【おススメの存在】
また、ほめられたりそしられたり、悪評を受けたり好評を博したりすることによって、自分を神のしもべとして推薦しているのです。
コリント人への手紙第二6章8節
キリストに代わる使節…「私たちはキリストに変わる使節なのです」(5・20)とありますが、大使と言えば国と国の関係性にも重大な影響を与える大切な存在です。私たちがキリストを信じて新しく造られた者となったのはすべて、神から出たことです(5・17~18)。その目的は、クリスチャンはみなイエスさまの十字架の贖いのメッセージが託されるためでした。「和解のことばを私たちに委ねられました」(5・19)とも記されていますが、そこには主の信任が込められているのです。
神のしもべという務め…主イエスの十字架により神の大使とされた私たちはまた、「神のしもべ」という務めを任されていることを忘れてはいけません(6・4、8)。神のしもべであるからには、この世の罪と汚れの中で人々を支配する悪魔からの、様々な苦難や困難が伴います。しかし、主イエスによって救われた者には苦しみだけでなく、かえって御聖霊が心のうちに満ちてくださることで偽りのない愛からくる、純潔と知識、寛容と親切、さらには真理のことばと神の力という義の武器を持ち、世にあっても自分を聖い神のしもべとして推薦できるのです(6・6~8)。
推薦状である私たち…主イエスも弟子たちに「世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました」(ヨハネ16・33)と語りました。クリスチャンが苦難にあうときの態度は主を知らない人々とは違います(6・9、10)。主の救いをまだ知らない人々への見本、お手本として読まれる「推薦状」(6・8)となって主をお知らせできる存在として頂きましょう。