メルトダウン
国連、ラトビアを非難=ロシア語話す者を差別
【ジュネーブAFP=時事】国連人権理事会は27日、バルト3国の一つで旧ソ連構成国のラトビアに対し、ラトビア語を話せない者への差別をやめるよう勧告した。ラトビアは人口200万人のうち4分の1がロシア語を母語にしている。
ラトビアでは法律で、ラトビア語の試験に合格しない者に対する市民権拒否や、就職の機会制限が定められている。第2次大戦でソ連に併合された後、多くのラ トビア人がシベリアに抑留される一方、数十年にわたりロシア人のラトビア移住が進められた。ラトビア政府はソ連時代の過ちを正しているだけだと反論してい る。(2014/03/28-18:04)
ウクライナで欧米と一線=中立姿勢を強調-中国主席
【ベルリン時事】中国の習近平国家主席は28日、ドイツのメルケル首相とベルリンで会談し、ウク ライナ情勢をめぐり意見交換した。習主席は会談後の記者会見で、「中国は内政に干渉せず、すべての国の主権と領土保全を尊重する」と語り、ロシアへの圧力 を強める米欧と一線を画す姿勢を示した。
米欧は、ロシアと緊密な関係にある中国に共同歩調を促し、ロシアを一段と孤立化させたい考え。しかし、 習主席は「ウクライナで起きていることは複雑な歴史的背景が原因」と指摘。「全当事者が政治・外交的解決を目指すべきだ」と述べるにとどまり、中立を維持 する姿勢を打ち出した。(2014/03/29-06:56)