ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

オークランドが変わる!

2016-08-16 | 経済・政治・社会
来るぞ来るぞと言われて早4年
とうとう

オークランドのユニタリープラン
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


今後30年間の市内の住宅開発の青写真を描いた一大都市計画
コチラで住んでいるエリアが何階建てまで建てられるようになるか
チェックできます
(※最終区分の採決は19日ですが)


赤の「戸建て地域」なら、2階建てまでの戸建て1軒のみ
今までの典型的な住宅街のことで、今後は大幅に削減

こういう光景が徐々に姿を消していきます


オレンジの「混合郊外住居地域」なら、2階建てを最大4軒まで
既存の住宅街が一気にオレンジになりそうな勢い

もう緑化とか言ってられない?


紫の「混合都市部住居地域」なら、3階建てを最大4軒まで
交通の便がいいところは今の1軒が一気に4軒に



緑の「テラスハウス/アパート地域」なら、最大7階建てまで
もうこれは町の景観が完全に変わります。
住宅地というよりも市街化でしょう。


これで今後25年間に約30万戸を新たに供給しようという計画。
といっても今の地主がいっせいに建て替える訳ではないので、
あくまでも計画ですが


でも今後は
ある日、隣の家がいきなり7階建てのマンションに
という日本では珍しくない話が、オークランドでも起きるようになります。
しかし、高層マンションというものがCBDぐらいにしかないので
建設技術や交通インフラなど本当に大丈夫なんだろうか?
(↑本気で心配。戸建てだって水漏れしたりするのに~


とまれ今のように「裏庭にもう1軒」といった程度の供給では

需要に供給が追いつかず、住宅価格は高騰する一方。


そこで都市計画から見直して供給を大幅に増やし、
住宅価格の高騰に歯止めをかけ、若い世代も家を買えるように
という狙い。
善(19歳)もキウイセーバー貯めつつ、動向を見守ってます(笑)


「もうオークランドでは家が高くて買えないから」
と近郊地方に家を買って賃貸に出し、自分は市内で賃貸物件に住む
という不自然にして住宅相場が崩れた時には非常に危険な風潮もあり
何らかの対応が待ったなしなのですわ。


ぜひここは市と市民だけでなく、国も一歩前に踏み出して
非居住者の住宅購入規制を導入すべきでしょう。


これ以上、市民が買えずに非居住者が買える状況をなおざりにし、
市民の持ち家率の低下を座視するのは、財政的にも博打のはず



このままでは持ち家という資産が形成できないまま定年を迎え、
年金だけでは家賃も払えないという市民の続出は必至。
なにせ貯蓄文化というものがないに等しい社会なので、大変
(※そもそも65歳以降の生涯家賃を貯金しておくって

家賃が払えない高齢者を収容できるほど国営住宅があるはずもなく、
けっきょくその財政負担を負うのは若い世代なのでは?


さーて、これを規制緩和と前向きに解釈して
(※もう決まっちゃったし・・・・笑)

さいらん家はどうしようかな~


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