★銀しゃり☆ 山本 一力
新吉は親方より暖簾わけを許され、江戸の仙台堀川に三ツ木鮨を開いた。
新吉の作る鮨は良質の庄内米をつかい、具もきちんと目利きをした柿鮨(こけらずし)だ。
しかし、ほかの鮨よりも値が張る。
開店当初は難儀したが、新吉は工夫をこらし、徐々に商いをのばす。
そんな時に出会った武家の小西秋之助。彼は杮鮨の味と
新吉の人柄に惚れ、ひいきにする。
秋之助は、旗本の家来で、札差に金策を依頼する役目を負っていた。
武家のお家事情は借金なしにはなしえなかったからだ。
そんな時、幕府は棄捐令(きえんれい)を出し、
武家の借金を帳消しにした。これによって、江戸には不景気の嵐が吹く。
その影響は新吉にもふりかかるのだった・・・
先日読んだ一力さんの黄表紙~よりもこっちの方が面白かったです。
ここに書いたのは最初の部分だけ。
読み進んでいくうちに、新吉を取り巻く環境、
秋之助の惚れ惚れする人柄などが丹念に書かれています。
新吉の作る杮鮨がすっごく食べたくなりました。
新吉は親方より暖簾わけを許され、江戸の仙台堀川に三ツ木鮨を開いた。
新吉の作る鮨は良質の庄内米をつかい、具もきちんと目利きをした柿鮨(こけらずし)だ。
しかし、ほかの鮨よりも値が張る。
開店当初は難儀したが、新吉は工夫をこらし、徐々に商いをのばす。
そんな時に出会った武家の小西秋之助。彼は杮鮨の味と
新吉の人柄に惚れ、ひいきにする。
秋之助は、旗本の家来で、札差に金策を依頼する役目を負っていた。
武家のお家事情は借金なしにはなしえなかったからだ。
そんな時、幕府は棄捐令(きえんれい)を出し、
武家の借金を帳消しにした。これによって、江戸には不景気の嵐が吹く。
その影響は新吉にもふりかかるのだった・・・
先日読んだ一力さんの黄表紙~よりもこっちの方が面白かったです。
ここに書いたのは最初の部分だけ。
読み進んでいくうちに、新吉を取り巻く環境、
秋之助の惚れ惚れする人柄などが丹念に書かれています。
新吉の作る杮鮨がすっごく食べたくなりました。