの3事件で起訴され、井上死 刑囚の指示を受けたとされる。

 死刑囚の尋問は先月21日の中川智正死刑囚以来。井上死刑囚の尋問は4日も続く。【山本将克】

 ◇井上嘉浩死刑囚の確定判決

 1995年3月の地下鉄サリン事件など10事件で殺人罪などに問われた。1審は地下鉄事件での役割を「後方支援役」と認定して無期懲役としたが、2審は 「総合調整役」として死刑とした。仮谷さん事件でも1審は死亡の責任は認めなかったが、2審は逮捕監禁致死罪の成立を認めた。2009年の最高裁判決で死 刑が確定した。

最終更新:2月3日(月)12時12分

毎日新聞


オウム中川死刑囚:「サリン5倍の毒ガス製造」米専門家に

2014年01月28日 | カルト・宗教・レイシズム・ファシズム

毎日新聞 2014年01月28日 15時00分

教団による化学兵器製造の経過を英語で説明した資料。「GF」がシクロサリンを指す。中川死刑囚側から2012年夏にトゥー名誉教授に送られた
教団による化学兵器製造の経過を英語で説明した資料。「GF」がシクロサリンを指す。中川死刑囚側から2012年夏にトゥー名誉教授に送られた
トゥー名誉教授
トゥー名誉教授

 オウム真理教が地下鉄サリン事件(1995年3月)の約1年前、サリンの約5倍の毒性がある有機リン系 神経ガス「シクロサリン」を製造していた疑いがあることが分かった。元信者の中川智正死刑囚(51)が、化学テロ対策などを研究するために面会した米コロ ラド州立大学のアンソニー・トゥー名誉教授(生物化学)に明かした。トゥー名誉教授は「教団元幹部には死刑囚が多い。事件を教訓にするためにも専門家が事 実を引き出し、記録に残すべきだ」と指摘する。【岸達也】

 教団は一連の事件でサリンとVXガスの2種類の神経ガスを使用したことが確認されているが、シクロサリ ン製造の疑惑が浮上したのは初めて。地下鉄サリン事件前は猛毒の神経ガスの製造や所持を直接取り締まる法律がなく、事件に使用されなかった場合は捜査の対 象外となったため、教団が製造した化学兵器の全容が解明されていないとの指摘が根強くある。

 捜査関係者によると、オウム捜査の際、トゥー名誉教授が日本の警察当局に土壌からサリン残留物を検出する方法を伝え、警察は山梨県内の教団施設でサリンが生成されたことを突き止めたという。

 中川死刑囚は土谷正実死刑囚(49)らと共に化学兵器製造の中心人物だったとされ、松本・地下鉄両サリ ン事件など11事件に関与したとして死刑が確定した。トゥー名誉教授は研究目的で面会を申し込み、2011年12月~昨年10月、東京拘置所で計4回にわ たって中川死刑囚に会った。

 トゥー名誉教授が明かした中川死刑囚の証言によると、教団は94年4月、山梨県上九一色村(現・富士河 口湖町)の土谷死刑囚の実験棟でシクロサリン約20グラムを製造した。同じ有機リン系神経ガスのソマン、タブンについても同量生成したという。いずれも事 件には使われず、その後廃棄されたとみられる。

 捜査関係者によると、教団は93年ごろから化学兵器の研究を始め、シクロサリンを製造したとされる時期 には既にサリン製造に成功していた。トゥー名誉教授によると、サリンと原料は異なるが、サリンの製造技術があればシクロサリン生成も可能。トゥー名誉教授 は面会で知った化学兵器の開発状況などを「サリン事件 科学者の目でテロの真相に迫る」(東京化学同人社)として近く出版する。

 中川死刑囚の代理人弁護士は取材に「面会の状況や内容などは明らかにできない」としている。

 【ことば】シクロサリン

サリンと同種の有機リン系神経ガス。サリンに比べると揮発性が低く重いため、滞留しやすい性質がある。毒性はサリンの約5倍とされる。同じ有機リン系神経ガスのタブン、ソマンとともに、ドイツが化学兵器に使用する目的で第二次世界大戦前後に開発を主導したとされている。


【ソコイジNEWS】幸福実現党の原発賛成デモに行ってみた!!

2011年06月02日 | カルト・宗教・レイシズム・ファシズム
【ソコイジNEWS】幸福実現党の原発賛成デモに行ってみた!!

 宗教団体やスピリチュアル団体には、社会の不特定多数の人々に対して接点をもとうとして活動する以上、社会的責任がつきまとう。だから、そういった集団は、部外者からの好奇の目や批判から逃れることはできないし、逃れるべきでもない。宗教団体等が不特定多数の部外者をいじる存在なのだから、当然、我々部外者だって彼らをいじりたい。

 だからいじる。これが本連載の趣旨である。

 幸福の科学を母体とする宗教政党「幸福実現党」が5月14日に東京で行った原発賛成デモは、すでに本紙<「天罰だ!」「原発を止めるな!」幸福の科学がデモ>で報じた。このデモの無神経さは、それだけで幸福の科学の社会性の無さを指摘するには十分すぎる。

 しかし実際にデモに参加してみると、少し違った側面の問題も見えてくる。