沼津シオン・キリスト教会

沼津駅北口から東へ徒歩5分!キラメッセぬまづのすぐそばの教会です。

今週の御言葉 2016年11月27日

2016-11-28 18:42:34 | 今週の御言葉

 御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。」
                                                ルカの福音書1章13節

 祈りは応えられる…御使いガブリエルが語った「あなたの願いが聞かれたのです。」ということばは、なんと素晴らしいメッセージでしょうか。しかし、それを聞いたザカリヤの口から出た言葉は喜びというよりも当惑であり、ガブリエルには「私のことばを信じなかった」(20節)と言われてしまいます。
 確かに、私たちが捧げる祈りに神様はしばしば思いがけないときにこたえられます。しかも、神のこたえを見るまでに長く待たされることが、しばしばあります。けれども、だからこそ私たちの信仰は鍛錬され、品性は練られていくのです。

 罰ではなく神の恵み…とはいえ、せっかくの「喜びのおとずれ」(19節)を伝えられたのにもかかわらず素直に喜ばないゼカリヤに対し、御使いガブリエルは「これらのことが起こる日までは、あなたは、ものが言えず、話せなくなります。」(20節)とも言います。これはまるで不信仰のゆえに罰を与えられたかのようです。
 しかし、人と語ることができなかった約一年は、ザカリヤにとって旧約聖書の御言葉を深く思い巡らし、神の御前に祈るかけがえのない黙想のときでもありました。だからこそ、男の子が無事に誕生して口を開くことができたとき、彼は高らかに神をほめたたえたのです(64節)。

 生れてくる子どもの名はヨハネ…ヨハネという名を持つ人物は新約聖書に幾人か登場しますが、ゼカリヤの子は主イエスに洗礼を授けたことから、洗礼者ヨハネ(バプテスマのヨハネ)と呼ばれます。そして、このヨハネという名前には「恵み深い」という意味があります。
 神は今も、主イエスを信じて罪を悔い改める者に恵み深く、その負い目や恥をも取り除いてくださるのです。

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TVライフラインのつどい 11月26日(土)午後2時

2016-11-22 17:36:19 | 特別行事・集会

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今週の御言葉 2016年11月20日

2016-11-20 18:44:58 | 今週の御言葉

 さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主が彼に幻の中で、「アナニヤよ。」と言われたので、「主よ。ここにおります。」と答えた。
                                                     使徒の働き 9章10節

 主イエスに対する素直な信仰…アナニヤという名前は、主は恵み深いという意味です。使徒の働きの中には、他にも二人のアナニヤが登場します(使徒5章のサッピラの夫と使徒23、24章の大祭司)。
 ダマスコに住む主イエスの弟子のアナニヤは、主イエスからの語りかけを受けとめ、そして行動する人物でした。最初に主からサウロのために祈るよう告げられたとき、彼はサウロが迫害者であることを率直に主に語ります。そのうえで、主が重ねてサウロのもとへ行くよう告げると、主が語られたとおりに行動しています。信仰とは、主イエスの御言葉に対し素直に従うことです。

 思慮深さと洞察力に満ちた智恵…主イエスの御言葉を健全に受けとめるためには、御言葉に親しみ実生活で信仰に生きるための理解力や判断力を養うことが大切です。
 アナニヤはサウロがエルサレムで行ったことや、ダマスコへ何をしに来たのかをよく知っていました(13~14節)。根拠のない楽観的観測ではなく現実を直視する冷静さを持ったうえで、主の御言葉に従います。そこには、人の知識を越えた神の知恵による霊的な洞察力と判断があり、それは日頃から御言葉に親しみ神を畏れる生活を心がけるなかで養われ、人々の間での評判の良さとなって現れます(使徒22章12節)。

 人を建て上げる心…一度は主の語りかけに対して異を唱えたアナニヤでしたが、主のことばを受け入れると全面的に従いました。それは初対面のサウロに対し「兄弟」(17節)と呼びかけることに表されています。さらに彼は、サウロに主の使命を伝え、主の御名により洗礼を受けるよう勧めています(使徒22章14~16節)。
 彼はこの後、聖書に登場しません。しかし、迫害者サウロが伝道者パウロへ変えられるために、主はアナニヤを必要としたのです。それは彼が、十字架にまで従われた主イエスの心を自分のものとしていたからです。

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今週の御言葉 2016年11月13日

2016-11-14 15:34:57 | 今週の御言葉

 彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」という声を聞いた。
                                      使徒の働き 9章4節

 サウロ、サウロ。なぜ、わたしを迫害するのか(3~4節)…サウロ(後のパウロ)の救いは、主イエスからの一方的な働きかけによるものでした。主は、教会への迫害に燃えるサウロを天からの光で照らし(3節)、さらに、彼の名前を繰り返し呼びます(4節)。
 この繰り返して名を呼ぶことは、主からの召命と選びを表しています。アブラハム(創世22・11)、モーセ(出エジプト3・4)、サムエル(Ⅰサムエル3・10)、シモン・ペテロ(ルカ22・31)も同じです。私たちもまた、自分が救われたことに主の召しと目的があることを忘れてはいけません(ヨハネ15・16)。

 わたしは、あなたが迫害しているイエスである(5節)…救いとは、主イエス様を個人的に体験し続けることです。すなわち、救いとは、罪を悔い改めて主イエスを救い主と信じる「回心」(新生)にはじまって「天の御国へ凱旋するとき」(栄化)までの全期間を指します。途中、自己中心から聖霊の満たしを得て神中心へと変わるのが「きよめ」(ホーリネス)です。
 この救いは、信仰を「頭で理解」するだけでなく、「たましいの納得」として心で体験することです。明確な救いを体験するために大切なのは、サウロのように、主イエスと一対一で向き合い、心が砕かれることです。主イエスと真に出会った人は、自分の愚かさや罪深さを認め、自分を誇らず主だけを誇ります(Ⅰコリント15・8~9)。

 あなたのしなければならないことが告げられるはずです(6節)…私たちには、すでに為すべき「良い行ない」が用意されています(エペソ2・8~10)。
 主の使命を行うために大切なことは、祈ることです(使徒9・9、11)。祈りとは、願い事を並べることではなく、神と心を合せることです。私たちは、真に信仰が心や生活の全てに反映されるよう主の心を求めることが、第一なのです。

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今週の御言葉 2016年11月6日

2016-11-08 16:24:39 | 今週の御言葉

 ところが、主の使いがピリポに向かってこう言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」(このガザは今、荒れ果てている。)
                                                   使徒の働き 8章26節

 ところが(8章26節)…ピリポがサマリヤの町に行き、キリストを宣べ伝えた結果、多くの人々が主を信じました。町は大きな喜びに包まれ、ピリポ自身も充実した日々を送っていたことでしょう。
 ところが、そのリバイバルの喜びの最中に、主はピリポに対して、サマリヤを離れて南へ行けと命じたのです。そこでピリポは、ちゅうちょすることなく主のことばに従いました。キリスト者として大切なこと、それは主の前に手放す心を持つことです。言い換えると、物や立場、働きなどに固執しないことです。握りしめるのは十字架のイエスへの信仰だけです(ガラテヤ2・20、6・14)。

 そこで(8章27~39節)…「そこで」と27、30節に繰り返されていますが、ここには二つの意味があります。
 一つは、自分の欲を手放して主のことばに従って生きるものには、絶えず神様が備えてくださる、出会いがあります。主に従う者は我欲から解放されて心の自由を得るだけでなく、人や仕事、学びと奉仕でも、素晴らしい出会いがあるのです。
 いま一つは、福音を伝える機会は思いがけないときに訪れることを教えます。ガザに下る道で、イザヤ書53章を読むエチオピアの宦官と出会います。注目すべきは、ピリポが旧約聖書(イザヤ書)から主イエスの救いを明確に語る聖書知識と福音の理解をしていたことです。私達もキリスト者として、いつどのようなときでも福音を正しくかつ分かり易く証しすることが期待されています。そのために、教会の諸集会に出席して聖書を健全に学び、信仰を養うことが大切です。

 それから(8章40節)…ピリポはカイザリヤに行き、幸いな家庭を築くことを通しても証しをします(使徒21・8~9)。
 キリスト者の生活と生きざまこそが、福音を証しする最高の場です。

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