ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

まさかゴジラ映画で泣く日が来るとは ~ ゴジラ -1.0 ~

2023年11月04日 | 映画

 昨日は夜勤明けでしたが、8時に仕事の引継ぎを終えたらすぐに着替えて愛車で映画館に向かいました。
 夜勤で少し眠たかったのですが、どうしても観たい映画の公開初日だったので仕方がないです。ネタバレを防ぐためには早く観に行くに限ります。

 さて、昨日観た映画は9月11日に不安な気持ちを記事にした山崎貴監督の『ゴジラ -1.0』です。主演は9月末までNHKの朝ドラの『らんまん』で夫婦を演じていた神木隆之介さんと浜辺美波さんの演技上手のお二人です。

 結論から書きますが、私の評価は☆5つです(☆5つが最高)。
 本作の昭和20年代の戦中戦後を舞台にした物語や登場人物達の行動や言葉に対して賛否が分かれる作品だと思いますが、私は好きです。『ガメラ2・レギオン襲来』や『シン・ゴジラ』にクレームを上げていた人達は本作も嫌いだと思います。

 感想に関しては2016年7月30日に記事にした☆5つの評価をつけた『シン・ゴジラ』と重複する部分が多いのですが、『シン・ゴジラ』が物語の進み方のテンポの良さが際立っていたのに対し、『ゴジラ -1.0』は神木さん演じる主人公の人間ドラマの出来の良さが際立っていました。同じ☆5つの評価のゴジラ映画ですが、一番感動したポイントが違うのは面白いですね。庵野監督と山崎監督の作風の違いですかね。

 怪獣映画では人間パートが重要だと私は常々思っているのですが、本作はゴジラが他の何かに変わったとしてもちゃんと成立するくらい物語の軸がしっかりしていました。これは舞台を昭和20年代の戦中戦後に設定したおかげでしょうね。山崎監督が描くのが得意な時代ですね。
 ただし、「人間のドラマなんてどうでもいいんだ。怪獣をたくさん出せ。」と言う人にはかったるく思えたかもしれません。ここは賛否が分かれる部分だと思います。海外のゴジラファンにウケるかどうかも微妙ですね。

 ちなみに、本作のラストで私は感動して涙を流してしまいました。まさか私がゴジラ映画で泣く日が来るとは思っていませんでした。伏線がバレバレだったのでラストの展開は予想出来ていたのですが、実際にそのシーンを見てしまうと泣いてしまいました。私も歳を取りましたね。映画館で鼻をすする音があちこちから聞こえていたので、私以外にもラストで涙した人は複数いたみたいです。

 怪獣パート(特撮パート)に関しても文句なしです。さすがは株式会社白組、いつも良い仕事をします。

 もう一方の主役のゴジラに関しては、『シン・ゴジラ』のゴジラも怖かったのですが、本作のゴジラの方が更に怖いです。容赦なく人間を襲いまくるシーンが多数あるので「これって小学生以下は鑑賞不可じゃないの。」と上映中にずっと思っていました。祝日だったせいか小さなお子さんを連れた親子連れが複数いたので心配になってしまいました。直接的なグロ描写はありませんが、神木さん演じる主人公のように夢の中でゴジラにうなされる人も出そうなゴジラの怖さでした。

 あと『ゴジラVS人間』の描写も素晴らしかったです。『シン・ゴジラ』は地上戦がメインでしたが、本作は海上戦に多く時間が割かれています。私はゴジラ映画を全て観ているわけではありませんが、ここまで海上戦を描いたゴジラ映画は初めてじゃないんですかね。泳いでいるゴジラに船が追いかけられるシーンは観ていて斬新でした。『ジョーズ』みたいでしたね。


 以上、公開初日の初回に観ることができた『ゴジラ -1.0』の感想でした。お薦めできる一本です。

 浜辺美波さんに関しては『らんまん』では神木さんとW主演みたいな感じでしたが、本作では出番が少な目でした(アクションシーン有)。少し残念でしたが、相変わらずスクリーン映えする女優さんなので、今後も映画に出続けて頂けるとありがたいです。

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