ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

自分が自分であること

2018-10-27 | 私事・リタイア・人生
70代の友人から聞いた話


友人の友だちが病気で最愛のご主人を亡くしました。
彼女は長年専業主婦で、大人しく何事もご主人任せなタイプ。
何時もニコニコしていて、穏やかでおっとりした性格ながら、
「これから1人で大丈夫
と、仲間内で密かに心配していたそう。 


1人になってからは、家にこもっていたそうですが、
しばらくして、とうとうみんなで会うことに


久々に会った彼女に友だちたちはビックリ
ブロンドだった髪をブルネットに染め、まるで印象が違います。
しっかりと落ち着いていて、快活な人になっていました。


さらに驚いたことに、彼女は元々ブルネットだったそう
みんな数十年の付き合いなのに、誰も彼女がブルネットだとは
知らなかったのです。


ご主人がブロンド好きで、結婚するときに『一生ブロンドで』
と約束させられ、彼女はずっとそれを守ってきたのです。


彼女自身はブロンドには興味がなく、100%ご主人のために
何十年も染め続けてきたんだそうです。
(※これって大変~


1人になって真っ先にしたのが、髪の色を元に戻すこと。
そうしたら不思議なことに本来の自分も戻ってきて、
性格まで元に戻ってしまったというのです。


長年の友人たちも驚く彼女の変わりよう。
ご主人がいなければなにもできないのかと思っていたら、
1人でどんどん調べて予約してプロバンスに長期滞在したり、
これからはクルーズだなんだと、自分の趣味を追及するそう。


「ホントに別人みたいなのよ。髪の色でそんなに変わるもの?
ご主人の好みを優先しているうちに、気づかないうちに
自分というものをどこかに仕舞い込んでいたみたいよ。」


彼女の生き生きとした幸せそうな姿に、
自分が自分であることの大切さ
を思い知ったそう。


という友人も、他の仲間も自分120%のタイプばかり
教訓にはなってもすでにとっくに実践中(笑)



ただ今、窓の外がポフツカワで真っ赤っか



寄せ植えはこんなのを作ってみました







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