え・いが ほん え・ほん

本や映画や海外ドラマの好きな私。その感想などを中心に書いてゆくつもりです。
子供に読んであげた絵本も紹介してゆきます。

天使の牙

2007-09-13 11:29:25 | 邦画
★天使の牙☆  大沢 たかお  佐田 真由美

 明日香は優秀な刑事。
ある時、麻薬組織のボス君国の愛人で神崎はつみ(佐田)が警察に保護を求める。
明日香は彼女の警護に当たるが、銃弾が二人を貫く。
脳以外は損傷を受けなかったはつみ。脳だけを残し、全身に損傷を受けた明日香。
警察の芦田課長は、はつみの身体に明日香の脳を移植し、
生まれ変わったアスカを君国のもとへと送り込む。
しかし、そこに明日香の恋人古芳(大沢)が現れる。
もちろん古芳は脳移植の手術のことは知らない。
そして、アスカは古芳の行動に疑問を抱いていたので、
何も言えないのだった・・・

大沢在昌さんの原作を大分前に読んでおり、映画化の話が出たときは
ちょっと嬉しかったのですが、配役でちょっと??
原作では古芳さんはもっとがたいが良くて、あまりかっこよくない。
大沢さんではちょっと線が細すぎるような・・・と思っていたのですが、
ま、大分日も経ち、原作の印象も薄れてしまったので、まあ良し、としましょう。
あと、明日香も原作では腕っ節は強いけど、全然綺麗じゃないって役どころ。
映画では黒谷友香さんが演じており、ちょっと綺麗すぎかな?
この天使の牙は、本の方では続編「天使の爪」が出ており、
その中でアスカは、昔の自分の器量の悪さと、現在の美しさの中で葛藤するわけです。
続編が映画化されるかはわかりませんが、もともとがあれだけ綺麗なんだもん、
その葛藤はあまりリアルじゃないしね。
ともあれ良しとしましょう。
全体的にダークな映画でしたね。
流血も多いし。もう一回みたいとは思わないかも。