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コンゴ、ルワンダ両軍が交戦=国境付近、銃撃4時間

2014年06月11日 | 国際 アフリカ

コンゴ、ルワンダ両軍が交戦=国境付近、銃撃4時間

 

 【ロンドン時事】アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)と隣国ルワンダとの国境付近で10日未明、両軍部隊による交戦が発生した。AFP通信が伝えた。
  地元当局者の話によれば、現場はコンゴ東部の主要都市ゴマ北方20キロにある村。コンゴ兵の一人が国境地帯でルワンダ部隊に拉致されたことから、コンゴ軍 が発砲したとされる。銃撃戦は4時間以上続いたが、犠牲者が出たかどうかなど詳しい状況は不明。(2014/06/11-19:46)


「記憶の火」で犠牲者悼む=ルワンダ大虐殺から20年

2014年04月08日 | 国際 アフリカ

「記憶の火」で犠牲者悼む=ルワンダ大虐殺から20年

 
7日、キガリで、ルワンダ大虐殺20年の追悼式典に出席する国連の潘基文事務総長(前列左端)やルワンダのカガメ大統領(同2人目)(AFP=時事)

 【ロンドン時事】アフリカ中部ルワンダで1994年に大虐殺が起きてから20年となる7日、首都キガリで式典が開かれた。犠牲者の遺族や生存者、各国関係者ら数千人が出席。伝統的な追悼歌を歌うなどして、100万人とも言われる犠牲者を悼んだ。
  報道によると、1月から国内各地をリレーしてきた「記憶の火」のトーチが会場に到着し、カガメ大統領と潘基文国連事務総長が火を点火台に移した。火は虐殺 が続いた100日間燃え続けるという。花輪も供えられ、参加者らは次々と哀悼の意を示した。式典中、生存者数人が感情を抑え切れずに泣き叫び、医療スタッ フに運び出される場面もあった。(2014/04/07-22:05)


ルワンダ:元高官襲撃、続発 政権関与か、亡命先の南アが非難

2014年04月07日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年03月15日 東京夕刊

ルワンダ情報機関の元トップ、カレゲヤ氏が今年1月、遺体で発見されたヨハネスブルクのホテル=2014年3月13日、服部正法撮影
ルワンダ情報機関の元トップ、カレゲヤ氏が今年1月、遺体で発見されたヨハネスブルクのホテル=2014年3月13日、服部正法撮影

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部ルワンダから南アフリカに亡命したルワンダ当局元高官を狙った襲撃とみられる事件がヨハネスブルクで相次ぎ、ルワンダ政府の関与が取りざたされる事態となっている。南ア政府は先週、在南アのルワンダ外交官らを国外退去処分とした。ラデベ法相は12日、ルワンダの外交官がこれらの事件に関与したとの見方を示唆し、「断固たる警告を送る」と強い口調でルワンダを非難した。

 今年1月、ヨハネスブルクの高級ホテルの客室で、ルワンダ情報機関の元トップで南アに亡命したパトリック・カレゲヤ氏が窒息死した状態で発見された。殺害されたとの見方が強い。

 さらに今月になって、ルワンダ軍の元参謀長で亡命中のカユンバ・ニャムワサ氏のヨハネスブルク市内の自宅が武装集団に襲撃された。ニャムワサ氏と家族は当時留守で無事だった。同氏の殺害を狙ったとみられる襲撃は3回目で、2010年には腹部を銃で撃たれている。

 両氏とも以前はカガメ・ルワンダ大統領の側近として知られたが、後に政治手法などを批判し、南アに亡命した。

 ルワンダは1994年、多数派のフツ人が少数派のツチ人ら約80万人を虐殺。その後、カガメ氏らが率いるツチ人主体の軍事組織が情勢を沈静化させた。民族和解の進展と経済成長の実現という業績で国際的に高く評価されるカガメ氏だが、一方で強権支配と批判されている。ルワンダ政府はいずれの事件についても関与を強く否定している。


ナイジェリア:1500人以上死亡

2014年04月07日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年04月05日 東京朝刊

 イスラム過激派ボコ・ハラムのテロ攻撃と治安当局による過激派掃討作戦が激化する西アフリカ・ナイジェリア北東部で、今年1~3月の間に1500人以上が死亡したことが31日、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)の調べで分かった。半数以上は民間人と見られ、治安は悪化の一途をたどっている。

 ボコ・ハラムは2002年にナイジェリア北部マイドゥグリで結成された過激派で、名称は現地語で「西洋の教育は罪」の意味。ナイジェリア全域にシャリア(イスラム法)を導入することを目指し、政府やキリスト教会へのテロを行ってきた。国際テロ組織アルカイダなど他の地域のイスラム過激派との連携も指摘されている。【ヨハネスブルク】


ナイジェリア:GDP、南ア上回る アフリカ最大経済国に

2014年04月07日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年04月07日 10時13分

 ナイジェリア政府は6日、2013年の国内総生産(GDP)を再計算した結果、約5100億ドル(約52兆6500億円)となり、南アフリカ(約3530億ドル)を上回りアフリカ最大の経済になったと発表した。世界では26位。欧米メディアが報じた。

 これにより、財政赤字のGDPに占める割合は12年の19%から13年は11%と大幅に改善した。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、人口も最大の約1億7000万人を抱える。(共同)


チャド軍、中央アフリカの首都の市場で乱射 多数が死傷

2014年04月06日 | 国際 アフリカ
(CNN) 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は4日、アフリカ中央部の中央アフリカ共和国の首都バンギで先月29日、隣国チャドの軍部隊が市場で民間人に発砲、約30人を殺害し、300人を負傷させたとの暫定調査結果を公表した。

襲撃したチャド軍はその後、拘束などされずに母国へ戻ったとみられる。中央アフリカではイスラム、キリスト両教徒間の流血の抗争が続き、周辺国で組織する国際支援団が和平維持活動に当たっている。国連によると、市場を襲ったチャド軍は支援団の一員でないという。

OHCHRによると、チャド軍は複数の軍トラックに分乗してバンギに到着して、女性や子どもも含む買い物客で混雑する市場に進み、発砲した。パニック状態となったがチャド軍兵士は構わず乱射を続けたという。

複数の消息筋はOHCHRの調査団に、チャド軍の襲撃グループは残留するチャド人やイスラム教徒を連れ出すためバンギに入っていたと指摘。キリスト教系の民兵組織からの迫害を防ぐことが任務だったとしている。

約6000人規模の国際支援団にはチャド軍兵士約850人も参加。ただ、CNNのフランス語系列局BFMTVによると、チャド外務省は3日、支援団からチャド軍を撤収させるとの声明を発表していた。

この声明では、中央アフリカの苦難をチャドとチャド人のせいにする悪意あるキャンペーンへの批判を加えていた。

中央アフリカでは昨年春、イスラム系武装勢力の攻勢で大統領が国外へ脱出し、キリスト教系民兵組織が立ち向かう宗教対立に発展。武装衝突も拡大し、多数の死者が出ている。


エボラ熱流行「前代未聞」=医療団体が警告-西アフリカ

2014年04月01日 | 国際 アフリカ

エボラ熱流行「前代未聞」=医療団体が警告-西アフリカ

 

 【ロンドン時事】国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は31日声明を出し、西アフリカで広がりつつある致死性の高い伝染病エボラ出血熱について、「これまでにない規模の流行であり、前代未聞」の事態だと警告した。(2014/04/01-06:04)


チャド軍が住民攻撃、24人死亡=イスラム教徒に肩入れと批判も-中央アフリカ

2014年03月31日 | 国際 アフリカ

チャド軍が住民攻撃、24人死亡=イスラム教徒に肩入れと批判も-中央アフリカ

 
中央アフリカに展開する中、イスラム教の祈りをささげるチャド兵=6日、西部ボサングア(AFP=時事)

 【バンギAFP=時事】キリスト教徒とイスラム教徒の対立が続く中央アフリカ共和国で、平和維持部隊のチャド軍が住民を攻撃、少なくとも24人が死亡し た。現場は首都バンギ郊外ベグア。キリスト教徒が多い地区で、ベグアのドンボロ市長は30日、100人以上が重傷だと訴えた。
 市長は、ロケット弾で家々が破壊されたと主張。住民らは「辺り構わず乱射した」とチャド軍を非難した。チャド軍は現地で、イスラム教徒に肩入れしていると批判を浴びている。
  周辺国などでつくる「アフリカ主導中央アフリカ国際支援団(MISCA)」当局者は、チャド兵が手りゅう弾による攻撃を受け、反撃のため発砲したと説明。 これに対し、キリスト教徒主体の民兵組織は「誰もチャド軍を攻撃していない」と反論している。(2014/03/31-06:44)


南スーダン避難民、100万人突破

2014年03月31日 | 国際 アフリカ

南スーダン避難民、100万人突破

 

 【ジュバAFP=時事】昨年12月に始まった戦闘が終わらない南スーダンで、戦火に追われ100万人以上が家を失った。国連によると、25万人以上がエチオピア、ケニア、ウガンダ、さらに北隣のスーダンに逃れる一方、80万人以上が国内で避難生活を余儀なくされている。
 キール大統領率いる南スーダン政府と、反大統領派は1月、停戦で合意したが、その後も戦闘は継続中。国連人道問題調整事務所(OCHA)は28日付の報告書で「特に東部ジョングレイ州、北部ユニティ州で戦闘が続いている」と訴えた。(2014/03/31-06:26)


中央アフリカ、平和維持軍が民兵組織に「宣戦布告」

2014年03月28日 | 国際 アフリカ

中央アフリカ、平和維持軍が民兵組織に「宣戦布告」

2014年03月27日 15:59 発信地:バンギ/中央アフリカ

中央アフリカの首都バンギ(Bangui)で任務に当たる中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)の部隊(2014年3月25日撮影)。(c)AFP/PACOME PABAMDJI

【3月27日 AFP】情勢不安に陥っている中央アフリカで治安維持活動に当たっているアフリカ連合(AU)主導の「中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)」は26日、国内多数派のキリスト教徒の民兵組織「反バラカ(anti-balaka)」を「敵とみなす」と宣言した。

 現地のラジオ放送によると、MISCAのジャンマリー・ミシェル・モココ(Jean-Marie Michel Mokoko)司令官(コンゴ共和国)は、中央アフリカに展開する国際平和維持部隊に対し「反バラカ」が襲撃を繰り返していると非難。「今後、われわれは反バラカを敵とみなし、相応の対応をする」と述べた。

 これに先立ち国連(UN)は、「反バラカ」が中央アフリカに派遣された国際部隊を襲撃したことについて、越えてはならない一線を越えたと警告していた。

 中央アフリカの首都バンギ(Bangui)では先週末から武装グループと国際部隊との衝突が繰り返し発生し、これまでに約20人が死亡している。(c)AFP/Christian PANIKA


格差のブドウ:南ア民主化20年/3 白人の富、再分配失敗

2014年03月01日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年03月01日 東京朝刊

ブドウ畑で収穫作業途中の労働者たち=南ア西ケープ州で服部正法撮影
ブドウ畑で収穫作業途中の労働者たち=南ア西ケープ州で服部正法撮影

 南アフリカ・ケープタウンから延びる国道1号。道沿いに広がる緑のじゅうたんの下には、すずなりのみず みずしいブドウが見える。記者だと明かしカメラを構えると、作業服姿の黒人労働者が人なつっこい笑みを浮かべて言った。「もっと賃金が上がるのをみんな 待っているところさ」

 西ケープ州のブドウ畑に立つと、アパルトヘイト(人種隔離)政策が終わり民主化した後も、白人農場主と黒人労働者の経済格差は依然大きいことが分かる。農場で働く人で作る労働組合のノージー・ピータース事務局長(59)は、民主化後に直面した新たな苦難について触れた。

 かつて、多くの黒人は白人の農場に住み込み、正規の労働者として雇われていた。ところが、民主化後に与党「アフリカ民族会議(ANC)」政権が労働者の借地権などを保障する制度を導入したところ、白人農場主は季節労働者に切り替えることで対抗した。

 「白人農家によるバックラッシュ(揺り戻し)」(ピータース事務局長)の結果、大量の労働者が解雇され、農場を追われることになった。その数は、国全体で民主化当初の10年間に90万人以上とみられている。そうした人が、また劣悪な条件の農場で働くことになる。

 同州のブドウ農場労働者は、2012~13年のストライキで最低賃金の約5割増を勝ち取った。一方、白人農場主側からは、経営圧迫への強い不満が出た。

 農場主らの全国組織「アグリSA」のヨハネス・メラー議長は地元紙に「とても負担できないので、大規模 な経費削減が起きるだろう」とコメント。プレトリア大学などの研究者グループは12年末に出した報告書で、赤字に陥り借入金の返済などができなくなる農場 が多く出ると分析した。

 だが、その一方で報告書は「最低賃金を倍以上にしても労働者世帯の収入は十分な栄養を取るには依然不足している」と、労働者の過酷な現状を指摘。効率化など農家の構造改革の必要性を説いた。民主化の「果実」として期待された格差是正は、なぜ難しいのか。

 ワイナリーが集まる「ワインランド」の中心地ステレンボッシュで、南ア経済学界の重鎮に会った。ステレンボッシュ大のサンピー・テレブランシュ名誉教授(80)の答えは明快だ。

 「アパルトヘイト体制時に白人企業が不当にため込んだ富を放棄させなかったのが失敗だった。白人にとって民主化プロセスは、ソフトランディング過ぎた」【ステレンボッシュ(南ア西ケープ州)で服部正法】=つづく


格差のブドウ:南ア民主化20年/2 人種「平等」、経済はいつ

2014年03月01日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年02月28日 東京朝刊

デドーランズの郊外に広がる掘っ立て小屋群。多くのブドウ農場労働者が貧困の中で暮らす=南ア西ケープ州で、服部正法撮影
デドーランズの郊外に広がる掘っ立て小屋群。多くのブドウ農場労働者が貧困の中で暮らす=南ア西ケープ州で、服部正法撮影

 ぎらつく夏の太陽がトタン板に照り返し、目に痛い。南アフリカ西ケープ州デドーランズに広がる白っぽく 乾いた「インフォーマル・セツルメント(非正規居住区)」。粗末な小屋が建ち並ぶ一角で、黒人のターボ・セカビサさん(37)がいらだたしげに言った。 「アパルトヘイト(人種隔離政策)後の変化だって? 終わったところで職を生み出せない。何が変わったというんだ」

 セカビサさんらブドウ農場の季節労働者は、2012年11月に本格化したストライキで、それまでの5割増以上の最低賃金を勝ち取った。だがそれは、日給105ランド(約995円)でしかなく、セカビサさんは雑貨店を開いて日銭を稼ぎ、暮らしを支える。

 セカビサさんは「この辺りでは、今でも英語だけでなくアフリカーンス語が分からないと職が得られない」と言う。アフリカーンス語はオランダ系住民らの言語で、農場を経営する白人などが使う。こうした状況は、アパルトヘイト廃止前からずっと続いている。

 1994年に全人種が参加する選挙が実施され、白人政権に代わりネルソン・マンデラ氏が大統領に就任。南アは民主化した。

 与党「アフリカ民族会議(ANC)」率いる政権は、人種間の経済格差是正のため、黒人の経営参画や雇用促進を図り、黒人の間にも富裕層が生まれた。

 このため、01年に白人の平均年間所得は黒人の8・6倍あったが、11年には約6倍にまで縮まった。だが、国民の格差の状況を示すジニ係数は、南ア政府によると12年に0・69で世界トップクラスだ。

 白人と黒人という既存の格差に加え、黒人の間で富裕層と貧困層の格差が生じている。貧困層の困窮状態は変わらず「底上げ」ができていないとの見方は根強い。

 近年、南ア製ワインの輸出は堅調だが、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は11年8月、西ケープ州のブドウ農場などの労働者の実態について報告書を発表。「多くの場合、搾取と人権侵害の状況にある」と結論づけた。

 「利益を得ているのは白人農家。苦しんできた者たちは(民主化後の)新生南アフリカでも苦しんでい る」。同州パールにある農場労働者らの労働組合事務局で、ノージー・ピータース事務局長(59)が訴えた。「人種差別がないというのは、同じレストランで 誰もが食事できることだけを指すのではない。必要なのは経済的な平等だ」【デドーランズ(南ア西ケープ州)で服部正法】=つづく


格差のブドウ:南ア民主化20年/1 農場労働者、続く貧困

2014年03月01日 | 国際 アフリカ

毎日新聞 2014年02月27日 東京朝刊

最低賃金引き上げを求めデモ行進する農場労働者ら=デドーランズで昨年1月、ロイター
最低賃金引き上げを求めデモ行進する農場労働者ら=デドーランズで昨年1月、ロイター

 抜けるような青空に垂直に切り立つ「テーブルマウンテン」の山容が映える。大西洋とインド洋がそばで交 わる南アフリカ・ケープタウン。ウオーターフロント地区のレストランでは、海風に吹かれながら白人らが美食を楽しむ。南半球の夏の明るい陽光を受け、テー ブルの上できらめくのは南ア産ワインだ。

 同じ頃、東に約150キロ離れたデドーランズ。広大な生食用ブドウ畑で収穫作業を終えた黒人の男たち が、トラックの荷台から降り、黙々と家路を急いだ。先にあるのは、継ぎはぎだらけのトタン板で作られた何百もの掘っ立て小屋。「インフォーマル・セツルメ ント(非正規居住区)」では、風が吹けば砂が舞い上がり、目を開けていられない。

 豊かさと貧困。ブドウを巡って対極の世界がここにはある。

 デドーランズで、ブドウ農場労働者の怒りが爆発したのは2012年11月だった。当時1日当たりの最低賃金は69ランド(今のレートで約650円)。パン一塊が約10ランド(約95円)する。

 労働者はストライキを打ち、路上でタイヤを燃やし警官隊と衝突。混乱は西ケープ州の各地に広がった。13年1月まで断続的に続いたストにより、政府が105ランド(約995円)に引き上げると宣言し、収束した。

 だが、ストに加わったアントニアス・ジャリサさん(33)が言う。「ましになったけど変わらないよ。暮らしは過酷だからね」

 非正規居住区にあるジャリサさんの家は、6畳ほどの粗末な小屋。夏は気温35度以上、冬は10度以下の 日もある気候の中で、電気も水道もない。夜はランプを使い、ガスボンベをつなげたコンロで煮炊きする。一緒に暮らすガールフレンド(27)が、ぐったりと ベッドに横たわっていた。

 同州出身のジャリサさんは、職を求めて4年前にここへ流れ着き、季節労働者になった。収入があるのはブドウ収穫期の10~4月で、残り5カ月は「じっと(時が過ぎるのを)待つのさ」。未来への展望を尋ねると「分からない……分からない」と遠くを見ながら繰り返した。

      ◇ 

 南アがアパルトヘイト(人種隔離)政策を廃止し、民主化が達成されてから今年で20年がたつ。だが、経 済的格差は依然、世界最悪級のままだ。人種融和の「虹の国」の建設を目指したネルソン・マンデラ元大統領が死去して2カ月。南アの民主化と格差を考える旅 に出た。【デドーランズ(南アフリカ西ケープ州)で服部正法】=つづく

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 ■ことば

 ◇南アフリカ共和国

 アフリカ大陸の南端に位置し、面積は日本の3.2倍の約122万平方キロ。人口約5100万人。黒人が 80%程度を占め、白人とカラード(混血)がそれぞれ約9%。英語、アフリカーンス語など11言語が公用語。中国やインドなどの新興国「BRICS」の一 角でもある。2010年にサッカー・ワールドカップを開催し注目された。世界のトップ10に入るワイン生産国であり、欧米で人気が上昇する南ア産ワインの 輸出量は民主化後約8倍に拡大。12年には約4億1000万リットルに達した。西ケープ州は地中海性の温暖な気候に恵まれ、生食用も含む世界有数のブドウ 産地


ナイジェリアで同時攻撃 37人死亡 ボコ・ハラムか

2014年03月01日 | 国際 アフリカ

ナイジェリアで同時攻撃 37人死亡 ボコ・ハラムか

2014年02月28日 09:02 発信地:カノ/ナイジェリア

ナイジェリア・アダマワ(Adamawa)州で何者かによって放火された車の残骸(2012年10月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI

【2月28日 AFP】ナイジェリア北東部で26日夜、キリスト教の神学校を含む3か所で同時攻撃があり、合わせて少なくとも37人が殺害された。地元の当局者と住民らが27日、明らかにした。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による犯行とみられている。

 同時攻撃が発生したのはアダマワ(Adamawa)州。同州マダガリ(Madagali)地区の代表はAFPに対し、大勢の武装集団が3つのグループに分かれ、マダガリ地区の2か所と隣接するミチカ(Michika)地区の1か所の計3か所を別々に襲撃したと話している。

 同国ではその前日の25日にも、ヨベ(Yobe)州の寄宿学校が襲撃され、就寝中の43人が同じくボコ・ハラムとみられる武装集団に殺害される事件が発生したばかりだった。殺害された43人の大半は生徒だった。

 アマダワ州は、ボコ・ハラムによる攻撃が相次いだことを受けて昨年5月に非常事態宣言が出された北東部の3州のうちの一つ。軍はボコ・ハラムを一掃するための攻撃を継続しているが、同組織による一連の攻撃で今年に入ってすでに300人近くが死亡している。

 国連(UN)は27日、昨年5月から今年1月1日までにこの3州の約30万人が避難のため自宅を離れており、そのうちの半数以上が子どもだと発表している。(c)AFP


イスラム過激派が大統領府攻撃=14人死亡-ソマリア

2014年02月22日 | 国際 アフリカ

イスラム過激派が大統領府攻撃=14人死亡-ソマリア

 

 【ロンドン時事】アフリカ北東部ソマリアの首都モガディシオで21日、爆弾を積んだ車が大統領府 の外壁に突入して爆発、さらに車に乗った武装集団が敷地内に侵入し、警備部隊との間で銃撃戦が発生した。AFP通信は警察当局者の話として、武装集団の9 人を含む少なくとも14人が死亡したと伝えた。


〔写真特集〕陸・海・空で活躍 世界の特殊部隊


 武装集団は制圧され、モハムド大統領のほか、敷地内にいた政府高官らは無事だった。イスラム過激派アルシャバーブが「コマンド部隊」による攻撃を行ったことを認めた。
 モガディシオでは13日に空港で車爆弾による自爆テロで少なくとも6人が死亡したばかり。この事件でもアルシャバーブが犯行声明を出した。(2014/02/22-00:07)