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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

このひと手間が愛おしい

2022-01-03 19:57:29 | 自然農業

まだ三が日なんですが、お天気が良かったんですよ(^^;;
ということで、ほとんど手つかずの大豆の脱穀に新庄に。
例年だと終わっているんですけどね、、、

帰り、お駄賃に素晴らしい夕日、思わず道路に止めてカメラに収めました。


新庄では、大豆の脱穀だけじゃなくて、やることが山積しているんですが、今日は脱穀。
普通の大豆と黒豆が干してありますが、先ずは黒豆の脱穀。
午前中は雑用、午後から取り掛かって黒豆の1/5ほど終わったかな?

普通の大豆も丸々残っているので、正味あと3日ほどでしょうか。
勿論、もっと早く終わらせる方法があり、一昨年は友人にお願いして足踏み式だけど、機械で脱穀。
自分としては、ひと手間をかけるって良いなあと思うところがあり、大きなバケツに鞘ごと叩きつける方法、それも株を小分けしながらシコシコ。

手間暇はかかるけど、このひと手間って愛おしいよなあ、そんな感じ。
だから?煮豆にしてもお味噌にしても一味も二味も深いようです。
それと、何も三が日、ではありますが、お天気が良いと殻に湿気がなくて脱穀しやすいんです。

百姓って、自然との共生が不可欠、最高に人間らしいお仕事かも(*^^*)


三流の維新 一流の江戸

2022-01-03 10:20:04 | 本や図書館

カスタマーレビューもざっと目を通してみました。
評価の是非を含めて、ある程度予想した内容だったかなあと思います。

年末、友人から一読を薦められ、本屋さんに取り寄せてもらって大晦日一日で読みました。
僕としては、目から鱗が随所にあり、全体を俯瞰する眼を磨きたいものだと思ったのですが、、、

江戸時代に目を向けた最初は杉浦日名子の一コマ漫画だったかな?その後、題名にひかれて手に取った田中優子と辻信一との対談「降りる思想」。
良くは覚えていないけれど、江戸の在り方に共感を覚え、彼女の何冊かの本を読んだように思います。
その後、法政大学総長に就任したとのニュースで、法政大学、なかなかやるもんだ!と思ったものです。

他にも、渡辺京二の「逝きし世の面影」や水野南北の「食は運命を左右する」など、成長至上主義と一線を画す江戸の在り方には大いに共感するものがあり、、、
そんなこともあって「三流の維新 一流の江戸」の著書名におっ!でしたね。

と言っても、“一流の江戸”についてであり、三流の維新には???でした。
三流の維新、著者の論の進め方はかなり乱暴だなあと思うものの、維新以降の歴史を振り返った時、そういう視点を持つこととともに、太平洋戦争とともに日本の近代の歴史を“きちんと”検証する必要があるように思えてなりません。
また、パラダイムシフトの時代と言われる今だからこそ、世界に例を見ない250年に亘る泰平の江戸という私たちの足元を見直すことが必要ではないでしょうか。


今、堤未果の近著「デジタル・ファシズム」を読んでいますが、ここでも歴史の検証を踏まえた上で、わが国の未来の像を論議し創造することが喫緊の課題ではないかと思えてなりません。