ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

昭和40年代を生きる?!

2006-06-13 | 移住生活
今日は平常に戻っているオークランドです。
明日は快晴になって、思い切り洗濯や掃除ができますように(祈)
というほど快晴でもなく降ったり止んだりですが、洗濯2回を決行。ランドリールームの窓が曇るくらいアイロンがけもし、溜まった仕事を淡々と片付けています。
(といいながら、ブログをUPしているのはなぜ´。`?)

停電前日の日曜日、来客があり、
「10年ほど前にオークランドで2、3ヶ月の大停電が・・」
という話を聞いたばかりだったので、個人的にはビックリなタイミングの停電でした。
「しかし、2、3ヶ月の停電って?」
と思って半信半疑でネットで検索してみると・・・・

大規模な停電は国内外でいまだ発生しています。特に98年オークランド市(ニュージーランド)で発生した停電は復帰するまでに6週間も要したようです。電気に依存した私たちの生活で、6週間電気が使えないことを想像するとぞっとしませんか?
日本原子力研究開発機構の「リスク箱」より

わぉ!日本語のサイトで、こんなにあっさり出てくるなんて!
「特に」
と断りまで入れて引用されている近年の最悪の例が、わがオークランドの停電とは・・・(トホホ)
「6週間電気が使えないことを想像するとぞっとしませんか?」
なんて念押しには、思わず、
「します、します!」
ですよ~。それぐらい経済先進国と言われる国の中ではヒドい例だったんでしょうね~TT

しかも同じページでは、
「国内における一軒あたりの年間停電回数と停電時間の推移」
という日本の停電状況をグラフにしていますが、これによると、
2003年の日本の年間停電時間は15分、回数にして0.17回!!
ということは、
今回の8時間停電は日本の停電の32年分@@

しかも、大きい声じゃ言えませんが、
オークランドの停電ってそんなに珍しくありません。
今年に入ってからも確か3回くらいありました。しかも、何の予告もなく突然数時間停まるんです´。`A ホントです。

昨日のも含め今年に入って12時間(720分)の停電があったなら、
これって昭和41年(701分、4.85回)の水準なんですが。
ほぼ夫が生まれた頃ですよ~@@(私は幼稚園行ってましたね)
しかも、これって今年のたった半年分@@

8時間の停電は毎年ないとしても、3時間が4回あれば12時間。ということはやっぱり昭和40年初かと。
うぅぅん~。こうやって数字で見るとリアルですね~。
(今や大都市では珍しい電柱のある風景。日本のようでけっこう好きなんですが・・・→)

パソコンなんて陰もかたちもなく、テレビも白黒で、家に電話がないのが普通だったあの頃。かなりのおかあさんがサザエさんのようなきついパーマをかけていて、学校の保護者会となると着物やスーツで出かけることも珍しくなかった、
遠ぉぉぉ~~い時代。
電力事情に限って言えば、私たちはそんな時代を生きてるんです。

しかし、これを日本のように万が一の問題も起きないように保守点検、電線のアップグレードを徹底的にしたら、この人口でいくらかかるのか、最終的に電気代がどれぐらいハネ上がってしまうのかと思うと、
「何が何でも日本並みに!」とも言えません。
もちろん、電力会社の責任というものはしっかり果たしてもらわないと困りますが、大国と小国の単純比較もまた難しいものです。

98年の時の6週間はついたり消えたりだったそうですが、冷蔵庫が使えなかったり(家庭もお店も)、シャワーのお湯も出たり出なかったりで、その不便さは想像を絶するものだったようです。それがたったの8年前かと思うと、はやり驚きです。
多数の企業やお店が倒産したそうですし@@、今回の問題がなんであれ1日8時間の突然の停電はやっぱり勘弁、ですぅ~。