命、イノチのことを英語で何というのか?
なぜだかひょいとそんな疑問が浮かんで、調べて見たらlife・・・・。
もうちょっと違う単語を想定していたのでちょっと拍子抜けしました。
命はlife、人生もlife、生活もlife。
命あっての物種、命がなければ生きていけない。
生きる、生活する、暮らす、となれば、動詞だからliveになり・・・・うん、なるほど。
人の命は地球よりも重い。
もちろん比喩、極論で、それほど命は大切といいたいのでしょう。
でも、命は鴻毛より軽い、と思わせることが現実には多々あります。
そのギャップは何なのでしょう?
女子高生が同級生を殺した事件の時、学校関係者の言葉が印象的でした。
命は一つ、他には代えがたい、だから大切に、そう教えて来たのに・・・・と。
ほんとに代え難いのは、命ではなく、生きることであり、人生ではないのか。
その人生は、生まれた時から死ぬことを運命づけられている。
尽きるべき命が大切なのではなくて、どうやって尽きていくかが大事なのではないか。
「生きる」という映画のラストシーン。
命短し 恋せよ乙女 赤き唇 褪せぬ間に・・・・と主人公が公園のブランコでうたいます
熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は ないものを。
事なかれの役人だった主人公が、ガンを宣告され、地域のために公園を作るために闘う。
そんな話でしたが、人生は短く、また、人心は変わりゆくものである。
だからこそ、その時々を悔いなく生きよ・・・・その想いを、命短し、に託したのでしょうか。