北朝鮮が29日朝、3週連続の弾道ミサイル発射に踏み切ったのは、空母の展開で圧力を強める米トランプ政権をけん制する意味が大きい。韓国軍は今回発射されたミサイルは、実戦配備済みの「スカッド」系列とみている。米軍は6月上旬から原子力空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」を2隻同時に朝鮮半島周辺に展開する構えで、北朝鮮は米国の圧力に対抗する姿勢を示したと言えそうだ。「カール・ビンソン」は4月末から朝鮮半島周辺に展開し、自衛隊や韓国軍とそれぞれ合同訓練を実施している。横須賀(神奈川県)を母港とする「ロナルド・レーガン」が加われば、朝鮮半島周辺に空母2隻が同時に展開する「きわめて異例の事態」(軍事筋)となる。
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