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星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

細坪基佳40周年スペシャルコンサート~3

2014-09-26 13:47:43 | 細坪基佳

大きなステージには、いまは珍しくなった幕が掛かっていました

幕の前には・・・、ステージの右端に坪さん愛用の椅子とギターが、そして左端には、エレクトリックバイオリンがスタンバイ

 

そろそろ開演の時間だというのに、一向に席は埋まりません

開演時間の16:30は過ぎましたよ

みんなー、早く座ってよ~ みんなが席につかないと、コンサートが始まらないよーー

16:35 やっと予備ベルが鳴りました

席に座っても、みんなのおしゃべりの声が止みません

見た目は、オジサンオバサンなんですけどね、どの顔もどの顔も笑顔で 皺もあるし頭だって・・・なのに、少年少女に見えるから不思議ですね

もうホールが、大同窓会状態です

賑やかな弾んだ声を、坪さんは袖で、どんな風に聞いていたんでしょうね

 

16:45 開演を告げるベルが鳴りました

右端に立てかけてあったギターにスポットライトが当たり、反対側の左端から蝶ネクタイ姿の坪さん登場

ウォーーという歓声と盛大な拍手

蝶ネクタイ姿の坪さんは、私的には超ラブリー

七五三の子どもの様な、場末のキャバレーの司会者のような。。。

もう、その一張羅姿から、この日の坪さんの意気込みがヒシヒシと伝わってきました

 

細坪全国から集まってくれたみなさん、今日は長くなるけどいい?

もちろん、そのつもりですよ もう、思う存分、歌ってくださいな

 

15分遅れで始まったコンサートですが、私はてっきり客席の着席が遅くなったのが原因かと思ったのですが、リハーサルが伸びたっていう説もあるらしいです。真相はどちらかしら どっちでもいいんですけどね

 

 

細坪40年前に北海道から出てきました。21歳でした。この歌を歌うと、当時を思い出します

そういって、この記念すべきスペシャルコンサートの1曲目に細坪さんが選んだのは、『ふきのとう』の初期の作品朝もやの中

細坪さんのギターでの弾き語りだったのですが、アレーッ、私にはギターの伴奏と坪さんの音程がバラバラに聞こえたのですが、それって。。。気のせいかしらね

sUnさんなんて、「ツボさん、緊張してる?」って私に訊いてくるけど、そんなん知らんがな

途中からツルさんのバイオリンが入って、幕には木立のシルエット

朝、冷たい空気が入り込むと朝もやが発生しますが、坪さんの故郷の沼田も、きっと朝もやが発生しやすい所なんだろうな~

私の住んでいる大阪でも、靄がかかりますが、その靄はちょっとこの歌の雰囲気とは違う気がします

 

 

ツルさんが、おもむろにポケットからリコーダーを取り出して。。。

バイオリニストのツルさんですが、細坪さんのコンサートでは、マルチプレーヤーに変身

色々な楽器で色々な音色を奏でるだけでなく、その音色が色々な時代にひとっ飛びさせてくれます

そう、ツルさんは、私にとってはドラエモンです

夕暮れの街

ツルさんのリコーダーで始まり、イントロで幕が開きました

ステージには、夕暮れ時を思わせるオレンジ色の照明

細坪:この歌は、プロになるきっかけを作ってくれた歌で、山木さんが「ツボ、この歌、唄って欲しいんだけど」って言ってきて、それを全道大会で歌って優勝して 俺は、スッゴイ綺麗な曲だな~って思ってて、白い冬でデビューしたけど、心のデビュー曲は、この歌なんだ

 

私は、この歌を聞くと、路線バスのテールランプ、バス停で停車している時のウィンカーのチカチカ、もしくは市電の山鼻あたりの風景が浮かんできます

 オリジナルアレンジとほぼ同じタイミングで聞こえたリコーダーの音色が、本当に一気にあの時代、私が当時住んでいた札幌、そしてまだ少女だった私の時代に連れて行ってくれました

 

細坪:今日は、一人で普通の人の倍くらい歌うからね(「覚悟しいや」とは言わなかったけどね) 中盤にはゲストが登場します。ここでお約束、ゲストが歌っている時に席を立たないでね

おトイレ休憩タイムがあると期待していたのですが、ひょっとして。。。

どのタイミングで席を立つか思案どころです。

(途中、みなさん絶妙なタイミングで、立っていましたが、自分の席がわからず迷子になっている方が多ございました。私の場合は、sUnさんが目印になっていたからね どんな暗がりでも、そこだけ薄く明かりが

 

 細坪:札幌の中島体育館(←この体育館について、坪さんはどーでもいいようなプチ情報を延々と喋りました。誰も止めないので延々とね 私は割愛させていただきますが、プロレス絡みの話です)で、フォークコンテストがあって、俺、すっごく気持ち良く歌ってサ 歌い終わったらフラフラっと外に出て、公園の小川の横で寝ちゃったんだよ

ヤバイって起きて、会場へ戻ると、みんな帰るところでさ。すれ違う人が俺に「おめでとう、おめでとう」って言うわけよ。楽屋では山木さんとSTVの竹田さん(ディレクター)が待っていてくれてサ。もう鬼みたいな顔して怒られたさ

 

坪さんは、この時寝てて見た夢が、デビューして今まであんな事やこんな事をして、サンプラザでこうして歌っていることで、それがパッと夢から覚めて。。。な~~んて話をしましたが

もしも、本当に夢だったなら。。。なんてね

 

 この日のお客さんはもちろん、坪さんを応援してきたファンは、坪さんから「ボクの友だち」って呼んでもらえました

ツルさんの軽やかなアコーディオンの伴奏で、君は僕の友だち

スタンドマイクで手振りをしながら歌う坪さんは、とってもプリティーでしたよ

いつもは男性陣によるコーラスの中で、この日は紅一点・由利子さんがいらして、由利子さんによる女声コーラスが、とっても新鮮に聞こえました

 

 


細坪基佳40周年スペシャルコンサート~2

2014-09-26 13:10:02 | 細坪基佳

それでは、9月20日 東京・中野サンプラザホールで開催された『細坪基佳40周年記念スペシャルコンサート~人生の詩~』の思い出をダラダラと語ってみます

 

ダラダラとはいえ、いつものペースで語っているといったいいつ終わるんだい?ってくらい長くなってしまうので、いつものペースよりはサクッといきますよ

何せね、4時間半強も演奏していたんです

開演時間が16時半~ってことから、「あ”-、長くなりそうだな~」って察していたんですけどね

 

羽田から中野へ

久しぶりの中野駅は、少し変わっていて少し綺麗になっていました

まずは、スーツケースをコインロッカーへ入れようと思ったのですが、駅周辺で見つけられず

ひょっとしたらホールにあるのではとの期待を抱いて、サンプラザへ向かう事にしました

ゴロゴロとスーツケースを引きながら、お天気は。。。

時折、空からポツリ ポツリ と、雨オトコの坪さんらしいお天気です

 

中野サンプラザ、とうちゃこ~~~

 

まだ15時少し前だというのに、もうファンの方々が集まっていましたよ

当日券の販売が、15:30~とのことで、その当日券を求めて来ている人もチラホラと

大阪のフェスティバルホールの赤い階段には、少し見劣りしますが、サンプラザの赤い階段もテンションが上がります

 

さて、コインロッカーですが、サンプラザホールのロビーにありました

そこに荷物を入れて、身軽になった私とsUnさん さて、これからどうしましょう

 

sUnさんはね、中野へ来たら、寄ってみたかったカメラ屋さんがあるとかで、まずはカメラ屋さんへ

そして、その後に、中野のサンモール商店街へ

 なんと、この商店街、224mもあるんですってよ

 

屋根がついているので、雨が降っていてもダイジョウ

色々なお店が並んでいて、見てるだけでも、とっても楽しいです

 

さてと・・・、まだまだ開場の時間までは、かなり時間があるのですが、このワクワクを止めることができません

早く会場に行ったからといって、何もすることはないのですが、どこかでお茶でも飲んで時間をつぶすという気にもならず、サンプラザへ向かいました

サンプラザにはね、私と同じように、ソワソワとして元少年少女たちが、沢山集まっていましたよ

当日券売り場にも列ができていて (←これは喜んでいいことか。。。

う~ん、この待ち時間に、外で記念グッズを販売してくれていたら良かったのにな~~ナンテネ

 

 

いよいよ開場です

赤い階段を昇って、わぁーーーー たーーーくさんのお花が並んでいました

坪さんのお仕事の先輩・同輩・後輩の皆様、全国のイベンターの方々、それに故郷の方々や、友人知人、ファンの方とかね、も~~沢山の人たちからのお花で

なんだろな、そのお花を見ているだけで、涙がポロポロ流れてきました

私は、坪さんの友だちでもないし、親戚でもないのにね

普通ならロビーに飾られるようなスタンドのお花ではないようなお花も、テーブルを並べて飾られていたところに、坪さんや坪さんのスタッフさんの気持ちが表われて気がしました

 

さて、記念グッズなんですけどね、色々な種類があるようなんですけど、すっごい長蛇の列で

記念グッズとして、どんなものがあるのか、事前に品定めができないので、とっても時間が掛かっている様です

何か欲しいなぁ~っと思っていた私ですが、そのあまりの混雑ぶりに、早々に離脱しちゃいました

だって、こんなところで、体力を使っていたら、これから始まる長丁場に耐えられそうにありません

体力に自信のない私は、ひたすら体力温存に努めます

 

グッズ売り場がごった返している中、ホールに入りますと。。。

まだ着席している人が少なく、空席ばかりです

本当に、ここが埋まるのかしら

ステージなんて、いつも見慣れているステージの何倍も大きいです

 

何度も参加しているサンプラザのホールですが(ゴメン 坪さん以外でネ)、こんなにここが大きく広く感じたことは初めてです

ここが、フォークやポップスをやっていた人たちの聖地と呼ばれていた所なのね

『ふきのとう』も、ここでコンサートをやっていたのね

 

私がまだ北海道で少女をしていた頃、東京へコンサートに参加するために出掛けるなんて思いもよらない事でした

だから、『ふきのとう』が野音や武道館でコンサートをしたって聞いても、どこか私の知っている『ふきのとう』とは別物、他人事のように感じていたものです

 

その聖地での細坪さんの40周年コンサートは、まるでタイムスリップ

私が夢のまた夢と思っていたコンサートへの時間旅行が、いま始まろうとしています