キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

一本のヤナギで見られた昆虫

2006年06月03日 | 採集記・撮影記
今日は子供の運動会

先週の日曜日以来、ぐずついた天気が続いていたが、

久しぶりに暖かい日を迎え、運動会も無事終了。

午後は、市内のマイフィールドへと足を運ぶ



河川敷の一本のヤナギ。

そこには様々な昆虫が見られた。



ヨツボシヒラタシデムシ[Dendroxena sexcarinata]★★
(コウチュウ目シデムシ科)
樹上性のシデムシ。昆虫の幼虫などを食べる。



ムラサキカメムシ[Carpocoris purpureipennis]★★
(カメムシ目カメムシ科)
草花に普通。
名前のように紫色にはならない。赤褐色。



ヤナギシリジロゾウムシ[Cryptorhynchus lapathi]★★
(コウチュウ目ゾウムシ科)
ヤナギ類に普通。
こちらは名前の通り、お尻が白い。



ハナムグリ[Eucetonia pilifera]★★
(コウチュウ目コガネムシ科)
各種花に集まる。
近似のアオハナムグリより少ない。
ワキ毛がボーボー



ヤナギなどの河畔林の存在は、河川に生態系にとってとても重要だ。

特にヤナギには多くの虫がつく。虫が多いとそれらを餌とする鳥が棲む。

また、河川に生息する魚にとっても、河畔林から落下してくる虫は重要な餌である。

木の無い川と河畔林がしっかりしている川では魚種も生息量も違う。

断然、河畔林があった方が良い。

ヤナギという木は多くの生き物にとって大切な存在である。



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