それでは、伽藍を後にして、奥の院へと進みます
標高800mとはいえ、この日はピーカン 暑いです
ただ時折、梢を引き渡る風が心地よく、清涼剤となって、歩く元気をチャージしてくれます
アジサイが強い日差しの中、咲いていました。
花を見て、ちょっと休憩
高野山真言宗の総本山、金剛峰寺まで来ました
ちょうどここが、山上のほぼ中央になるそうです
金剛峰寺は、静かだけど、威厳がある佇まいです
彩が少ないので、ここが修行の場、祈りの場だということを実感させてくれます
(金剛峰寺は古い木造の建物で、私の腕では、どうにもこうにも写し切れなかったので、写真はありません)
その代りと言っちゃ申し訳ないのですが、お寺の前でお出迎えしてくれていたユルキャラのこうやくんをパチリ
こうやくん、キャワユイです
お隣に、顔出し用のがあって、こうやくんと2ショットが写せるようになっていたのですが。。。
この高さに顔を出すのって、どんな人?どんな体勢になrって顔を出すの?
さすがの私も、ちっぽけな羞恥心が邪魔をして、チャレンジすることができませんでした
奥ノ院は、高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地です
一の橋から御廟までは約2キロ
その2キロの間に、巨木の杉木立がうっそうとしています。樹齢400年のものや千年を超える木まであるそうですよ
苔と樹木と木漏れ日と、蜩のカナカナという鳴き声だけが響く参道
参道の横には、戦国武将たちのお墓があり、ここには何百年と変わらぬ景色、時間が流れていることを感じます
神秘的で、1歩1歩聖域に近づいている感じがします
一の橋→中の橋→御廟橋 御廟橋 を渡ると聖域に入ります
御廟橋のたもとにある水向地蔵さんたち
御廟橋を渡ると、いよいよ弘法大師の霊廟の建物が見えます。ここから先は、弘法大師さまの聖域として、一切の撮影と飲食が禁止されています。
御廟の前にある燈籠堂 ここは、私たちに許された拝堂です
参拝者の献じる吊燈籠が、たくさん揺らめいていて、とっても綺麗でした
自然と手と手を合わせ、頭を垂れる、そんな場所です
神聖な場所とは、こういう所なんでしょうね
読経が聞こえ、その声がする方へ行ってみますと、地方からの団体さんが参拝されていて、高野山のお坊さんがお経を唱えていました
私たちも、その団体さんに紛れて、お経を聞いていました
何かが体の中からスーッと、フワッとなる感じ
お参りを済ませた私たちは、頌徳殿へ立ち寄りました
ここは無料の休憩所 セルフサービスのお茶を戴くことができます
グツグツ煮えたぎったお茶を、柄杓で茶碗へ 飲み終わった茶碗は、流しで洗ってお返しします
ここでの、アツアツ火傷をしそうなお茶の美味しかったこと
もちろん熱いので、ゴクゴク飲むことはできません
ゆっくり少しづつ 暑い時には冷たいものではなく熱い物を。ナルホドです
それでは、そろそろ帰りますね
蜩 カナカナカナカナ
般若湯は、お風呂屋さんではありませんよ
お寺では、お酒の事を般若湯と呼ぶので、酒屋さんの看板には、般若湯(はんにゃとう)の文字が