立春の節気が終わると次は雨水、今年は19日から。
雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる季節です。
それが過ぎると、啓蟄・・・虫が地中から這い出してきて、やがて春分。
二十四節気をさらに3つずつに分けた七十二候もあるそうです。
雨水でいえば、土脉潤起、霞始靆、草木萠動の3つ。
雰囲気は何となく伝わりますが、難しくて読めません。
これら二十四節気は、陰暦とつながっていると思っていましたが、そうではなさそう。
陰暦だとしたら、もっと季節感がズレてくるはず。
実際には太陽暦をもとに、春夏秋冬の季節をさらに細かく分けたといいます。
それでも多少の季節感のズレがあるのは、もとが中国の気候から来ているため。
なるほど、大陸性気候と島国性、いや海洋性気候の差というわけでしょうか。
四季の移ろいに敏感なのは、日本のほうかと思っていましたが、これまた輸入文化。
何年か前、日本版二十四節気を作るという話がありました。
それを思い出して、その後、あんまり聞かないな、知らないでいるだけか・・・。
言い出しっぺは日本気象協会。
きっかけは、小満とか芒種といった節気の認知度の低さ。
立春や立秋はほとんどの人が知っているが、それらは1割未満の人しか知らない。
雨水は、梅雨の頃の節気と勘違いしている人も多いそうな。
で、日本版づくりはどうなった?
俳句界などからの反対で諦めました、二十四節気の解説づくりに方針転換します、と気象協会。
その結果、できたのがこれなのでしょうか? http://www.tenki.jp/suppl/entries/5/