ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

忘れえぬ7月

2020-07-31 | 移住生活
忘れえぬ2020年7月が終わります。


91歳だった父は17日に、
ろうそくが燃え尽きるよう
に旅立っていきました。

(※温と一緒の26年前の父)


痛みも苦しみもなく見事な
大往生だったと思います。
多くの人がそうありたいと
望んでも、そうそうできる
ものではない最期でした。


妹夫婦の奔走で、コロナ禍の
中で参列する父の妹の年齢
を考慮した葬式を出し、
「直葬&そのまま当日納骨
お坊さんもなし」

というなんとも簡潔で潔い
父らしい葬儀になりました。


ホームの退去手続きから弁護士
の連絡まで一手にやってくれて
いる妹には感謝が尽きません。

(※妹宅の「お父さんコーナー」)


今振り返ると感慨深いことに、
その2週間ほど前に善(23歳)
が突然、
「エジンバラには帰らない。
しばらくNZにいる
と言い出し、ワーキングホリデー
ビザの残りでの再渡英を断念


次世代の1人がしっかり根を
下す覚悟を決めた直後に
父が旅立っていったのは、
その間に位置する世代として
深く感動する出来事でした。


「世の中に偶然というものはない」
といつも思ってきましたが、
その思いを新たにしました。


6月からGFちゃんが就職し、
善も転職して2人でがっつり
働き始めたので、休みも
がっつりとってタウポへ(笑)

リフレッシュして楽しんだよう。


今月はGFちゃんの主催で
乳がん協会への募金のため
2週続けて延べ20人ぐらい
のパーティーを催したので
そのお疲れさんも兼ねて
GFちゃんは目標金額の
6倍以上を集めました


親は月初に弾丸ロトルア

こちらも温泉でリフレッシュ


意外にもロトルア再発見の旅



近々再訪したい気満々です

この頃は父の容態が安定して
いたのが信じがたいほど。


7月は私たちのNZ移住が実現
した月でもあり、生涯大切な月。
今年は移住16周年でした。

私の思い付きで、素晴らしい
お食事で祝うことができました。


早咲きのサクラが咲き始め

願わくは花の下にて春死なん
をここにあっては実現した父。


きっと安らかになんか眠って
いる場合ではなく、持ち前の
健脚と好奇心で「あの世」を
散策し回っている頃でしょう。


忘れえぬ7月となりましたが、
All's Well That Ends Well
(※終わり良ければすべて良し)



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