【神の御もとに居場所がある】
あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、また私を信じなさい。
わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。
わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。
ヨハネの福音書14章1~3節
心を騒がせてはなりません…私たちにとって最も心を騒がせるのは、死と向き合うことでしょう。しかし、聖書は「恐れるな」と語りかけています。なぜなら、「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ6・23)と宣言します。教会が十字架を掲げるのは、主イエスの十字架と復活を信じる者には、罪の赦しと永遠のいのちが約束されているからです。
わたしの父の家には住む所がたくさんあります…父の家とは、天の御国のことであり、この世にあっては創造主である神とともにいることです。「住む所」とは原典(ギリシャ語)で「モナイ」と記されて直訳すると「生活する場所」であり、寛いだり憩うところという意味です。まさに、主イエスを信じる者は神との交わりを回復することで、天国の確信を持つとともに、この世にあっても神の守りのうちにある安心を得るのです。
わたしがいるところに、あなたがたもいるように…主イエスはまた「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(6節)と語ります。主を信じ主と共にいる生き方をした者にはすでに、人の全ての考えにまさる神の平安が注がれるのです。