沼津シオン・キリスト教会

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今週の御言葉 2017年1月22日

2017-01-23 14:43:04 | 今週の御言葉

ペテロが幻について思い巡らしているとき、御霊が彼にこう言われた。「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らといっしょに行きなさい。彼らを遣わしたのはわたしです。」
                                                     使徒の働き10章19、20節

 神は福音が人々に伝えられることを願っている…カイザリヤにいた百人隊長コルネリオは、御使いからヨッパにいるシモン・ペテロを招くよう命じられます(使徒10・5)。カイザリヤは、主イエスの降誕の頃にヘロデ王が築いた港町で、ペテロやパウロなど主の証し人たちが足跡を残しました。それに対しヨッパは、旧約聖書の時代からの港町(ヨナ1・3)です。
 ペテロが旧約の町ヨッパから新約の町カイザリヤへ移ったのは、神がユダヤ人と異邦人の隔てなく福音を伝える宣教の門を開かれたからです。

 創造主である聖書の神を求めている人がいる…すでにコルネリオは全家族とともに神をおそれかしこみ、施しをはじめ善行に励み、いつも神に祈る人でした(使徒10・2)。百人隊長はローマ軍の中核を担い責任も重く、周囲から尊敬される立場でした。
 しかし、周囲からみれば何不自由ない人物に見えたとしても、コルネリオの心は深く渇いていました。主イエスにしもべの癒しを願ったカペナウムに駐屯していた百人隊長(ルカ7・1~10)と同じく、誠実で勤勉な人ほど、実は深い心の渇きをおぼえるのです。誰にでも、福音は必要であり、主の救いが求められています。

 神はキリスト者を福音の証しのため用いてくださる…神がペテロを招くようコルネリオに語られたことが、使徒10章では繰り返し言及されています(5~6、18、22、32節)。神は人を救いに導くため、キリスト者を証し人として用います。
 キリスト者が体験する大きな喜びが二つある、といわれます。一つは自分が救われた喜びであり、もう一つは祈りと存在を通し福音の証し人として他の人の救いのため神に用いられる喜びです。

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カイザリヤ

2017-01-23 14:22:50 | 説教ノート余話

【カイザリヤ 前篇】

 古くは紀元前2世紀、フェニキヤ人により 港を中心とした要塞都市が築かれました。 その後、主イエスが降誕された頃にユダヤを支配した、ヘロデ大王によって 町全体が大改修されたのです。しかも、地 中海全域を支配したローマ帝国の皇帝アウグスティヌスの歓心を得るため、ヘロデはこの町の名をローマ皇帝(代々「カイサル」 と呼ばれました)にちなみカイザリヤと名づけました。
 カイザリヤは新約聖書の時代、地中海沿岸 各地と結ばれた港湾都市であり、ローマ帝 国の総督府がおかれ、軍隊が駐屯する、重要拠点でした。当時の人口は約5万人で、上水道をはじめ円形劇場や競技場等の文化設備が、完備されていました。

 街路…道の両側は商店が建ち並んでいました。コルネリオやピリポ、パウロたちも行き交ったのでしょうか。

 

総督官邸の遺跡…最初はヘロデの離宮として建造。三方を海に囲まれた景勝地ですが、現在は一部が海に沈んでいます。

 

 円形劇場…当時の収容人数は五千人程で、現在も、コンサートなどに用いられています。客席が西側の海(地中海)に面し、浜風による音響効果や日没時の演出効果が計算されています。

 

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