今週の御言葉（8月22日）

　見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行って
も、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、
あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨て
ない。　　　　　　　　　　　　　　(創世記　28章15節)
　神様を信じるとき、神様をどのようなお方として心にイメージ
しているかが、その人の信仰の在り方を左右します。ヤコブを通
し神様がどのようなお方か、あらためて心にとめましょう。
　全能の神（28章３節）…全能の神（エル・シャダイ）とは、
元々は神様ご自身がアブラハムに御自身を示されたときのことば
です（創17章１節）。イサクから祝福を受けた際、ヤコブの心に
神様は全能のお方として刻まれ、折あるごとに、神様を全能の
お方として思い起こします（創35・11、43・14、48・３）。
　ともにおられる神（28章15節）…ヤコブは逃げるようにして、
家族の許を離れ、ひとりで旅立ちます。その旅路で初めて自分自
身を見つめ、なにより神との関係を見つめ直したのです。今まで
は家族の信じる神様だったのが、自分自身で神様を体験したので
した（創28・12～15）。人は誰もが、神様と一対一で向き合い、
神様を体験することが必要です。そのとき初めて、神様が自分と
ともにおられることを納得し、肚が座るのです。
　祝福の神（28章14節）…神様を信じることは、我が身一人の
安寧のためではありません。神様を信じ従うときに、その祝福は
自分自身を起点として周囲の人々や子孫に及び、さらには国境や
世代を越えて広く深く拡大します。もちろん、この後もヤコブは
様々な試練を体験します。そして、その試練を通し更に大きな恵
みを体験します。まさに主は、最善以上をなさるお方です。