消費者保護のために米オバマ前政権下で設置された消費者・金融保護局(CFPB)の局長人事を巡り、トランプ政権と役所側が別々の人事を公表する異例の事態となっている。役所側は26日、政権側の提訴に踏み切っており、混乱は深まるばかりの状況だ。オバマ前政権下で指名されたCFPBのコードレイ局長は24日に辞表を公表し、暫定的な局長代理を担う副局長に、同局幹部のイングリッシュ氏を指名した。だが、トランプ氏はその直後、これとは別に、正式な局長が決まるまでの局長代理として、CFPBに批判的な行政管理予算局のマルバニー局長を指名。トランプ氏は「CFPBは完全な災難だった」とツイートした。