キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

北海道、大荒れです・・・

2006年10月08日 | その他のコウチュウ
昨日から大荒れの北海道。暴風、大雨、稚内の方では氷点下・・・。
せっかくの3連休なのに引きこもっています。

先週は新たな沼でナミゲンを追加しましたが、トラップで採れるのは雄ばかり。
ゲンゴロウモドキ並に小さなナミゲンも採れました。
池によってサイズに差があるようで、餌の量が影響してるみたいです。


そんなゲンゴロウの採集中に、こんな秋の甲虫をみつけました。







メノコツチハンミョウ[Meloe menoko]★★
北海道と東日本に分布。触るとカンタリジンを含む毒液を出すので触るのはNG。
メノコとはアイヌ語で「女・娘」と言う意味。春に現れるツチハンミョウより一回り小さい。
しかし、女の子というよりは、宇宙人的な容貌である。
夢中になって草を食べてました。


他には・・・


キヌツヤミズクサハムシ[Plateumaris sericea]★★
こんな時期に出会うのは初めて。
成虫越冬するのか、間違って羽化した個体なのか判りません・・・


今週は再び日高方面へ出張である。
掛けっぱなしのPT。目的の虫が入っているかどうか、回収が楽しみである。
目的の虫は何って?
それは青いオサムシです


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北海道のトビナナフシ続報

2006年10月02日 | その他分類群
昨日、9月30日の北海道新聞朝刊にシラキトビナナフシの記事が出ていた。

道央圏、空知管内の栗山町でシラキトビナナフシが採れたというものだ。
つい1ヶ月半前、このブログにおいてもpolyphenismさんが穂別(現むかわ町)での記録を報告して頂いた。


この様子だと、道南・道央には広く分布していそう。
ただし生息密度は高いとは言えない。
比較的多いと思われる道南地方でも、狙ってはなかなか採れない。
大抵は何かの採集中に出てくるのである。
ヒメオオ狙いの際に、時々ミズナラなどをスイープすると良いかもしれない。

もし、採りたいと思っている方がいれば、本種採集についてヒントをだそう。


①ドングリの木(カシワ、コナラ、ミズナラ)
②林縁や林道脇の日当たりが良く、特に張り出した枝


しかし、何度も言うけど簡単ではない。
その分、採れたら嬉しいけど


今年も10月はゲンゴロウ探し

2006年10月01日 | ゲンゴロウ科
昨年、探しても探しても採れなかった(ナミ)ゲンゴロウ。
某既産地で自作トラップを仕掛けてみました。




かつての石狩大湿原の面影が残る某沼。




昨晩、仕掛けたトラップ。
中身の方は・・・




おおっ!




(ナミ)ゲンゴロウ[Cybister japonicus]★★★★

北海道でもなかなか採れない種であるが、嬉しい事にダブルイン!
この自作トラップは問題なく使えそう。
しかし、昨晩、4個仕掛けたトラップのうち2個が陸に上げられ、フタが無くなり餌などが消えていた・・・。
動物だと信じたいが、残念である。








こんな光景を見ると、秋も深まってきたなぁと感じます。
撮影&採集は継続しますよ




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