ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

善の卒業式

2009-12-15 | 海外子育て
善(12歳)が来年2月から高校に入学するということは、当然ながら、
中学校は卒業~
ということで、今日は卒業式に行ってきました。
(NZの高校は5年制です)


場所は学校近くの教会です→

故エドモンド・ヒラリー卿の葬儀も行われたオークランドではランドマーク的な教会。

(実はコチラも同じ場所でした)






←全体はこんな感じ。
教会らしからぬ巨大な鉄のカメリア(と思われます)がアガります

年々生徒数が増え学校の講堂では入りきらないため、こうして外部で式典をしていますが、正確には卒業式ではなく、その年の優秀だった生徒の表彰式です。





先生方、ヘッド・ボーイとヘッド・ガール(男女の生徒会長のようなもの)が壇上に→

7年生(中1)の表彰を受ける生徒と卒業する8年生全員がおごそかに入場して着席。



←その間、ずっとピアノの演奏が。

かなりの難曲も子どもとは思えない見事な演奏で、何人もが繰り広げてくれます。




ピアノもそうですがバイオリン奏者も
圧倒的にアジア人

去年よりさらにアジア化(主に中国化)が激しくなっていてビックリ


ここに居るのは学校全体で60人ぐらいいるバイオリン奏者の精鋭だそうで(善談)、結果的にアジア人集団(一部アジア人とのハーフも)になってしまうんだそうです。




学業(英語、算数)や裁縫や電気など特別科目での成績優秀者が1人ずつ壇上に呼ばれ、校長先生より賞状を手渡されます。努力が認められたり、性格温厚で学校生活に貢献した生徒も表彰されます。
(善は7年生のときに性格温厚で表彰されました)

これは確か卒業生の成績優秀者(英語だったか?) 再びアジア人ズラ~

電気で表彰されたのが女子生徒の方が多く、こんなところがなんともNZ。
裁縫で表彰される男子もいますよ~


校長、学年主任の挨拶、ヘッド・ボーイ&ガールのいわば答辞と、どれも素晴らしいスピーチが続きます。手元にメモがあっても自分の言葉にして顔を上げながら、聴衆をしっかり見据えながらの話しぶりはさすが、です。

「読み」「書き」「そろばん」
の代わりに、
「ドラマ」「ディベート」「スピーチ」
のお国柄。
数字には滅法弱いですが、弁の立つ人多数


最後は卒業生の最優秀生徒でも言いましょうか、学業や音楽などの特技で突出した成績を納め、なおかつ性格温厚という2人が表彰されました。

彼女は学業でも音楽でも、
「何回表彰された?」
というくらい、ステージを上がったり下がったり。
自分で作詞作曲した曲も披露して(去年もでした)、音楽でプロの道に進むのは間違いないでしょう。飛びぬけた才能です。


←最後のおおとりは男子生徒。
確かアメリカ人?!(善談)
すでに13年生(高3)の数学をやっているそうで、年明けに高校入学と同時に大学にも入るのか、そのまま飛び級で大学に行ってしまうのか?
(この国ではそういうことができます)


こういう天才的生徒から、ごくごく普通の生徒までが一堂に集まる、
「公立校って、本当にいいなぁ
と、公立校LOVEの親は改めて感動しました。

今年の善は表彰こそされませんでしたが、去年よりも何倍も充実した時間を過ごし、とても楽しそうに通学していたので、親子とも大満足です。

仲良しは見事にばらばらな高校に進むため、高校では一から友だち作りを始めるのでしょうけれど、それもまた楽しからずや。

がんばってね
卒業おめでとう


2年前の入学初日
この間、身長は5cmぐらいしか伸びていませんが、中身の方はグ~~~ンと成長
高校に入ったら身長も、かな?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする