【神は見捨てず】
見よ。わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。
創世記 28章15節
2019年も年末を迎えました。今年も様々な出来事があり喜びや悲しみもそれぞれに体験したことです。と同時に、どのような時にも変わることなく創造主であるまことの神様がともにいてくださり、主イエス・キリストの十字架に示された大きな愛で覆ってくださり、救いの恵みで満たしてくださいました。この大いなる神様がいかなるお方なのか、次の三つの点を心に留めましょう。
全能のお方(28章3節)…神はまずアブラハムにご自身を全能の神(エル・シャダイ)と示されました(創17章1節)。そして、ヤコブの心にも神様は全能のお方として刻まれたのです(創35章11節、43章14節、48章3節)。神様をどのようなお方として心にとめているかは、その人の生涯を左右する大事なことです。
ともにおられお方(28章15節)…ヤコブは、兄の祝福を奪ったことで家族から離れて旅立ちます(創27章41~45節)。その旅の途中で神と出会い、神がこんな私とともにおられることを体験しました(創28章12~17節)。この神経験が彼の心に献げる信仰を生みました(創28章22節)。神経験なしに真の信仰はあり得ません。
祝福に満ちたお方(28章14節)…神様を信じて従うとき、その人は祝福されます。それは何でも思い通りになることではありません。かえってヤコブの生涯がそうであったように、ことごとく思い通りにはならず、しかし、ことごとく願った以上に神が豊かに祝福してくださるのが信仰の醍醐味なのです。様々な試練を体験しても、神は試練を通してそれ以上の祝福を注がれるのです。