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駐カタール大使を召還=サウジなど3国

2014年03月05日 | 国際 アラブ

駐カタール大使を召還=サウジなど3国

 

 【カイロ時事】サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンは5日、共同声明を出し、駐カタール大使を同日付で召還すると表明した。カタールは、サウジなどが警戒するイスラム組織ムスリム同胞団に融和的な政策を取っており、これに反発したとみられる。
 4国はいずれもペルシャ湾岸6カ国で結成する湾岸協力会議(GCC)の加盟国。声明は、カタールが昨年11月にGCC内で合意した「内政不干渉」に背く行動を続けたと指摘している。(2014/03/05-19:29)


アメリカ政府の傲慢さ、思い上がりと悪が、戦争の準備を整えた

2014年03月05日 | 国際

アメリカ政府の傲慢さ、思い上がりと悪が、戦争の準備を整えた

2014年3月3日

Paul Craig Roberts

世の中の一部では、一般の認識が、アメリカ政府がウクライナに引き起こした危機における深刻な危機を認識する上で、スティーブン・レンドマンや、ミシェル・チョスドフスキー、リック・ロゾフや私や、他のごく少数の人々に追いつきつつある。

アメリカ政府がウクライナの運営を任せたはずの傀儡政治家連中は、ユダヤ人、ロシア人を攻撃し、ウクライナ人政治家達を脅している武装ネオナチ組織 に、権力を奪われてしまった。1950年代にフルシチョフがウクライナ・ソビエト共和国に引き渡したロシアの州、クリミア政府は、不正に権力を奪取したキ エフの違法政府を否認し、ロシアの保護を要請した。クリミアのウクライナ軍はロシア側に寝返った。ロシア政府は、東ウクライナの旧ロシア諸州も保護するつ もりだと発表した。

アレクサンドル・ソルジェニーツィンが指摘した通り、歴史的にロシアの州であったものを、ウクライナに引き渡したのは、ソビエト連邦共産党の愚行 だった。当時は、それがソ連指導部にとっては、良いことのように見えたのだ。ウクライナは、ソビエト連邦の一部で、18世紀以来ロシアに支配されてきた。 ウクライナにロシア領土を付け足せば、第二次世界大戦中、ヒトラーと共に戦った西ウクライナのナチ分子を弱めることになる。恐らく、フルシチョフがウクラ イナ人だったという事実も、ウクライナ拡大要素の一つとしてあるだろう。

ともあれ、ソビエト連邦、もとのロシア帝国そのものが崩壊するまでは、それも問題にはならなかった。アメリカ政府の圧力で、ウクライナは、ロシアの州を取り込んだ別の国となったが、ロシアはクリミアの黒海海軍基地を維持していた。

2004年、アメリカ政府は、アメリカ政府が資金援助した“オレンジ革命”で、ウクライナを取り込もうとしたが失敗した。ビクトリア・ヌーランド国 務次官補によれば、この失敗以来、アメリカ政府は、ウクライナのEU加盟に向けた運動を醸成する為に、ウクライナに50億ドル“投資した”。EU加盟で、 ウクライナは、欧米の銀行家や大企業による掠奪に開放されることになるが、アメリカ政府の主目的は、ロシアとウクライナの国境にアメリカ・ミサイル基地を 建設し、ロシアから、黒海海軍基地と東ウクライナの軍需産業を奪い取ることだ。ウクライナのEU加盟は、NATO加盟を意味する。

アメリカ政府がウクライナ国内のミサイル基地を欲しがっているのは、ロシアの核抑止力を低下させ、それによりアメリカ覇権に抵抗するロシアの能力を低下させることだ。アメリカの世界覇権を妨げているのは、わずか三カ国、ロシア、中国とイランだけだ。

イランは、アメリカ軍基地によって包囲されており、沖にはアメリカ艦隊がいる。戦争屋オバマ政権が発表した“アジアへの転換”で、中国を空軍・海軍 基地で包囲しつつある。アメリカは、ロシアを、アメリカ・ミサイルとNATO基地で包囲している。腐敗したポーランドとチェコ政府は金を貰って、アメリ カ・ミサイルとレーダー基地を受け入れ、それによりポーランドとチェコの傀儡国家は、核による全滅の主要標的となっている。アメリカ政府は、旧ロシア・ソ 連、ヨセフ・スターリン生誕の地グルジアの州を買い入れ、その過程で、この傀儡をNATOに取り込んだ。

西ヨーロッパのアメリカ政府傀儡連中は、アメリカ政府からの金に目がくらむ余り、これらの極めて挑発的な動きが、ロシアに対する戦略上の直接的脅威じある事実を認めることができないのだ。ヨーロッパ各国政府の態度は“我がなき後に洪水よ来れ。”ということのようだ。

欧米に多少の良識と善意の兆しが現れるのを願ってか、アメリカ政府による長年の挑発へのロシアの反応は鈍かった。ところがロシアは、ワシントンや ヨーロッパ各国の首都によって、益々悪魔化され、欧米の売女マスコミによる、口から泡を吹くような悪意ある非難に曝され続けてきた。アメリカ政府のウクラ イナ介入で引き起こされた問題は、ロシアの責任だと思うよう、アメリカとヨーロッパの国民の大半が洗脳されている。昨日、ナショナル・パブリック・ラジオ 売女マスコミで、プーチンを問題として説明するニュー・リパブリック記事を私は聞いた。

アメリカ・マスコミの無知、品位の欠如と、独立性の欠如によって、戦争の可能性は大いに高まっている。無頓着なアメリカ国民に向けて描き出されつつ ある構図は真っ赤な嘘だ。アメリカ国務長官ジョン・ケリーが、“国際法に違反して”“ウクライナ侵略”したと、ロシアを非難した際、情報に通じた人々は、 爆笑されたに違いない。イラク、アフガニスタン、ソマリアに違法侵略し、リビア政府の打倒を画策し、シリアの政権を打倒しようと取り組んでおり、パキスタ ンとイエメンの一般国民を無人機やミサイルで攻撃し、イランを攻撃すると常に脅迫し、南オセチアのロシア国民に、アメリカとイスラエルが訓練したグルジア 軍をけしかけ、ロシア人と、ロシアの戦略上の権益擁護の為に立ち上がったロシアを、経済制裁で脅している国の外務大臣がケリーだ。ロシア政府は、ケリー は、偽善を新たな水準にまで高めたと述べた。

ケリーはこの質問には答えられない。“アメリカ合州国政府は、一体いつから、主権と領土の保全という概念に、本気で同意し、擁護しているのか?”

ケリーは、いつもながら白々しいうそをついている。ロシアはウクライナを侵略してはいない。キエフで行われている乱暴な反ロシア言辞と行動に鑑み て、ロシアは黒海基地に駐留する部隊に加え、多少の兵員を派兵したのだ。クリミアのウクライナ軍はロシアに投降しつつあり、ロシア軍兵士の追加派兵はほと んど無用だ。

愚昧なケリーは傲慢さと思い上がりと悪に耽り、ロシアを直接脅迫した。ロシア外務大臣はケリーの脅しを“受け入れられない”とはねつけた。戦争のお膳立ては整っている。

状況の不条理さにご注目願いたい。キエフは超国家主義ネオナチに乗っ取られている。超国家主義暴漢の一団は、欧州連合が同盟国として望んだり、ある いは必要としたりする相手の中で、一番望ましくない連中だ。EUは権力を中央集権化し、加盟諸国の主権を抑圧している。ネオコン・オバマ政権と、反ユダヤ 主義のネオナチとの協力にご留意願いたい。クリントン政権以来、アメリカ政府を支配してきたネオコン徒党は、実にユダヤ系に偏っており、彼らの多くは、イ スラエル/アメリカ二重国籍だ。ユダヤ人ネオコンのビクトリア・ヌーランド国務次官補や、スーザン・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官は、自分が起 こしたクーデターの支配権を、“ユダヤ人に死を”と説くネオナチに奪われてしまったのだ。

イスラエルの新聞ハーレツは、2月24日、ウクライナ人ラビ、モシェ・ルーベン・アズマンが“キエフのユダヤ人達に、町から、更には国からさえ、離 れるよう”助言していると報じた。ウクライナ・ユダヤ人の統括団体代表エドワード・ドリンスキーは、ウクライナ・ユダヤ人にとって、状況は“恐ろしい”も のだと述べ、イスラエルの助けを求めた。

アメリカ政府は自分が生み出し、擁護している状況がこうなのに、ウクライナ民主主義を抑えつけているといって、ロシアを非難している。アメリカ政府が転覆させるまでは、ウクライナには選挙で選ばれた民主主義があった。

現時点では、正当なウクライナ政府は存在しない。

イラクのサダム・フセインと大量破壊兵器について、アメリカ政府が嘘をついたのと全く同じように、イランの核兵器について、アメリカ政府が嘘をつい たのと全く同じように、シリアのアサド大統領が化学兵器を使用したことについて、アメリカ政府が嘘をついたのと全く同じように、アフガニスタン、リビア、 NSAスパイ、拷問について、アメリカ政府が嘘をついたのと全く同じように、ウクライナに関しても、アメリカ政府は嘘をついていることを全員が理解すべき なのだ。アメリカ政府が嘘を言わなかった例など、一体あっただろうか?

アメリカ政府は、三つの要素でできている。傲慢さと、思い上がりと悪。あそこにあるのはそれだけだ。

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the Westが購入可能。

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2014/03/03/washingtons-arrogance-hubris-evil-set-stage-war/
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夜行バス、一度乗ったことがある。夜11時発、目的地には、朝5時についた。降車した駅で、早めの朝食をとり、観光した後、仲間と合流した。乗り心地は決して悪くはなかったが、全く眠れなかった。亡くなられた乗客の方は実にお気の毒。

運転手、過呼吸症であるとか、11日連続勤務とか、報道されている。会社が管理する勤務状態や、個人の資質に無理があったのではあるまいか?そし て、強引に連想するのが、この国の支配体系。国中が管理する仕事の状態や、個人の資質に無理があるのではあるまいか?トップも、与党も、役所も、大本営広 報部も、学者先生も、大手労組も、とんでもない無理の固まり。

被害者、今生きている国民一億余人だけで済まない。放射能と、対米従属侵略戦争派兵による、未来世代へのゆえなき置き土産の責任を為政者も有権者も感じるべきだろう。

わざわざとんでもない未来を選ぶ民族が存在すること、そして、自分が、その不思議な部族に属している理由が皆目わからないのだが。アメリカ先住民の部族の中には、7世代先のことを考えて物事を選択するものがあるという。

ウクライナと、新宗主国の関係は、日本と宗主国の関係と相似形に思える。

国営大本営放送を見ていると、フランス国連代表、ウクライナの状況を、チェコ侵入になぞらえた。国営大本営放送、チェコ侵入の画像も見せてくれた。 チェコ侵入、とんでもない暴挙。これについては、まさにその時、近くに居合わせた加藤周一の文がある。月刊『世界』1968年11月号に掲載され、後に 『言葉と戦車』収録。冒頭にあるチェコの人名、ムナッコとなっていて、素人ながらおかしな名前と思ったものだ。栗栖継氏が翻訳された本の著者名ではムニャ チコ。Mňačkoで、nとcの上にダイアクリティカルマーク、ハーチェクがついている。しかし、人名誤表記、内容の素晴らしさと無関係。リアルタイム で、ここまで見えるジャーナリスト、まれだろう。当時、感動しながら読んだ文。今も『言葉と戦車を見すえて 加藤周一が考えつづけてきたこと』 (ちくま学芸文庫)で読める。(228から266ページ)他の文も、もちろん素晴らしい。1400円+税。残念ながら?急速に崩壊しつつある日本の状況に対する鋭い警告に読める。

大本営放送、偏りのないよう?意見並記し、CIA支援によるチリ・アジェンデ政権打倒の非道さを語り、戦闘機まで出動させての官邸攻撃映像を見せてくださると有り難い。(アジェンデ最期の演説、訳してある。9/11 サルバドール・アジェンデの遺言(1973)2008年10月25日

このブログを長くお読みの方であれば、ポール・クレイグ・ロバーツ氏の文に加え、文冒頭にある、スティーブン・レンドマンや、ミシェル・チョスドフ スキー、リック・ロゾフ諸氏の記事も時折翻訳・ご紹介していることはご承知かと思う。諸氏の記事、感心して、その多くを拝読している。個別例はあげない が、ご興味があれば、諸氏の名前で翻訳文を検索頂きたい。(筆者名は原文のままの場合も多い。Stephen Lendman, Michel Chossudovsky, Rick Rozoff)

国営大本営放送で小池晃共産党議員と首相の「集団的自衛権」国会問答部分を拝見。

歌も旗も強制するといわずに規定した。それが大変な強制状態だ。「集団的自衛権」とて、とんでもない集団的先制攻撃になることは100%確実。靖国だか千鳥ヶ淵だかは大繁盛になる。

しらっと真っ赤な嘘を言えること、傀儡首相となる前提条件。これも特定国家秘密だと、アルメニア放送は言うだろう。

その後、登場した異神の怪人、「集団的自衛権」を行使しろと、首相を援護して喚いているように見えた。野党というより、夜盗と呼びたい。夜盗は、「よとう」とも読める。これも、まことにふさわしい。ウクライナのよとうもそう。もちろん、すぐ電源を切った。

「集団的自衛権」とは、世界最悪の脅威、帝国主義国による侵略の隠れ蓑。「集団的先制攻撃権」を言い換えたものに過ぎない。

イラクのサダム・フセインと大量破壊兵器について、アメリカ政府が嘘をつき、属国政府がおうむ返しをしたのと全く同じように、イランの核兵器について、アメリカ政府が嘘をつき、属国政府がおうむ返しをしたのと 全く同じように、シリアのアサド大統領が化学兵器を使用したことについて、アメリカ政府が嘘をつき、属国政府がおうむ返しをしたのと全く同じように、アフガニスタン、リビア、NSA スパイ、拷問について、アメリカ政府が嘘をつき、属国政府がおうむ返しをしたのと全く同じように、ウクライナに関しても、アメリカ政府は嘘をつき、属国政府もそれに追従する可能性が高いことを全員が理解すべきなの だ。アメリカ政府が嘘を嘘をつき、属国政府がおうむ返しをししなかった例など、一体あっただろうか?

北方領土交渉が理由だろうか、対応にはネジレがあるようだ。傀儡走狗として、集団自衛権行使を率先して主張する人物が、「自国民救出」だと、ロシア派兵を擁護している。

たしかに、「自国民救出」であり、基地保全だろう。

宗主国がウクライナの違法クーデターを支援したことには、そして首都圏や沖縄の基地が、万一属国が独立すれば、牙をむくだろうことには、しっかり口をつぐんでいる。

帝国主義介入を擁護する一方で、ロシアの派兵をチャッカリ「日本軍派兵」の口実に流用する、ケリーやら、ヌーランド並の一流傀儡政治家ならではの、息をするように嘘を語るなめらかな言辞はさすが。

子は親の背を見て育つ


【PC遠隔操作事件】保釈決定は出たが…

2014年03月05日 | 事故・事件・災害

【PC遠隔操作事件】保釈決定は出たが…

江川 紹子 | ジャーナリスト

2014年3月4日 20時11分

 PC遠隔操作事件の被告人片山祐輔氏について、東京高裁第11刑事部(三好幹夫裁判長、阿部浩巳裁判官、染谷武宣裁判官)は3月4日、東京地裁が2月18日に行っていた保釈請求の却下決定を取り消し、保釈を許可する決定を出した。

罪証隠滅の恐れは小さく保釈の必要性は大きい

決定によると、同高裁は

1)弁護人は600点以上に及ぶ検察官請求の書証全部を証拠とすることに同意し、第1回公判で甲号証のすべてが取り調べられた

2)検察側証人16人の大半は、警察関係者やコンピュータ関係会社の技術者等である。被告人を釈放しても、これら証人予定者に働きかけて自己に有利な証言をさせることは想定し難い

3)被告人が自宅や勤務先で使用していたパソコンは全て押収されるなどして捜査当局の管理下にあるとみられ、 ハードディスク内のデータに被告人の主張に沿う痕跡を作出するのは困難というほかないから、被告人がそのような行為に出る漠然とした危惧は否定できないけ れども、実効的な罪証隠滅を図る余地はそれほど大きいとは考えられない

――などとして、

「釈放すれば巧妙な手法を駆使し、主張に沿った遠隔操作の痕跡を、自らあるいは他人の通謀して作出し、または他人のパソコンに密かに指令を出して作出するなどの罪証隠滅に及ぶおそれはきわめて大きい」とする検察側の主張を退けた。

さらに、

あ)被告人の身柄拘束は1年以上と長期にわたっている

い)専門的知識を必要とする本件事案の困難性に照らし、被告人を釈放したうえで、弁護人、特別弁護人との間における十分な意思疎通の機会を確保させる必要性が高い

――と認定。

保釈保証金を1000万円とし、都内の自宅に居住すること、逃げ隠れしたり証拠隠滅と思われる行為をしてはならない、海外旅行または3泊以上の旅行をする時には前もって裁判所の許可を得るなどの条件をつけて保釈を認めた。

最高裁は人質司法を公認するか?

これに対し検察側は、最高裁に特別抗告し、その判断が出るまでの間、高裁に保釈の執行停止を求めた。高裁は、検察側の請求を認め、保釈の執行を停止。片山氏の同日中の保釈はなくなった。

これについて、元東京高裁裁判長で片山氏の弁護人の木谷明弁護士は、次のように語る。

「検察はしつこすぎる。検察がやっていることは、自白をしないと最大限勾留するという、身柄拘束を 武器に使う人質司法そのもの。最高裁が、高裁の決定をひっくり返すようなことになれば、この人質司法を最高裁が公認することになり、影響は甚大。まさか最 高裁がそのようなことをするとは考えがたく、適法な抗告理由がないとして退けると確信しているし、そうあるべきだ」

第2回公判は、3月5日に行われる。

江川 紹子

ジャーナリスト

神奈川新聞記者を経てフリーランス。司法、政治、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々です。


皇太子殿下お誕生日に際し(平成26年)

2014年03月05日 | いろいろ

皇太子殿下お誕生日に際し(平成26年)

皇太子殿下の記者会見

会見年月日:平成26年2月21日

会見場所:東宮御所

皇太子殿下のお写真
記者会見をなさる皇太子殿下
問1 この1年間,2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決まるなど明るいニュースがありました。一方で,伊豆大島の台風被害な ど自然災害が各地で相次ぎました。殿下は,東日本大震災の被災3県を見舞われ,オランダ,スペインを訪問されるなど,国内外で多忙な日々を送られました。 この1年を振り返り,印象に残ったことについてお聞かせください。
皇太子殿下

この1年を振り返りますと,夏から秋にかけて,これまで経験のない大雨が各地で記録され,また,台風が伊豆大島に痛ましい被害をもたらすなど,多く の自然災害が発生したことは,大変心の痛むことでした。度重なる台風及び豪雨により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,ご遺族と被災さ れた方々にお見舞いを申し上げます。被害からのできる限り早い復興をお祈りしております。また,このところの大雪によって,地域が孤立したり,各地で被害 が出ていることも心配しております。

昨年後半には,宮城県,福島県,岩手県を雅子と共に訪問しましたが,東日本大震災の被災者の方々が,まだまだ大変なことが多い中でも,支援を受けな がら,これらの困難に立ち向かい,前向きに生活や生産の場の再建に取り組んでこられている様子を心強く思いました。東北の方々は,今年も,雪の多い厳しい 冬を迎えています。厳しい環境の中ではありますが,これからも関係者の努力により,1日も早く復興が進み,多くの被災者の方々の生活が改善され,安心して 暮らすことができるよう,被災された方一人一人の幸せとご健康を祈りながら,雅子と共に,被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思います。

現在,日本社会は,様々な意味で転機を迎えています。この1年,国内で訪れた各地で,諸課題を克服するために,社会の中から前向きな取組が生まれていることを実感しました。

例えば,東北の被災地において,地域ぐるみで,高齢者や子育て層などを支援している仮設住宅を訪れ,人々の優しい心の触れ合いを感じることができま した。また,全国障害者スポーツ大会では,大会参加者を支えるボランティアの方々の献身的な仕事ぶりに心を動かされました。さらに,山間地域の皆さんが協 力して,里山の景観や伝統的な農法を保存し,継承しながら,努力されるなど地域活性化のために各地で様々な取組が行われていました。

若い方々との交流でも印象深いことがありました。昨年8月には,震災を乗り越え,自らの力で復興プロジェクトを企画・実行し,未来を創造しようと取 り組んでいる「OECD東北スクール」の中高校生にお会いし,その熱意に強い印象を受けました。また,昨年来約850名の青年海外協力隊員とお会いしまし たが,開発途上国での草の根協力のために派遣される,若者たちの志気の高さを実感し,若い人たちの将来に向けた前向きで積極的な気持ちを感じることができ 勇気付けられました。同時に,途上国の現場に入り,現地の人々を指導し,自立できるようにするという協力隊の在り方は,日本の海外への技術協力の良い例で あると思います。

これらは,ほんの一部にすぎませんが,各地で,将来に目を向け,社会の絆(きずな)を 大切にした,多くの取組が地域に根付いてきております。これからも,若者,女性,高齢者,障害者を始め全ての人々が積極的に社会に参加し,しっかりと手を 携えて,他者に対していたわりの気持ちを持ち,助け合いながら,活力のある社会を構築していっていただければと思います。

今月の初めからロシアのソチで冬季オリンピックが行われており,連日のように放映される世界最高レベルの競技に魅了されつつ,選手一人一人のこれまでの努力と苦労に思いをはせております。日本の選手もよく頑張っており,これまでの健闘をたたえたいと思います。

昨年9月には,2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まりました。日本におけるオリンピック・パラリンピックの開催は,子どもた ちに夢を与え,日本の社会が将来に向けて活力を得ていくきっかけになればと思います。私自身は,前回の東京オリンピックの時は4歳でしたが,馬術競技など を観戦に行ったり,閉会式に出席した思い出がありますし,世界各国から集う選手を見て,子どもなりに,世界との出会いを感じたことを記憶しております。6 年後の東京オリンピックを目指して,我が国を含む世界各国の選手が,研鑽(けんさん)を積む機会となるとともに,世界の人々から喜ばれる大会となることを心から願っております。

また,昨年6月には,富士山が世界文化遺産に登録され,12月には,和食が,日本人の伝統的な食文化として,ユネスコ無形文化遺産に登録されるな ど,日本の自然,伝統や文化は,国際的にも認められてきております。近年,外国から日本を訪れる観光客は増えていますが,特に東京オリンピックが開催され る2020年には,外国からも多くの観光客をお迎えすることになります。多くの外国のお客様に,我が国の文化や風土に親しんでいただけるよう,国民の皆さ んが力を合わせていかれることを願っております。

昨年3月には,ニューヨークの国連本部で開催された「水と災害に関する特別会合」において,国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁として基 調講演を行い,我が国の災害の歴史を振り返りつつ,災害の歴史を伝えていくことの重要性とそこから導かれる教訓についてお話しいたしました。その後も, フィリピンの台風を始め各地で災害が続く中,昨年11月,国連大学で行われた「生態系を基盤とした防災・減災」と題する国際シンポジウムを聴講し,防災や 減災を念頭において自然環境を守り,自然と共生していくことが大切であることを改めて認識いたしました。

世界においては,地球温暖化や生物の多様性の減少,自然災害,貧困や食糧不足などが現実の問題として進行するとともに,一部の国や地域では武力紛争 が継続し,子どもを含む多数の犠牲者や難民が発生しております。こうした中で,紛争を予防し,貧困を克服していくとともに,環境破壊や自然災害を防ぎ,将 来にわたって持続可能な開発を達成することが,求められているように思います。昨年11月には,ヘレン・クラークUNDP総裁にお会いし,これらの諸問題 への国連の対応についてお話を伺いました。私が取り組んでいる「水」の問題は,こうした様々な課題に密接に関連し,その解決に向けて有益な視点を提供でき るものと思います。これからも,「水」の問題を切り口として,世界が直面する諸課題に関心を払っていきたいと思います。

また昨年4月には,オランダ王室からご招待を頂き,オランダのウィレム・アレキサンダー国王陛下の即位式に雅子と一緒に参列いたしました。6月に は,日本スペイン交流400周年の名誉総裁としてスペインを訪問し,スペイン王室及び政府の関係者から心のこもったおもてなしを頂いたのみならず,支倉常 長一行の子孫といわれるハポン姓の人が多い,コリア・デル・リオ市では,炎天下にもかかわらず多くの市民の皆さんに温かく迎えていただくとともに,地元の 小学生から東日本大震災からの復興の願いを込めた日本の歌の合唱をプレゼントしていただくなど,人との温かい交流を通じ,心に残る訪問となりました。

12月には,融和の精神をもとに,長きにわたる困難な活動を経て,平和裡(り)に アパルトヘイト廃止を果たしたネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の追悼式に出席しました。この訪問を通じ,民主主義や人権の尊重など普遍的な価値を体 現したマンデラ元大統領への尊敬の念を深めるとともに,アフリカを始めとした各国の大統領,首相,首脳経験者,王室の方々など多くの方にお会いすることが できました。

マンデラ元大統領の自伝である『自由への長い道』には,「あらゆる人間の心の奥底には,慈悲と寛容がある。肌の色や育ちや信仰の違う他人を,憎むよ うに生まれついた人間などいない。人は憎むことを学ぶのだ。そして,憎むことが学べるのなら,愛することだって学べるだろう。愛は憎しみよりも,もっと自 然に人の心に根づくはずだ。・・・人の善良さという炎は,見えなくなることはあっても,消えることはない。」というくだりがありますが,心を打つ言葉だと 思います。

また,本年は,日本とスイスとの国交樹立150周年に当たり,名誉総裁としてスイスとの交流にも携わることになります。今年も各国との親善関係が深まるよう,国の内外で多くの方々と交流することを楽しみにしております。

最後になりますが,昨年6月には,結婚20周年を迎え,20年前の結婚の儀を始めとする諸行事を感謝の気持ちのうちに懐かしく思い出すなど,この1 年も大変感慨深い年となりました。この20年,国民の皆様に私たちを温かく見守っていただいていることに改めて心より感謝いたします。

問2 雅子さまは療養生活に入られて10年になりますが,昨年は11年ぶりの外国公式訪問となるオランダ訪問に加え,被災3県を訪問されるなど, 活動の幅を広げられました。殿下のお気持ちと最近の雅子さまの体調や今後の見通しについてお聞かせください。愛子さまは4月には中学校に進まれます。愛子 さまの小学校生活を振り返ってのご感想と,今後の教育方針についてどのような考えをお持ちでしょうか。
皇太子殿下

この10年を振り返ると,雅子は,病気の治療を続ける中で,体調をその都度整えながら,公私にわたってできる限りの活動をするための努力を続けてき ました。そうした中で,昨年4月末に行われたオランダのウィレム・アレキサンダー国王陛下の即位式への参列のため,二人そろってオランダを訪問できたこ と,また,昨年後半には,宮城県,福島県,岩手県の被災地を一緒に訪問できたことを大変嬉(うれ)しく思っております。

雅子は,訪問と現地での行事出席の実現に向けて,体調の調整にとても気を遣ったと思います。しかし,本人の努力も実り,無事に訪問を終えることがで きました。以前にもお話ししましたが,オランダ王室からのご配慮も頂き,こうした訪問を実現できたことは,雅子にとっても一つの自信になったように思いま す。このほか,昨年は,東京で行われた障害者スポーツ大会の開会式や皇居宮殿での文化勲章のお茶会などにも二人そろって出席することができました。

このように,雅子は,確かに快方に向かっておりますが,これですぐに活動の幅が広がるわけではないと思います。お医者様からもご助言を頂いているよ うに,体調を整えながら,まずは,できることから少しずつ時間を掛けてやっていってほしいと考えております。国民の皆様より私たちに対して温かいお気持ち を寄せていただいておりますことに改めて心より感謝の気持ちをお伝えいたします。

また,愛子が,もうすぐ初等科の卒業式を迎えるのかと思うと,大変感慨深いものがあります。6年前,一緒に入学式に出席したことが,昨日のことのよ うに思い出されます。愛子は,この6年間,多くのことを学びました。また,勉強だけでなく,友達にも恵まれ,クラブ活動など課外活動を通じ,幅広い経験と 多くの仲間を得ることができたと思います。昨年夏の沼津海浜教育の際には,500メートルの距離泳を完泳するなど,随分たくましくなりました。昨秋の運動 会では,6年生が,初等科生活の集大成として全員で行った組体操に参加し,見事なピラミッドを創り上げるなど,友達と協力して演技をやり遂げたことは,本 人にとっても良い思い出となったと思いますし,初等科を卒業してもこのような心に残る思い出を大切にしてほしいと思います。

愛子は,この春から学習院女子中等科に進学することとなりますが,これから,より多くのことを勉強し,社会と接する機会も多くなると思います。愛子 には,知識を吸収し,さらにそれを社会で実践していくために,自分で考え,行動できるようになるとともに,周囲への感謝の気持ちや配慮を大切にしながら, 健やかに育ってほしいと思います。

両陛下には,雅子の体調をお気遣いいただき,そして,愛子の成長を温かくお見守りいただいていることに心より感謝申し上げております。また,国民の 皆様に温かく心を寄せていただいておりますこと,多くの方に愛子の成長を支えていただいておりますことに心より感謝しております。

問3 天皇陛下は昨年傘寿を迎えられ,皇后さまも今年80歳を迎えられます。両陛下が始められた「こどもの日」と「敬老の日」にちなむ施設訪問 は,来年から皇太子ご夫妻,秋篠宮ご夫妻に引き継がれることになりました。公務については,殿下は過去の記者会見で「時代に即した公務を考えていく必要が ある」と述べられました。両陛下の公務を引き継がれるにあたってのお気持ちと,新しい公務に対するお考えをお聞かせください。
皇太子殿下

公務についての考えにつきましては,以前にも申しましたけれども,過去の天皇が歩んでこられた道と,天皇は日本国,そして国民統合の象徴であるとの 日本国憲法の規定に思いを致して,国民の幸せを願い,国民と苦楽を共にしながら,象徴とはどうあるべきか,その望ましい在り方を求め続けるということが大 切であると思います。同時に,これまで行われてきている公務を踏まえつつ,将来にわたり生じる日本社会の変化に応じて,公務に対する社会の要請に応えてい くことが,重要であると考えております。

天皇皇后両陛下には,これまで,毎年,こどもの日,敬老の日及び障害者週間の前後には,関連施設をご訪問になり,入所者に心を寄せられ,また,多く の関係者をねぎらってこられました。このような両陛下のお気持ちを体して,私たちも心を込めて,この施設訪問を受け継がせていただきたいと考えておりま す。

我が国社会は,少子高齢化,地方の活性化,環境・エネルギー問題や防災対策を始め様々な課題に直面しています。私としては,高齢者や障害者の方々, 子どもたちを取り巻く環境や日本が直面してきた災害の歴史やそれに対する対応などを始めとして日本社会が抱える諸課題やそれに応じた社会の変化を知り,国 民の皆さんが日々どのような苦労をし,また,それらを克服するためにどのように取り組んでいるかを学ぶように心掛けております。その際,そうした多くの 方々の苦労を心に留(とど)めるとともに,課題を抱えながらも前向きに努力されている方々を少しでも励ますことができればと思っております。

また,同時に,世界各国との相互理解を深めていくことが大切だと思いますので,文化交流や国際親善の面でもお役に立てればと思っております。

今後とも,常に学ぶ姿勢を忘れずに,世の中のためにできることを心掛けてやっていきたいと思います。

問4 昨年は,皇室の活動と政治の関わりについての論議が多く見られました。天皇陛下は記者会見で,「問題によっては,国政に関与するのかどう か,判断の難しい場合もあります」と述べられました。殿下は,皇室の活動と政治の関わりについてどのようにお考えになっているのか,また心がけていること があればお聞かせください。
皇太子殿下

日本国憲法には「天皇は,この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ,国政に関する権能を有しない。」と規定されております。今日の日本は,戦 後,日本国憲法を基礎として築き上げられ,現在,我が国は,平和と繁栄を享受しております。今後とも,憲法を遵守する立場に立って,必要な助言を得なが ら,事に当たっていくことが大切だと考えております。

問5 宮内庁は昨年11月,天皇,皇后両陛下のご意向を受け,陵を従来よりも縮小し,400年ぶりに火葬を導入すると発表しました。殿下も了承さ れているとのことですが,この見直しについての殿下のお考えをお聞かせください。また,両陛下,秋篠宮さまとは,どのようなお話をされたのでしょうか。
皇太子殿下

天皇陛下には,皇室の歴史の中に,御陵の造営や葬儀に関し,人々に過重な負担を課することを望まないとの考え方が古くよりあったことに思いを致さ れ,御陵や御葬送全体についても,極力国民生活への影響の少ないものとすることが望ましいとのお気持ちをお持ちであり,同時に,これまで長きにわたる従来 の皇室のしきたりはできるだけ変えずに,その中で今という時代の要請も取り入れていくことを心掛けていらっしゃいます。

火葬の導入や御陵の縮小についてもこうしたお考えを踏まえたものであり,このような両陛下のお気持ちについては,以前より伺っており,私も秋篠宮も両陛下のお気持ちを尊重しておりますし,また,私も両陛下と同じように考えております。

<関連質問>
問1 この度はおめでとうございます。先ほどの殿下のご回答の中で国内外の様々な人と交流をしていきたいというお話がありました。それで今年1年 を振り返ったお話の中でも若い方々との交流を始めとした殿下の交流の話がありましたが,殿下におかれましては,日々の公務において,何か人と接する時に心 掛けていらっしゃることがあれば教えていただこうかと思うのですが,いかがでしょうか。
皇太子殿下

様々な場面で,様々な方と,小さいお子さんから年配の方まで年齢も様々で,またそれぞれやっていらっしゃることも異なる皆さんとお会いする機会が私 もありますけれども,やはり皆さんがどのような活動をされているか,そしてその活動に対してどういうふうな思いを持っておられるか,そういうことをできる だけ克明に伺うことができればといつも思っておりまして,そのような観点からできるだけ多くのことが伺えればと,常に思ってそのことを心掛けてはおりま す。ともかく,皆さんお会いする方々は,お会いする時間もまちまちですけれども,その限られた時間の中で,できるだけ多くのことを一人一人の方から引き出 していくことができれば,それは最終的には私自身にとっても大変大きな糧となると思っております。

問2 私的な外国訪問についてお尋ねいたします。平成22年2月に公表された東宮職医師団の見解では,負担が少なく,期間も長くない私的な海外訪 問は,妃殿下の治療の面から効果的との指摘がありました。ご一家の海外ご訪問は平成18年以降ありませんが,雅子さまのご活動が増え,愛子さまも中学校へ 進まれる中,ご一家での外国訪問についてどのようにお考えでしょうか。
皇太子殿下

確かにおっしゃるように,雅子の状況も少しずつ良い方向には向いてきていると思います。それから愛子もこの4月からは中学に進むように,だんだん大 きくなってきております。やはり雅子にとっても外国訪問が治療上も良いのであれば,そしてまた,愛子にとっても視野を広めるという意味で外国の地を見てお くことが良いのであれば,様々なことを考えて,今後ともどのような外国訪問ができるかということをいろいろ考えていく必要があると思います。実際,私たち もそのようなことをいろいろ考えているところではあります。

皇太子殿下のお誕生日に際してのご近影

米紙「安倍首相は南京事件を否定」菅長官が抗議

2014年03月05日 | 国際

米紙「安倍首相は南京事件を否定」菅長官が抗議

 菅官房長官は4日の記者会見で、安倍首相が南京事件を否定していると報じた米ニューヨーク・タイムズ紙の2日付の社説(電子版)について、「著しい事実誤認が含まれている」と批判するとともに、同紙に抗議したことを明らかにした。

 同紙は「安倍氏の危険な歴史修正主義」と題した社説で、「安倍氏とその他の国家主義者たちは依然として1937年の旧日本軍による南京大虐殺について、全く起きなかったと主張している」などと指摘した。

 これに対し、菅氏は「首相がそのような発言をしたことはない」と反論。「日本政府の基本的な立場は、1937年の旧日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害、略奪行為があったことは否定できないというもので、安倍政権も全く同じ見解だ」と述べた。

(2014年3月5日07時12分  読売新聞)

「露への制裁反対」英内部文書、カメラマン撮影

2014年03月05日 | 国際

「露への制裁反対」英内部文書、カメラマン撮影

 【ロンドン=林路郎】英政府高官が持ち歩いていた対ロシア制裁案関係の内部文書をフリーカメラマンがカメラで撮影したところ、「ロンドンの金融街 をロシア人に対して閉鎖すべきでない」などと、対ロシア通商・金融制裁に反対する交渉方針が記されていることがわかり、英政府が釈明に追われている。

 写真は、官僚が持ち運ぶ文書を素早く撮影し、暴露する腕で知られるスティーブ・バック氏が首相府敷地内で押さえた。英 メディアが一斉に転載し、報じた。それによると、国家安全保障会議が開かれる首相官邸へ向かう外務省高官とみられる人物が手にした文書には「当面は貿易制 限も支持すべきでない」「(NATOでは)軍事行動に関する議論は妨害すべきだ」とも書かれていた。

 これが英政府の最終的な立場かどうかは不明だが、報道について対露議員連盟に属するジョン・ホイティングデイル下院議員は「さらに1~2日状況悪化が続くなら金融業界の利益に影響があっても、あらゆる選択肢を検討すべきだ」と批判した。

(2014年3月5日10時44分  読売新聞)