ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

パソコン学習サポートで大事なもの

2012-10-07 | 日記
rei-note

何事でも人にものを教えることはたいへん難しいですね。
とりわけ初心者に教えることがもっとも難しく、パソコン教室も例外ではありません。
受講生は講師を選べないのがふつうですから、それだけ講師の責任も重くなります。
意外と忘れがちなのですが、パソコンを好きなるのも嫌いになるのも講師によるところ大なのです。

講師の側も経験が浅いとそのあたりがまだよくわかりません。
自分が知っていることを教えればそれでいいのだと軽く考えてしまいます。
でも、パソコン学習を手助けするためにはパソコン・スキルよりもっと大事なものがあります。
それはコミュニケーション・スキルです。

これが講師に欠けていると、独りよがりの一方通行だけのレッスンになります。
それでも講師は自分の知識を披瀝したことで自己満足に浸ることができるかもしれません。
可哀想なのは生徒さん、顧客満足度ゼロどころかマイナスの状態です。
パソコンの知識やスキルは溜まらず、不満とストレスだけが溜まります。
お金を払って訳の分からない講義を聞かされて、冗談じゃないわよ、と。

こういう講師は、往々にして教えている自分に酔うという状況に陥いってしまうようです。
受講生の心情に思い至ることなどできず、やがて怒った受講生が席を蹴って教室を出て行く。
講師もやがて不良講師という評判が立って心ならずも団体から出てゆく。
いまは栄華を極める(ウソです)私たちの教室の歴史にも、そんな悲惨な過去が幾度かあったのです。

教室繁盛のためにはCS(顧客満足度)を高める努力が欠かせません。
そのもっとも基本的な要素が私たち一人ひとりのコミュニケーション能力にあるようにも思います。
パソコンという道具も、諸刃の剣、使い方によってディスコミュニケーションのツールになる危険性もあります。
一人だけの暗い世界にハマらず、時に世間話、茶飲み話、井戸端会議に花を咲かせることも必要でしょう。


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