意外な結果 ～ 第二種電気工事士 筆記試験 自己採点 ～

　一昨日の日曜日に、第二種電気工事士の国家試験の１次試験（筆記試験）を無事に受験して来ました。

　当日は13時に試験開始だったのですが、最後の最後まであがきたかった私は、11時30分には試験会場の教室に入って最後の確認作業を行なっていました。まだまだ完全に覚えきれていない事柄があったので直前まで勉強するのは当たり前なのですが、いつもは腹をくくるのが比較的早い私がここまで粘るのは珍しいことです（性格が変わったのか？）。

　そんな状態の中、時間通りに始まった試験ですが、今回の試験問題は私の予想がはずれることばかりだったので、15時の試験終了と同時にシャープペンを机に置いた時には半分放心状態でした（大多数の受験生は開始後１時間で途中退出していました。最後まで粘っていたのは数人だけ）。とにかく、

　・私が得意とする分野の計算問題が１つも出なかった。
　・過去10年間の試験で出なかった問題がいくつも出た。
　・過去10年間の試験で最も複雑（情報量の多い）な図面が出た。
　・見たこともない電気製品の写真が出た。

と言った感じで、私が「確実に正解している。」と思って答えた問題は、全50問中で15問だけでした（１問２点×50問＝100点満点）。これだと合格基準点の60点の半分の30点です。いくら４択のマークシート形式の試験とは言え、答えに100％自信が持てない問題が全50問中に35問もあったら凹みます。
　その上、終了して参考書をチラっと見ただけで、確実に間違えているのが判った問題も５問ありました。そんな状態だったので、帰りのバスの中も家に帰った後も完全に気持ちがブルーになっていました。晩飯に食べたカツ丼は味がしませんでしたね。


　そして、一夜明けた昨日の月曜日。
　この日は早くも試験の解答が発表される日です。問題用紙は持って帰っているので、答えが判れば問題用紙に写した自分の解答と見比べて自己採点ができます。運命の１日の始まりです。

　いつも通りに職業訓練学校に行くと、既にネットで解答をダウンロードした同級生が来ていて一緒に答え合わせをすることになりました（この時点で公開されていた解答は第三者の出版社が出していたモノで、主催者側が出した正式な解答ではありませんでした。結果的には、その後に主催者側が正式に出した解答と全く同じでした）。

　試験結果に自信のない私は、結果を知りたい気持ちと、結果を先延ばしにしたい気持ちの２つが同居していたので正直複雑な心境でしたが、そんな私の気持ちを知るはずのない同級生はお構いなしに解答を１番から読み上げました。
　そして、予想に反して１問目から「正解。」「正解。」「正解。」と続いた私の正解の数は最終的に、

　『50問中41問＝82点』

でした。私の不安な気持ちを大きく裏切る高得点でした。意外過ぎる結果でしたね。今回も違う意味で放心状態になってしまいました。何度も書きますが本当に意外な結果でした（他の同級生の中には100点満点や90点台を取った人間がいたので私の82点は普通の点数でした。みんな凄いですね）。


　と言う事で、第二種電気工事士の国家試験の１次試験（筆記試験）は無事合格できたようです。
　主催者側の合格者の正式発表は７月５日なので、あくまでも自己採点での話なのですが、２時間の受験時間の中で、何度も何度も記入ミスや転記ミスがないかを私は確認しまくっているので合格は間違いないと思います。これで７月末に行なわれる２次試験（実技試験）に挑めます。

　最後に、いま思っているのは自分で言うのは変なのですが「努力って報われることもあるんだなぁ。」と言うことだけです。
　２ヶ月間ちゃんと勉強した事で、自分では判らないうちに自力がついていたようですね。コツコツ頑張ると良い事があるのをこの歳で再認識しました。この調子で再就職まで頑張ります。とりあえず一息つけたのでホッとしています。