【定めの時に】
こう言った。「見よ。私は、終わりの憤りの時に起こることをあなたに知らせる。それは、終わりの時の定めの時に関わることだ。」
ダニエル書8章19節
時を支配する神…今日からアドベント(待降節)に入ります。アドベントには、二つの意味があります。一つは、二千年前に聖霊によって処女マリアに宿り地上に来られたキリトの降誕(初臨)を祝うクリスマスを待ち望むこと。
もう一つは、キリストの再臨を待ち望むことです。「終わりの時の定めの時」と語られる再臨は、キリスト自身も十字架直前に「そして天の雲とともに来るのを見ることになります」(マタイ26章64節)と宣言しています。
御使いガブリエル…神からダニエルに幻の意味を説明するように命じられた御使いは、キリストの降誕を前に祭司ザカリヤやマリアの前に現れたのもガブリエル(ルカ1章19節、26節)です。実は、聖書の中で御使いの名前が示されたのはダニエル書8章16節が初めてです。
そして、同じガブリエルがキリストのご降誕前に今度はザカリヤやマリアに遣わされたのは偶然ではありません。キリストの降誕が数百年前から定められていたことを示します。
歴史に息づく神の御わざ…ダニエル書8章の幻で、「雄羊」はペルシャ帝国、「雄やぎ」はギリシャのアレクサンドロス大王を示します。雄やぎの「四本の角」とはアレクサンドロス死後に武将四人によって分割された領土を示し、「もう一本の小さな角」は「麗しい国」(イスラエルのこと)を攻めるセレウコス朝(シリア)のアンティオコス四世(BC215~163)です。
そして、「二千三百の夕と朝」は1150日で約三年半、すなわちアンティオコスによる侵略期間と、世の終わりの患難の日数(黙示13・5)と言われます。すなわち、試練や患難はいつまでも続かず必ず救いの時が来るのです。
アドベント(待降節)
11月27日 礼拝
黙 祷
賛 美 71 きけやうたごえ
主の祈り
交 読 詩篇97篇1~12節
祈 祷
使徒信条
賛 美 77 みつかいのたたえ歌う
説 教
ダニエル書8章1~27節
定めの時に
賛 美 70 たみみなよろこべ
献 金
感 謝
頌 栄 376 父 御子 御霊の
祝 祷
礼拝説教 2022年11月20日
聖書箇所 ダニエル書7章1~28節
説教題 キリストは天の雲とともに再び来られる
説教者 荻野倍弘牧師