なんと幸いなことでしょう。
あなたの家に住む人たちは。
彼らは、いつも、あなたをほめたたえています。
詩篇84篇4節
明治から昭和にかけて活躍し、日本の宣教に大きな足跡を残さ
れたB・F・バックストン師は、詩篇84篇に3回繰り返されてい
る「幸いなことでしょう」(4、5、12節)について、こう語って
います。『この三つの幸福はいずれもペンテコステに関わるもので
ある。ペンテコステの恵みを受けてこういう幸福を経験するので
ある。』(詩篇の霊的思想)と。具体的には、それぞれの「幸いなこ
とでしょう」に続くことばに、その祝福が示されています。
主の家に住む人たち(4節)…主の家に住むとは、教会で礼拝を
捧げ諸集会に出席することはもちろんのこと、日々の歩みの中で
も絶えず主を意識し、主との交わりの中で生きることです。「わた
しは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなた
がたのところに戻って来る」(ヨハネ14・18)と主イエスは語りま
した。実に主は、御聖霊として私のうちに住まわれるのです。
その力が主にある人(5節)…「神が私たちに与えてくださった
ものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みの霊です」(Ⅱテ
モテ1・7)とあるごとく、御聖霊がのぞむとき誰もが新しく変え
られます。イースターの夕方まではユダヤ人を恐れて家に閉じこ
もっていた弟子たちが(ヨハネ20・19)、ペンテコステ直後からは
ユダヤ人や諸国の人々へ大胆に福音を語ったのです(使徒2・14)
主に信頼する人(12節)…「聖霊を受けなさい」(ヨハネ20・22)
と、主イエスは今も語られます。私たちが御聖霊を受けることは
神のみこころであり(Ⅰテサロニケ4・3~8)、御聖霊の満たし
を信じて祈るなら、必ず主は与えて下さいます(ルカ11・9~13)。