星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

冬銀河/ふきのとう

2009-01-14 19:31:15 | ふきのとう
二晩続いた強い風も止んで、今日の日中は穏やかでした

あの強い風のことを、「鈴鹿おろし」と呼ぶんでしょうか。

コンビナートの煙突のけむりが真横に流れていました。

その風に雲も流されて、きれいな月とが見れました


大きなオリオン座、煌くシリウス、そしてプロキオン。
冬の大三角形だけでなく、澄んだ夜空にはたくさんの星が瞬いています

たぶんをこらすとアルデバランも見えるはずなんだけど、何せ冬の星空観測は寒い


でも秋に比べて冬は星座が華やか 今は月明かりがチョット邪魔なんだけど、それでもやっぱり見ちゃいますね


今朝は、sUn(旦那)さんが日帰り出張の為、朝4:50に起きました。

外はまだ真っ暗。新聞を取りに行った時、まだ月も星も出ていました


清少納言の「枕草子」に“冬はつとめて(早朝)”ってあるでしょ

深夜より早朝の方が静かで暗くて、星の瞬きの音が聞こえてきそうでしたよ

今日は1日に2度も星を見れて得した気分です。



寒い寒い冬の夜空の歌といえば、「冬銀河/ふきのとう」


私、地味な歌だけど、とっても好きな歌です
それにとっても“ふきのとう”らしい歌だと思いませんか?


冬銀河   作詞・作曲/山木康世

 冬の朝の窓辺に風を送る 春の香りする おはようの風


坪さんの透明感ある歌声に、冷たい大気と凛とした清々しさを感じます



幸せになりたいね ほんの少し 贅沢も少し 今より少し

Di・・・・・Di・・・・・


今月の新月(月齢0)は1/26です。
寒い空を流れる 冬の銀河を見て、大切な人のために祈ったり、夢を送ったりしてみませんか

小さき者へ/有島武郎

2009-01-14 18:05:05 | Weblog
昨日、馬場さんの「小さな頃のように」を聞いていたら、突然 「小さき者へ/有島武郎」を読んでみたくなった。

“小さ”だけしか合ってないやないかい

そんなことはどうだっていいんだよ

あの本、どこへいったかな 探してみたけど見つからな~い


こ~んな時、PCって便利だね 検索したら出てきました



「小さき者へ」は有島1955年の作品で、いまから50年以上も前ですね。

3人の小さな子どもを残して、妻が先立ちます。
妻の闘病で有島は「夫・親・仕事」の三役をすることになります。

母親が亡くなった子ども達へ、有島は父として手紙のようなものを綴ります。


私がこの短編を読んだのは、たぶん中学生の頃です。

つまり、子どもの目線で本を読んでいた訳です。

子ども目線ということで、家族の歴史、もしくは若き有島(父)の様子に目を奪われていたのではと思います。


でもね、人の親となってこの本を読むと、また味わいが違うのね

子育てに悪戦苦闘する有島の姿に、自分の若かりし頃をだぶらせ、子ども達との最期の別れを覚悟した若い母親の気持ちが痛い程よくわかって号泣しました。



 小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
 行け。勇んで。小さき者よ。


子ども達が生まれた時から、子ども達には私達を踏み台にして高く遠く飛び立って欲しいと思っていましたが、改めてこの本を読んでみてあの時の気持ちに出会ったような気がします


まだまだ、私は覚悟が足りないようで、子どもと一緒に明日に躊躇することがあるみたい


もっと、デ~ンとした肝っ玉母さんになりたいぞ

きっかないオンナなんだけど、肝心なところがダメなんだよなー 頑張んないとな