医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。

2014-07-30 13:22:02 | 投稿・寄稿欄
こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。


月曜日に歯科衛生士学校にて「口腔インプラント学」の授業をやってきました。たまにこのような事をすると、とっても新鮮ですね。授業の様子は【Blog:歯界良好】やfacebookでもお伝えしています。


http://y-dc.blogspot.jp
http://p.tl/jhUN


当診療室の歯科衛生士3名も聴講、学生時代を思い出していたようです。良い刺激となった事でしょう。

さて、この授業を元ネタに行われるのが、今週土曜日のオープンセミナーです。学生に行う本当の授業を聴いて、歯科やインプラント治療の正しい知識を身につけましょう!

参加は無料、8月2日(土)17:45スタートです。ご参加おまちしております!


http://www.y-dc.org/OpenSeminar/OpenSeminar00.html



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Open Seminar vol,56
テーマ: 本当のインプラント授業を受けてみよう

日 時:2014年8月2日(土)
    17:45~20:00

場 所:吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック
    (東京都中央区銀座3-11-16 銀座Saliceビルディング2F)

    入場無料  録画・録音・撮影はご遠慮ください


お話する内容
• インプラントとは
• 口腔インプラントの特殊性
• オッセオインテグレーションとは
• 口腔インプラント vs 天然歯
• 利点と欠点
• 診断
• 外科
• 手術ビデオ供覧
• メンテナンスとインプラント周囲炎
• 歯科衛生士の役割
• …その他


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吉田歯科診療室 デンタルメンテナンスクリニック
代表 吉田格
〒104-0061
東京都中央区銀座 3-11-16
銀座 Saice ビルディング2F
TEL 03-3248-0418 FAX 03-3248-0417
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使用上の注意の改訂指示(医療機器)が発出

2014-07-30 13:17:44 | 医療と介護
┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━━┓

「使用上の注意の改訂指示(医療機器)」発出のお知らせ ( 2014/07/29 配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

今般、使用上の注意の改訂指示(医療機器)が発出されましたのでご案内いたします。

 2014年7月28日指示分
「薬剤溶出型冠動脈ステント及び薬剤塗布型冠血管向けバルーン
拡張式血管形成術用カテーテルに係る使用上の注意の改訂について」
http://www.info.pmda.go.jp/mdevices/file/md2014-0728001.pdf


■ 今般、薬剤溶出型冠動脈ステント、薬剤塗布型冠血管向けバルーン拡張式血管
 形成術用カテーテルによる治療に併用されうる抗血小板剤としてプラスグレル塩酸塩が
 承認されたことに伴い、これらの製品の警告項の抗血小板剤使用に係る記載について、
 併用する抗血小板剤の添付文書を必ず参照すること等の内容に集約するなどの改訂が
 なされています。

■ また、薬剤溶出型冠動脈ステント及び薬剤塗布型冠血管向けバルーン拡張式
 血管形成術用カテーテルの重大な有害事象に、「間質性肺炎」が追記となっています。


 なお、その他の使用上の注意の改訂指示(医療機器)は当機構ウェブサイト
http://www.info.pmda.go.jp/mdevices/md-kaitei.html でご覧いただけます。

「医薬品・医療機器等安全性情報」が発出

2014-07-30 13:16:11 | 医療と介護
┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━┓

「医薬品・医療機器等安全性情報」発出のお知らせ (2014/07/29配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

本日、「医薬品・医療機器等安全性情報」が発出されましたので
お知らせいたします。

登録時に「医薬品・医療機器等安全性情報」について
添付ファイルの配信を希望された方には, ファイルが添付されて配信されます。

2014年7月29日「医薬品・医療機器等安全性情報」No.314
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/file/PMDSI314.pdf

(No.314の内容)
1.「医薬品・医療機器等安全性情報報告制度」の報告様式の変更について
平成26年6月12日の薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律(平成25年法律第103号)
の施行等に伴う,医薬品安全性情報報告書の様式変更の内容が紹介されています。
また,新たに定められた医薬部外品及び化粧品に関する安全性情報報告書の様式
が紹介されています。

2. 使用上の注意の改訂について(その257)
アジルサルタン ほか
平成26年6月3日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意について,
改訂内容,主な該当販売名等が紹介されています。

3. 市販直後調査の対象品目一覧
平成26年7月1日現在,市販直後調査の対象品目を掲載しています。

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■過去の「医薬品・医療機器等安全性情報」はこちらから
  http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/anzen_index.html
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術後死亡、他に複数か 千葉、がんセンター検証委

2014-07-30 13:14:41 | 医療と介護

共同通信社 2014年7月28日(月) 配信

 千葉県がんセンターの消化器外科で腹腔(ふくくう)鏡下手術を受けたがん患者9人が死亡した問題で、同センターで同じ方法の手術を受けた後、患者が死亡した事例が他に複数件あったことが25日、分かった。
 9人の手術に至った経緯などの問題点を調べる県の第三者検証委員会の初会合で県病院局が報告した。検証委は日本外科学会に協力を依頼し、今後、他の事例を対象に加えるかどうか検討する。検証委のトップの多田羅浩三(たたら・こうぞう)日本公衆衛生協会会長は「実態を厳しく調べたい」としている。
 検証委は件数や時期、死亡した患者の人数などを明らかにしていないが、全員が腹腔鏡下手術を受けた後に死亡したという。
 同センターでは、2008年以降、腹腔鏡を使って十二指腸や胆管などを切除する手術を受けた50~80代の男女9人が手術当日から約9カ月後の間に死亡。うち7人が同じ医師の執刀だった。

日医の女性医師活用、「いずれも未達」

2014-07-30 13:13:11 | 医療と介護

横倉会長「委員会の女性比率、1割超目指す」

m3.com 2014年7月27日(日) 橋本佳子(m3.com編集長)
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 日本医師会は7月26日、「医療界における男女共同参画のさらなる推進に向けて~10年で医療界における男女共同参画は進んだのか~」をテーマに、「第10回男女共同参画フォーラム」を日医会館内で開催した。
 前日医男女共同参画委員会副委員長の長柄光子氏は、「方針決定過程における女性医師の参画の拡大を目指してきたが、日医役員と会内委員会委員における女性医師割合の目標は、いずれも未達」と手厳しく指摘、『2020年30%』の実現に向けて、「日医執行部へのさらなる働きかけと、女性医師の積極的な医師会活動参加を呼び掛けていきたい」と語った。『2020年30%』とは、2020年までに日医役員等における女性医師の割合を30%にするという意味だ。
 同委員会では2011年3月、「女性一割運動」、つまり女性医師割合について「2012年度までに、会内委員会委員では1割、2014年度までに日医役員の場合は1割」という目標を打ち出した。しかし、実際には2013年度の会内委員会委員の女性医師は9.5%であり、現執行部の女性役員は32人中、2人にとどまる。6月の役員選挙で当選し、2期目に入った日医会長の横倉義武氏は、現在、会内委員会の委員選考を進めていると説明、「1割超を目指す」との方針を示した。
 横倉会長は、男女共同参画の実現に向け、日医として(1)法律の整備、(2)就業継続支援・再研修支援、(3)出産・育児支援、(4)意識改革(若い女性医師、男女医学生、病院管理者や病院長への働きかけ・啓発、(5)指導的立場、意思決定機関への女性の参画についての積極的な取り組み――という主の5つの柱で進めていることを紹介。(1)から(3)は着実に進んでいる現状を踏まえ、特に重要なのは、(4)と(5)であるとした。
 「地域で医療を行う郡市区等医師会の約半数に、女性役員がいない。また日医代議員における女性医師の割合も2.5%と低い」などと現状を問題視。日医の役員は、代議員による間接選挙で決まるため、代議員自体が変わらないことには、日医役員の男女割合や方針決定過程なども、変わりにくい構造がある。さらに、横倉会長は、日医の組織率向上のためにも、女性医師の医師会加入や役員への登用が重要だとし、「男女共同参画が可能な日医に変わっていかなければならない」と意気込みを語った。
 前男女共同参画委員会委員の津田喬子氏も、「男性優位の医療界では、政策等の決定場面で男女共同参画が進んでいるとは言えない」と批判、そもそも「男女共同参画」という言葉自体に問題があるとした。英語は、「gender equality」であるため、「本来であれば、『男女平等参画』と訳すべき。しかし、歴史的経緯で『男女共同参画』となったのだろう。『2020年30%』も通過点にすぎず、これでは役員等の70%は男性が占める男性優位社会。次のステップは50%」と語り、その実現には、男性だけでなく、女性にも覚悟が求められるとした。
 男女共同参画が進まない理由として、「岩盤規制を直さないと、社会は変わらない」と述べるなど、ユニークな発言を展開したのは、東京大学名誉教授で、政策研究大学院大学教授の黒川清氏。「岩盤規制」とは男性の意識だ。「自信がない男たちが作り、自分たちの組織を守っているのが、今の日本の社会。『ダメな男と、がんばる女性』のせめぎ合いが続いているのが日本。その結果、優秀な才能を持つ人は海外に流出してしまい、日本には自信がない男性ばかりが残る」。黒川氏はこう皮肉交じりに述べ、国会議員でも女性が少ないなど、日本はジェンダーエンパワーメント指数が世界各国の中でも低い現状を指摘、米ハーバード大学学長が女性であることなどを引用し、「世界から見られているところに、発信することが大事」とし、東大総長などで女性を登用するなど、思い切った取り組みが必要だとした。
 フォーラムは最後に、「宣言」を採択して締めくくった。「育児支援の整備、勤務形態の多様化、復職支援など、目に見える形で一歩一歩、成果が具現化されてきた一方、意思決定の中枢部への女性医師の参画は、その目標達成には、いまだ程遠い」と現状を分析し、「男女共同参画の範疇を超えて、男女平等参画のもと、国家レベルで国民の医療に大きく貢献できる段階へと進化させていくことを決意する」という内容だ。
 日医の代議員、女性は2.5%にすぎず
 「男女共同参画フォーラム」は2004年7月に、「日本の医療を守るためには、日医が力を持ち続けることは今後ますます重要な事項。そのために日医の組織率の低下を防ぐことは、最重要課題」という趣意書の下にスタート。以降、年1回全国各地域でフォーラムを開催するほか、日医男女共同参画委員会などで、その実現に向け検討を重ねてきた。
 日医男女共同参画委員会では、今年2月の答申で、今後の課題として、(1)男女共同参画の視点に立った意識の改革、(2)雇用に関する男女の機会均等と待遇の確保、(3)方針決定過程における女性医師の参画の拡大――という3つの柱を打ち出した。(3)を掲げているのは、出産・育児を抱える女性医師の支援、ひいては男女を問わず、医師の勤務環境やキャリア形成支援などの実現は、方針決定の場に、女性医師が参画しない限り、容易には進まないと考えたからだ。
 26日のフォーラムは、午前と午後の2部。午前の部は、横倉会長の基調講演、日医男女共同参画委員会と女性医師支援センターの活動報告に続き、津田氏と黒川氏のほか、自治医科大学学長の永井良三氏の3インによる座談会が行われた。午後の部は、シンポジウムと総合討論で、前内閣府男女共同参画局長の佐村知子氏、前文部科学省文部科学審議官の坂東久美子氏、前厚生労働省医政局医事課医師臨床研修専門官(現山口県健康福祉部健康増進課長の國光文乃氏、日医常任理事の小森貴氏、前日医男女共同参画委員会委員長の小笠原真澄氏という、5人が参加した。
 フォーラム全体を通じて、各演者からは、医療界では役職等に就く女性医師が少なく、方針決定過程での女性医師の参画が進んでいない現状が、さまざまなデータから示された。以下はその一部だ。
【医師会・学会等における女性医師の割合】
・日医の役員 2002/2003年度:6.3% → 2014/2015年度:6.3%
・日医の会内委員会 2004/2005年度:4.9% → 2012/2013年度:9.5%
・日医代議員 2002/2003年度:0.2% → 2014/2015年度:2.5%
・都道府県医師会役員 2002/2003年度:1.8% → 2014/2015年度:5.5%
・日本循環器学会学術集会の一般演題の座長 (以前は約3%が続く)2013年:8.0% → 2014年:10.8%
・医学部教員 2013年:13.0%(講師以上の教員、近年増加傾向。医学科以外にも、看護学科なども含む)
・医学会の役員 会長(理事長):0%、副会長(副理事長):0%、理事:2.9%、評議員(代議員):5.3%(2014年2月に調査実施、102学会が回答。医師の役員等のうち、女性医師の割合)
・病院の管理者 全病院:7.0% → 10.3%、大学病院:4.0 → 6.4%、一般病院:7.9% → 11.4%(2013年8月に調査実施、大学病院47施設、一般病院337施設が回答。10年前と現在の管理者に占める女性医師の割合)
 医学部入学生、なぜ女性3割強で横ばい?
 女性医師をめぐるデータで話題になった一つが、医学部医学科に占める女性の割合。約50年前は約10%だったが、その後、着実に増加、1990年代初頭に30%を超えた。しかし、それ以降、30~35%の間にとどまっている。2014年の場合は33.6%だ。入試の合格判定に、何らかの“操作”が行われているのでは、との疑義が呈せられた。
 これに対し、坂東氏は、「以前は、理系の女性というと、圧倒的に医学部だったが、最近はばらけてきている。これはいいことではないか」と述べ、適正な合否判定が行われているとの認識を示した。同時に、厳しい勤務環境を変えないと、女性が進学しにくい現状もあるとした。
 小森氏は、「女性の医学部入学を作為的に抑えているのではないか、という声がある。日医の生涯教育担当理事として知り得る限りは、推薦枠については何らかの考慮をしているかもしれないが、一般入試でテストを受け入ってくる場合には、明確にないと言いきっていい」とコメント。「医師国家試験の合格者も、初期研修医の予算に合わせているとの噂があるが、それもない。万が一こうしたことがあれば、日医として追及していく」(小森氏)。
 「医学部長、病院長に女性を」
 男女共同参画を進めるための方策としては、黒川氏は、思い切った女性の登用を提言したものの、永井氏は、「一朝一夕で変わるわけではない」とし、さまざまな組織の長に働きかけたり、「女性枠を作るほか、女性の側も相応のポジションに就くための力を蓄えることが求められるとした。
 永井氏は、自身が所属する日本循環同学会理事で、大阪府医師会の理事も務める上田真喜子氏(大阪市立大学病理病態学教授)がセンター長の「大阪市女性医師ネットワークセンター」の取り組みを紹介。男女共同参画には、学会や医師会が連携した取り組みも必要だとした。
 津田氏も、理事における女性枠を作るほか、医学部長、病院長というトップの立場で女性を活用する重要性を強調した。「この立場の方々の発言は、次の世代の大きな励みになる」と語る津田氏は、一方で女性医師に対しても、「オファーが来たときにぜひ受けてもらいたい」とエールを送った。

精神病床、各国平均の4倍 OECD、日本の遅れ指摘 「脱施設」進まず

2014-07-30 13:11:57 | 医療と介護

共同通信社 2014年7月28日(月) 配信

 先進34カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)は27日までに、各国の精神医療に関する報告書をまとめ、日本の精神科病床数はOECD平均の4倍で「脱施設化」が遅れていると指摘した。
 報告書によると、2011年前後のデータに基づく人口10万人当たり精神科病床数は、OECD平均で68床。それに対し日本は269床と突出しており、加盟国中で最も多い。
 多くの病床が長期入院者で占められていることにも触れて「患者の地域生活を支える人的資源や住居が不足している」と指摘。精神障害者に対する社会の認識を変える必要があるとした。
 年間の自殺率も、OECD平均の10万人当たり12・4人と比べて日本は20・9人と高く、「要注意」と警告。地域医療を担う全ての専門職に精神分野での能力を向上させるよう検討を求めた。
 報告書は、厚生労働省が今月決めた精神科病棟の居住施設への転換容認には触れていないが、エミリー・ヒューレット担当分析官は「どんな変更であれ、患者の意思が何より大事だ。病床削減は多くの国が苦労してきたが、長期入院の患者であっても支援態勢があれば、自立して地域で暮らせる可能性がある」と指摘している。

C型肝炎薬で15人副作用死…「田辺三菱」製

2014-07-30 13:10:54 | 医療と介護

読売新聞 2014年7月26日(土) 配信

■対象外患者に処方
 2011年に発売されたC型肝炎治療薬「テラビック」(一般名・テラプレビル)を服用した患者の4人に1人に全身の皮膚炎や肝不全などの重い副作用が起き、15人が死亡していたことが、製造販売元の田辺三菱製薬(大阪市中央区)などへの取材でわかった。
 発売前の臨床試験(治験)中から副作用の危険性が指摘され、重い肝硬変や肝臓がん患者は処方の対象外となっていた。しかし死亡例の多くで医師の判断で対象外の患者に投与されていた。
 同社によると、テラビックは11年11月の発売以降、昨年9月までの約2年間に1万1135人が服用、23%の2588人に重い副作用症状が出た。うち13人が肝不全や皮膚炎、腎障害などで死亡、さらに今年2月までに2人が亡くなった。いずれも薬の服用との因果関係が疑われた。
 テラビックは、治験中に重い副作用が頻発したため、厚生労働省は市販にあたり、同社に第三者委員会の設置を指示。同委による分析で対象外の患者への使用が判明した。
 同委の報告書によると、ある高齢女性は、過去に肝硬変と診断されていたが、医師が処方を開始。食欲減退などの症状が出たが、同じ治療を約3か月間継続。肝炎ウイルスは検出されなくなったものの、急性肝不全で死亡した。
 60歳代の男性患者は服用開始直後に皮膚の発疹などが現れ、いったん治った。ところが50日目に再発した後は悪化の一途をたどり、全身の皮膚がただれて亡くなった。同委は、副作用の兆候を見逃した疑いがある例と判断した。
 この薬は皮膚の状態を注意深く観察すれば、副作用の悪化が防げることが治験で判明。厚労省は処方可能な医療機関を肝臓病と皮膚病の専門医がそろう約800施設に限っていた。
 同社によると、死亡例以外でも、服用した人に副作用の兆候である皮膚の症状が現れたのに、専門医が重症化を防ぐ措置を十分に行わなかった例も目立ったという。薬の副作用に詳しい「医薬品・治療研究会」代表の別府宏圀(ひろくに)医師(75)は「専門医に限る対策が根本的な副作用対策にならないことは、過去の副作用被害でも明らかだ。今回の問題点を検討し、警鐘とすべきだ」と話している。
 テラビック 肝炎ウイルスの増殖を抑える飲み薬(1日3回)で、免疫を活性化させる治療薬の注射(週1回)と、抗ウイルスの飲み薬(1日2回)と併用する。昨年12月、副作用が少ない新たな治療薬が発売され、テラビックの使用量は減少傾向にある。


消費税負担見直しへ活動 医療界、10%判断にらむ

2014-07-30 13:10:11 | 金・パラジウム・プラチナ・銀の価格

共同通信社 2014年7月28日(月) 配信

 安倍晋三首相が消費税率の10%への引き上げを年末までに判断するのを見据え、日本医師会(日医)など医療界が税負担の見直しを求める活動を加速させている。医療機器の購入や施設の増改築などへの支払いでは消費税を負担しているが、収入に当たる医療費(診療報酬)は非課税で消費税分を受け取れないので、病院などにとって、その分が持ち出しになっていると主張。税率が上がれば負担がますます膨らむことに危機感が高まっており、日医は29日の与党税制協議会で抜本的な解決を求める意見を表明する。
 持ち出し解消は医療界にとって長年の懸案。だが具体的な見直し方法はまだ集約されておらず、仮に患者に一定の負担を求めることになれば、政治的な反発も予想され、解決へのハードルは高い。年末にかけて調整が難航しそうだ。
 日医の試算では、2014年度に医療機関全体の持ち出し額は2560億円に上る。横倉義武(よこくら・よしたけ)会長は18日に日本記者クラブで記者会見し「大きな政治課題だ」と強調。持ち出し分を医療機関に還付する案などを示した。
 これに対し、厚生労働省は消費税導入時と5%、8%への増税時にそれぞれ診療報酬を上乗せしてきたと説明し、表向きは「税負担は生じていない」という立場だ。ただ政府内にも「10%にもなれば、何らかの解決策が必要ではないか」との声がある。厚労省は高齢化がさらに進むのに備え、急性期病床からリハビリ病床への転換を促しているが、病院などが税負担を嫌って建物や設備の改修に消極的になりかねないと懸念している。

医聖・徳本の生き様描く…記録映画31日上映会

2014-07-30 13:08:10 | 医療と介護

読売新聞 2014年7月26日(土) 配信

 イボ取り神様として知られ、長野県岡谷市長地(おさち)の東堀尼堂墓地に墓碑がある医師・永田徳本(とくほん)の生き様を逸話や古文書で紹介したドキュメンタリー「医聖 永田徳本 1服18文」が完成し、31日に霊園近くの東堀柴宮館で上映会が開かれる。
 ドキュメンタリーを制作したのは、同市長地御所、岡谷映像サークル顧問柳沢康夫さん(71)。これまでに趣味で約30本のドキュメンタリー作品を手がけている柳沢さんが、郷土のことを知ってもらいたいと、自費で制作した。
 永田徳本は、戦国時代後期から江戸初期にかけての医師で出生地は諸説ある。甲斐(山梨県)に滞在した時期が長く、武田信虎、信玄父子の侍医だったと言われる。武田家滅亡後は首から薬袋をさげ牛の背に乗って諸国を回り、貧しい人々に無料で薬を与えたほか、どんな治療でも18文しか受け取らなかったとの話が残っている。研究者によると、当時、かけそば1杯が15文だったという。晩年は妻の実家がある岡谷に住み、118歳で没したとされる。
 作品は、1513年(永正10年)とされる生誕から田代三喜ら医者に学んだ時期、諸国を放浪していた時代、本草学にも精通していた徳本がブドウ栽培を指導した山梨県勝沼市の様子などをイラストと地図、現地映像などで紹介。貧しい暮らしながら、「1服18文」の生き様をフルハイビジョン映像で27分にまとめた。
 今に伝わる逸話も紹介。将軍徳川秀忠の病を治癒した時、報酬を受けとらなかったことや、医学書を盗もうとした使用人に薬草の種を持たせ、江戸の病人を治すよう諭したことなども盛り込んだ。
 上映会は、31日午後7時から。柳沢さんは「『徳本さま』として敬われ、自らに厳しく仁の心で戦乱の世を生き抜いた男の生きざまを見てもらいたい」と話している。

著名医師がエボラで死亡 リベリア、医師で初の犠牲

2014-07-30 13:07:28 | 医療と介護

共同通信社 2014年7月28日(月) 配信

 【モンロビアAP=共同】リベリア保健・社会福祉省当局者は27日、同国で最も著名な医師の一人であるサミュエル・ブリスベーン博士がエボラ出血熱に感染して死亡したことを明らかにした。エボラ出血熱で死亡したリベリア人の医師は同博士が初めて。
 ブリスベーン博士は発症後、首都モンロビア郊外の施設に搬送されて治療を受けていたが、死亡した。同博士は、リベリアのテーラー元大統領の医療顧問を務めた経験を持ち、現在は同国最大の病院であるジョン・F・ケネディ医療センターでコンサルタントに就いている。
 同省当局者によると、別のリベリア人医師もエボラ出血熱に感染し、ブリスベーン博士が死亡した施設で治療を受けているが、容体は日増しに悪化しているという。

エボラ出血熱 ナイジェリアで感染者

2014-07-30 13:02:36 | 医療と介護

毎日新聞社 2014年7月26日(土) 配信

 ナイジェリア政府は25日、最大都市ラゴスで入院中の男性がエボラ出血熱で死亡したと発表した。西アフリカのギニアから始まった感染はリベリア、シエラレオネに広がっているが、ナイジェリアで感染者が見つかったのは初めて。ロイター通信によると、死亡したのは40代のリベリア人男性で、20日にラゴス空港で倒れ、市内の病院に隔離されていた。エボラ出血熱は確実な治療法がないうえ、致死率が50~90%と極めて高い。今年2月以降の死者数は660人で、過去最悪の感染拡大となっている。【ヨハネスブルク】

「自分自身に絶望感か」 事件の特異性に識者

2014-07-30 13:00:27 | 阿部和弘主管の歯科医院経営クラブ

共同通信社 2014年7月29日(火) 配信

 長崎県佐世保市で同級生を殺害した容疑で逮捕された女子生徒(16)は「人を殺してみたかった」と供述しており、遺体の首が切断されている点など事件の特異性が際立っている。識者に受け止め方を聴いた。
 「純粋に人を殺してみたいという欲求と、人生や自分自身に対する絶望感があったのかもしれない」。新潟青陵大大学院の碓井真史(うすい・まふみ)教授(社会心理学)は分析する。
 さらに「恨みや金銭という動機がない『純粋殺人』は大人に多い。今回は容疑者が少女だったという点に衝撃を受けた」と話した。
 一方、立正大の小宮信夫(こみや・のぶお)教授(犯罪学)は「母の死をきっかけに、母親がいる被害者に憎悪を募らせた結果の抹消願望と、快楽殺人の混合型に至ったように見える」と指摘する。
 1997年に起きた神戸市の連続児童殺傷事件の加害少年が、祖母の死をきっかけに精神的に不安定になったことを挙げ「思春期の子供にとって、身近な人の死は大きな影響がある。周囲の大人が子供の視点で気を使うべきだった」とした。
 元家裁調査官の佐々木光郎(ささき・みつろう)・静岡英和学院大非常勤講師(少年非行論)は「勉強面などで親の期待に応えたいという思いが強かったのではないか。ありのままの自分を表に出せず、母親の死などで抑え込んだものが爆発した」と、教育や家庭の環境の影響を指摘した。
 生徒の供述にも着目し「他人への共感性が乏しい。他人とうまく交われず、第三者から見ればささいな原因がきっかけだったのではないか」と動機を推測した。

金・パラジウム・プラチナ・銀の価格

2014-07-30 12:33:23 | 金・パラジウム・プラチナ・銀の価格
小売価格  金 4,651円   パラジウム3,245円  プラチナ5,316円  銀 76.03円
(前日比小売価格) -3円   +11円         -6円       +0.11円
買取価格金  金 4,566円   パラジウム 3,083円  プラチナ5,188円  銀 71.93円
(前日比買取価格) -3円   +10円         -5円       +0.11円

連載「受けとめる力」1)沼田利根

2014-07-30 06:53:23 | 受けとめる力
人は使命を終えて死ぬ

人生の途上には、「私の原点」「私の転機」「私の出会い」「私の師」「私の人生」とも表現すべき事象、忘れえぬことがあるものです。
人は少なからず、出会った人から影響を受けます。
人は生まれて初めて出会うのは、母であり父であり、いわゆる肉親です。
私の場合は産婆さんもその一人であったと思うのです。
妹が生まれ、次いで弟が生まれた時に、母親からその産婆さんの存在を紹介されました。
「不思議なくらい、泣くかなかった赤ちゃんだったね」と産婆さんは5歳の私の頭を撫でながら言いました。
泣かなかった私は、母が67歳の時にがんで亡くなった時も泣かなかったので、通夜の席で家人から「悲しくないの?」と言われたものです。
親の死をどのように「受けとめるのか」ですが、当時、友人が言ったのです。
「人は使命を終えて死ぬんだよ。君のお母さんは使命を終えて亡くなったんだ」
「そうなのか!」と私はその友人の言葉に感動すら覚えました。







日本人の低栄養化に警鐘を鳴らす柴田博さん 「時の人」

2014-07-30 06:29:40 | 医療と介護

共同通信社 2014年7月29日(火) 配信

 「日本人の摂取カロリーは戦後間もない時期より少ない」。ダイエット志向、メタボ健診導入によるカロリー制限。進む低栄養状態に警鐘を鳴らす。長年の研究成果「なにをどれだけ食べたらよいか。」(ゴルフダイジェスト社)を出版した。
 中高年以上の食事では食べ過ぎによる過剰栄養に注意が向けられがちだが、「健康常識を一度疑ってみては」と呼び掛ける。
 2011年の日本人の摂取カロリーは1日1840キロカロリーで、1995年より1割減り、終戦直後の50年より下回る。特に若い女性や子どもの減り方が深刻だという。「タンパク質や脂肪、必要なカロリーを取っていないと、病気にかかりやすく、死亡率が上がる」
 医師として東京都養育院付属病院(現・東京都健康長寿医療センター病院)に勤務していた72年に、100歳以上の食事内容を調査。すると「皆、肉などの動物性食品を食べ、野菜ばかり食べている人はいなかった」
 老年医学の立場から「高齢者こそ肉を食べよう」と声を上げた。しかし、高齢者はあっさりした食事をという時代。ここ数年、やっと耳を傾けてくれる人が増えてきた。
 日本が長寿国になったのは、和食と動物性タンパク質をバランスよく食べたからと主張する。
 心配なのは40代、50代の男性がメタボ健診などの影響でカロリーを急に減らしていることだ。やせすぎはやや太っているより死亡率が高いともいう。人間総合科学大教授で教壇にも立つ。札幌市出身の77歳。