パンドラ ＃５

★パンドラ　＃５☆

　緑川のもとで治療を続ける鈴木。
だが、緑川の説得によって大学に戻る決意をする。
　朋田を刺したマモル。幸い、命はとりとめた。
マモルは逃走する。そして、携帯をその途中で落としてしまう。
それを拾ったのが刑事の的場。
執拗に愛美を追う的場は、携帯を使ってマモルになりすまし、
愛美を呼び出す。
　またも愛美を見失った鈴木。
その頃、太刀川は、的場の脅迫によって、
新抗がん剤の事実を、週刊誌で暴露してしまう。
　公安によって保護された愛美。
鈴木は、厚労大臣によって圧力をかけられ、自分の研究を
一度は足蹴にした港東大でする羽目になるのだったが・・・

今回明らかになった事実。
それは、的場の病気。
幸いまだガンの再発はしてないようですが、
ドラマの展開上、きっと再発するだろうな。
次回予告も気になる終わり方で、次が待ち遠しいです。

パンドラ ＃４

★パンドラ　＃４☆

　朋田に攫われた愛美のもとに赴いた鈴木。
鈴木は朋田を欺き、小夜子とともに去る。
そして、その小夜子をもまた欺き、鈴木は愛美を連れ、姿をくらます。
二人きりになり、鈴木は、愛美に殺人事件の真相を聞きだす。
そしてその真実に愕然としつつも、愛美の治療を続ける。
　愛美と鈴木を追う刑事、的場。
朋田によって大怪我を負ったマモルの証言から、
殺人事件の被害者の身元が判明する。
が、上からの圧力により、事件はうやむやにされてしまう。
そして、マモルも釈放される。
だが、的場によって愛美は死んだと勘違いした彼は、
朋田の病院で、彼を待ち伏せ、ナイフで刺してしまう。
鈴木の失踪で困惑する大田黒。
彼は、かつて港東大学病院を追われた緑川に、
鈴木のマウスを検分してほしい、という依頼をされる。
その依頼には破格の条件がついてきた。
逡巡する緑川。
そこに愛美を連れた鈴木が現れ・・・

大田黒の秘書の門脇ちかもクセモノ。
さらにクセモノなのが、厚生大臣の秘書、沼部。
なんか不気味、ですね。
いよいよ次回は、小夜子の彼で、記者の太刀川による
新抗がん剤のすっぱ抜き。
これでまたどう動くことやら・・・
楽しみです。

パンドラ ＃３

★パンドラ　＃３☆

　朋栄ホスピタル理事長朋田を脅し、病院から抜け出した愛美。
愛美は彼氏のマモルとともに、朋田を痛めつけ、キャッシュカードを奪う。
だが、使えなかったことに逆上し、さらに痛めつけようとするが、
朋田の逆襲を受け、マモルは重傷を負う。
　愛美の行方を追う鈴木医師。
そこで的場と相互協力をする。
一度病院へ戻るが、そこには、実験マウスも実験データも失われていた。
マウスは大田黒に、データは小夜子によってだ。
だが、実験はまだ完了していない。
すべての鍵は愛美が握っているのだ。
　逆襲によって愛美を手にした朋田。
しかし、愛美の容態が急変。小夜子に連絡を取る。
その小夜子は鈴木に愛美の居所を教えるが・・・

小夜子さんは、多大の借金があるみたいですね・・・
彼女の目的は、”金”。
名誉、金、利権、などの欲望がうずまくがん特効薬。
人類の悲願なのに、みんなまず、自分、なんだね・・・
それが人間、なのかな？



　

パンドラ ＃２

★パンドラ　＃２☆　　

　鈴木医師（三上博史）の愛美に対する治験は成功を収めた。
愛美の身体から、ガンが消えたのだ。
そのデータを医学部長に突きつける鈴木。
そして、医学部長大田黒は、破格の条件で、
鈴木に合同研究をもちかける。
だが、鈴木は頑なに拒否。
すると、大田黒は、狂言傷害事件を起こし、鈴木を警察に拘束させる。
その間に、鈴木の研究成果を、仮病入院中の厚労大臣に報告しようとする。
一方、殺人事件の容疑者となっている愛美を
警視庁の的場は追っていた。
ふとしたことから、鈴木医師に疑いを抱いた彼は、
警察から釈放し、尾行する。
釈放された鈴木は、愛美を入院させている病院に向かうが、
愛美の姿は消えていた。

ドロドロの予感。
外科医小夜子の存在も無視できず。
どういう風に話が転がっていくのか・・・
楽しみです。

パンドラ ＃１

★パンドラ　＃１☆　　三上　博史　　小西　真奈美

　大学病院内科医の鈴木秀樹（三上）は、１８年間の研究の末、がん細胞撲滅の治療薬を発見。
歓喜して、医学部長に治験を認めてもらおうとするが、一顧だにされない。
　水野愛美１７歳は、小児ガンの再発で余命わずか。
病院を脱走し、援助交際を装い、オヤジ狩りをしていた。
そんな二人が出会う・・・
鈴木医師は、外科医飯田小夜子（小西）の協力の下、
非合法に愛美に治験を行おうとする・・・

ＷＯＷＯＷ初の連続ドラマ。
脚本は、井上由美子さん。代表作に「白い巨塔」。
病院内の抗争に、殺人事件も絡むストーリー。
これからどうなるのか、楽しみです。

蒼い瞳のニュアージュ

★蒼い瞳とニュアージュ☆　　深田　恭子　　萩原　聖人

　歌舞伎町でたてこもり事件が発生。
犯人は包囲の末、カプセルに入った青酸カリを飲んで自殺。
その事件で人質となった女性たちの取調べを行う宇崎（萩原）は
女性たち相手に手をこまねる。
そこに現れた臨床心理士の恵梨花（深田）は持ち前のキャラクターで
彼女達の心をつかむ。
被害者の一人である女性緒方麻美は、犯人が飲み込んだカプセルに
興味を抱く。
真実はニュアージュの会、なる青酸カリをばらまく男性に連絡を取る。
その頃、警察でもこの青酸カリばらまき事件を追っており、
その捜査協力を宇崎は恵梨花に依頼する。

原作松岡圭祐さん。
彼お得意の心理士モノ。
原作は未読ですが、なかなかに面白かったです。

結婚詐欺師（ドラマ版）

★結婚詐欺師☆　　内村　光良　　鶴田　真由

　知能犯刑事阿久津（内村）のもとに１人の女性が訪れる。
婚約者が行方不明だというのだ。
話を聞いた阿久津は、結婚詐欺のにおいを感じる。
その詐欺師橋口雄一郎をマークしはじめる阿久津たちだったが、
やがて、彼のターゲットに阿久津のかつての恋人、美和子（鶴田）がいることを知り、
偶然を装い、美和子に近づく阿久津だったが・・・

原作のオチでは、詐欺師橋口（ドラマでは加藤雅也演じる）はカツラ、だったんです。
ドラマではその部分は省かれ、ちょっと残念（笑）
原作を読んでから、ちょっと間があいたので、
ウッチャンの阿久津刑事はどうかな、と思っていたんですが、
原作の阿久津刑事のイメージを忘れてしまっていたので、
すんなり入れました。
それにしても、なんでみんな騙されちゃうんでしょうね・・・

孤独の歌声（ドラマ版）

★孤独の歌声☆　　内山　理名　　福士　誠治

　少女時代に友人を死なせる原因を作ったことを心に病む女性刑事朝山（内山）。
朝山は今管内で起きている女性誘拐監禁殺人事件に心痛していた。
捜査に関わりたいものの、自分の担当は連続コンビニ強盗事件。
後ろ髪をひかれながらも、その捜査に従事していた。
新たに起きたコンビニ強盗で店員が刺され、重傷。
もう１人の店員芳川（福士）は、ミュージシャン志望のアルバイト。
以前警察に厄介になったことのある彼は、共犯ではないかと疑われる。
だが、彼が常に携帯し、吹き込んでいるレコーダーから疑いが晴れる。
そんな時、朝山の隣人が行方不明になる。
朝山は彼女の行方を追うが、一向につかめない。
そして、とうとう朝山は自分を囮にするが・・・

小説ほどのグロさはなかったので、ちょっと安心。
福士さんは歌、上手ですね。
劇中のギターは私物らしいです。

長い長い殺人（ドラマ）

★長い長い殺人☆　　長塚　京三　　仲村　トオル

　雨の夜に男性がひき逃げされる。だが、単純な事故ではなかった。
やがて、彼には多額の保険金がかけられていることがわかる。
その結果、疑いは妻森元法子にかかる。
　早苗は新婚。だが、夫に殺される、と探偵河野（仲村）のもとに駆け込む。
だが、その甲斐なく彼女は殺される。
そして、その早苗にも多額の保険金。
受取人はもちろん夫の塚田和彦。
やがて、森元法子と塚田和彦が愛人関係であることがわかる。
二人は一躍マスコミの寵児となる。
二人の殺害の関与は濃厚だったが、そんな時、塚田のアリバイを証明する目撃者が現れる。

原作に忠実ですね。多少は違いますが・・・
財布をどういう風に取り入れてくるのかと思ってましたが、
ああいう形でしたか。ナレーター風です。
でもそれしかやりようがないかな。
結末はもちろん知ってましたが、面白かったです。

恋せども愛せども

★恋せども愛せども☆　　長谷川　京子　　京野　ことみ

　母、祖母、娘二人、誰一人として血のつながらない家族、高久家。
金沢で小料理屋を営む母と祖母のもとに里帰りした、雪緒（長谷川）と理々子（京野）。
二人はそこで母と祖母が、二人とも結婚する、と聞かされる。
驚きながらも、喜ぶ二人。
　雪緒は、名古屋で大手の建設会社に勤めるＯＬ。
そして、今は妻子ある男性と付き合っている。
だが、その奥さんに乗り込まれてしまう。
そんな時、幼なじみでもあり、ライバルでもあった瀬間から、連絡がある。
　一方の理々子は、東京で脚本家を生業としていたが、なかなかチャンスがない。
だが、ある時、売れっ子脚本家のスランプで、アシスタントをしてくれ、と頼まれるのだった。

唯川恵さん原作のドラマ。
唯川さんは、恋愛小説家、というイメージがあるので、
読んだことはないのですが、
このドラマは、おもしろかったですね。
血のつながりのない家族ですが、とても仲が良い。
見ていてほんわかしました。

イヴの贈り物

★イヴの贈り物☆　　舘　ひろし　　貫地谷　しほり

　戸辺和人（舘）はエリートサラリーマン。
だが、娘を病気で亡くし、夫婦の間は冷え切っていた。
そして、仕事の方も社内の派閥闘争に敗れつつあった。
そんな時、行きつけの喫茶店で出会った恵子（貫地谷）。
彼女は娘を彷彿とさせ、彼の心を癒す。
恵子もまた戸辺を父のように慕うが、その気持ちはやがて恋愛へと発展していく。
だが、恵子には、蒸発した父の残した莫大な借金があった。
病弱の母と細々と返す日々。
そして、母親は生命保険の契約をさせられてしまう。
やがて母は入院。その費用も捻出できない恵子は
取立てやにレイプされ、ソープランドで働く羽目に・・・
その頃、戸辺は仕事でインドに出向いていた。
娘を見かねた母は、自ら車に飛び込み、交通事故死。
そして、恵子も戸辺との思い出の旅館から、姿を消してしまうのだった・・・

冒頭にラスト付近のシーンをもってきて、
どうしてそこに至るかの過程を描く、という手法。
タイトルからは想像がつかない切ないお話。
ネタバレになりますが、
もし、戸辺が、末期がんでなかったならば・・・
ああいう行動、とったのでしょうか？
うーん、きっととったでしょうね。
久々に大沢樹生さんを見ましたが、ああいう役、わりと似合いますね。

震度0

★震度０☆　　上川　隆也　　國村　準

　阪神大震災当日・・・とある県警の幹部が失踪。
本部長をはじめ県警の幹部達は彼の行方を探すのに躍起になる。
そんな中、警務部長の冬木（上川）と刑事部長（國村）は
キャリア、ノンキャリアという壁もあり、対立を深める。
やがて失踪した幹部不破には、いろいろな疑惑があがってくる。
それは県議選での汚職、女性関係、交通違反のもみ消し依頼などだ。
こうして情報の出し惜しみをし、ますます謎が深まってゆくのだった・・・

横山秀夫さんの原作をＷＯＷＯＷでドラマ化。
原作を読んだときは、派手なんだか地味なんだかわからない話、という印象でした。
事件の内容は割と派手。でも舞台が官舎と警察内部だけ、という設定が地味、みたいな感じで。
まさか映像化されるとは思ってなかったんですが、
映像化したらしたで、なかなか緊張感があって面白かったです。
原作に忠実、キャラもそうそう外れることなく
かなり楽しめました。

真夜中のマーチ

★真夜中のマーチ☆　　玉山　鉄二　　窪塚　俊介

　怪しげなイベント会社を経営するヨコケン（玉山）と、
一流企業の落ちこぼれ社員のミタゾウ（窪塚）。
ヨコケンの兄貴分が借りているマンションで賭場が開かれていることを知った二人は、
その金を横領しようと画策。
しかし、そこに現れたクロチェ（香椎由宇）によって計画は頓挫。
だが、クロチェと協力し、彼女の父親から、１０億円奪取の計画を持ちかけられるのだった。

奥田英朗原作のドラマ化。
これは未読ですが、「空中ブランコ」や「イン・ザ・プール」は読んでます。
めちゃくちゃ面白いです。「イン・ザ・プール」は映画化されましたが、
私はイマイチでした。
で、このドラマですが、なかなか面白かったです。
ラスト近くに出てきたバズーカにはちょっとびっくり。
原作もちょっと読んでみようかな？