インドの首都ニューデリーで大気汚染が激化している。デリー首都圏(州に相当)政府は域内の全学校を12日まで休校とし、当面の建設工事中止やトラックの域内進入禁止を決めた。市内は9日、濃いスモッグがたちこめ、数百メートル先の建物が見えなくなるほど視界が悪化した。地元テレビは「殺人大気」「市内がガス室に」などと報じた。
ニューデリーの大気汚染は車の排ガスや焼き畑などの影響で世界最悪レベルとされ、空気が滞留しやすい秋から冬にかけて特に深刻化する。8日には、発がん性のある微粒子状物質(PM2・5)の濃度が1立方メートルあたり最大で1000マイクロ・グラムを記録した地点があった。
ニューデリーの大気汚染は車の排ガスや焼き畑などの影響で世界最悪レベルとされ、空気が滞留しやすい秋から冬にかけて特に深刻化する。8日には、発がん性のある微粒子状物質(PM2・5)の濃度が1立方メートルあたり最大で1000マイクロ・グラムを記録した地点があった。